
芝刈りや除草作業などといったお手入れも必要なく、比較的維持のしやすい人工芝を張りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。庭に芝生があると見た目もきれいで、さわやかな印象になります。
しかし人工芝は、張るときにポイントをおさえておかなければ虫の発生を引き起こしてしまうことがあるため注意が必要です。
このコラムでは、人工芝のデメリットである虫の発生がなぜ起きるのか、またどのように対策すればよいのかを紹介していきます。ポイントをおさえ、人工芝を快適に使ってみてはいかがでしょうか。
目次
人工芝のデメリット=虫!?
人工芝は1度設置するとほとんど手入れがいらないので、忙しい人の庭づくりにも重宝されています。しかし、人工芝のデメリットとして虫がわくことを心配されている人もいるようです。便利な人工芝ですが、なぜ虫がわいてしまうことがあるのでしょうか。
人工芝に虫がわくと言われる理由
ナメクジやダンゴムシといった虫たちは、ジメジメとした環境が大好きです。人工芝や下の土壌に湿気がこもってしまうと、そういった虫は発生しやすくなってしまいます。
湿気の大きな原因となっているのが、人工芝を張る事前事後の準備不足です。人工芝そのものの水はけが悪い場合や設置前に地面の水はけを改良していないといった場合、湿気がこもりやすくなるのです。
また、人工芝を敷く場所に雑草や落ち葉が残ったままだと、虫がエサを求めて集まってくることも充分に考えられます。ほかにも、人工芝の上にたまった落ち葉などに虫が集まる場合もあることでしょう。
これらを確認すると分かるように、人工芝そのものに虫がわいているというわけではありません。人工芝を敷くときに準備をしなかったり管理を怠ったりすることで、結果的に虫が寄り付きやすい環境になってしまうパターンがほとんどなのです。
人工芝で虫を発生させないようにするためには、適切な準備と適度な掃除により、虫が好む環境をつくらないことが大切になるでしょう。
人工芝の虫対策につながるポイント
それでは、人工芝のデメリットである虫対策として、具体的にどのようなことをおこなうべきなのでしょうか。ここからは、詳しい対策ポイントを紹介していきます。
人工芝の水はけをチェック!
水はけのよい環境を整えるためには、人工芝そのものの水はけを確認します。裏面が格子状のものや、穴がたくさんあいている人工芝を選ぶのがおすすめです。人工芝は色などの見た目も重要ですが、選ぶときには機能性を考慮し、裏面の水はけもぜひチェックしてみてください。
次に、人工芝を敷く場所の水はけをみていきます。もし水はけが悪いようなら、川砂や山砂を入れて地面の水はけを改良してみてください。このとき、砂を入れることで地面のかさが高くなるので、人工芝を敷いたときに段差ができないように調整しておきましょう。
また、地面の排水が悪いことや、でこぼこに水がたまりやすいことも考えられます。そのような場合は、排水しやすいようにゆるやかな傾斜をつけるという方法もあります。人工芝を敷く際に水はけのよい環境を整えておくことは大切なので、不安がある場合は業者に相談するのもよいかもしれません。
防草シートを敷いて雑草対策!
雑草や落ち葉、腐葉土などがある場所には、虫が集まりやすくなります。1度人工芝を設置するとやり直すのは大変なので、事前に対策しておくようにしましょう。
まず、人工芝を敷く場所の雑草や小石をすべて取り除きます。さらに、地面をしっかりと転圧して踏み固めることで、雑草が生えにくくなります。地面をならして固めておくことは人工芝の設置後にでこぼこになることも防げるので、ぜひ実践してみてください。
雑草のない平らに固められた地面には、防草シートを敷いていきましょう。防草シートを使うことで日光を遮り、雑草の発芽を防ぐことが期待できます。人工芝は土がむき出しになっていないので天然芝よりも雑草は生えにくいですが、防草シートがないとすきまから繁殖してしまうこともあるようです。
定期的に人工芝の掃除をおこなう
落葉樹のある庭だと、秋から冬にかけてたくさんの葉が落ちてきます。落ち葉のかげにはいつの間にか虫がやってくることも珍しくありません。
人工芝にしたから手入れがいらないと考える人もいますが、虫を寄せ付けないためにはこまめに落ち葉やごみを掃除することは大切です。ほかにも、ジュースなどがこぼれたままになっていると甘いにおいに誘われて虫がよってくることもあるので、水洗いしてブラシで汚れを落としておきましょう。
人工芝の施工は業者に頼むのが安心!
これから人工芝を設置しようと検討している人のなかには、自分でやってみようと考えている人もいるのではないでしょうか。最近はDIYブームということもあり、インターネットでは人工芝の設置方法がすぐに調べられます。
人工芝を自分で設置するとたしかに費用は安くなりますが、後から思わぬ不具合が出てくる場合も考えられます。とくに、人工芝のデメリットである虫対策をしっかりおこないたいのであれば、業者に相談してみるのが一番確実です。
人工芝の設置にはコツが必要なので、不慣れな人にとっては難しいこともあるかもしれません。見た目はきれいにできていても、水はけが悪く虫やカビが発生したり、後から地面がでこぼこになったりする場合もあります。
業者に依頼するとコストはかかってしまいますが、手間が省けるだけでなく、長い目で考えるとおすすめです。きれいな人工芝を手に入れたいときには、ぜひ検討してみてください。
まとめ
人工芝のデメリットとして虫がわくのではないかと心配している人は少なくありません。しかし、実際は人工芝そのものに虫がわくことはあまりなく、虫が集まりやすい環境を改善していくことが大切です。
虫がわく原因として、水はけが悪くじめじめしていることや、雑草対策が万全でないことがあげられます。これらは人工芝の設置前にしっかり準備をすることで対策が可能です。
これから人工芝を設置したいと考えている人は、業者に依頼することも視野に入れてみてください。最初にしっかり対策しておくことで、虫に悩まされるリスクを減らせるはずです。
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