
雨戸は昔から使われており、どこのご家庭でも設置されていました。しかし、最近の戸建てには、雨戸を設置していないところもあり、雨戸の必要性に関しては賛否わかれています。
しかし、いざというときに雨戸が必要になるかもしれません。
今回は、雨戸とはそもそもどんな役割があるのか、雨戸におけるトラブルの対策についてご紹介していきます。
目次
雨戸の役割とは
近年、雨戸を設置していなかったり、使用していないご家庭も見受けられます。
雨戸を設置しているけど、調子が悪く、雨戸自体の必要性に疑問を感じているかたも少なくありません。
そのため、家には必要ないと決めつけていると、家がさまざまな被害があってしまうおそれがあるかもしれません。そこで、雨戸の役割とはなんなのか、また主な雨戸の種類についてご説明いたします。
■雨戸の役割
雨戸の役割をしっかり理解しておくことで、適切に雨戸を使うことができるかもしれません。
・強風による被害を防ぐ
名前の通り雨戸は、雨や風を防ぐことを目的としています。
雨戸が設置されていないと強風でさまざまなものが飛んできて、窓ガラスが割れるおそれがあります。小さなお子さんやペットを飼っているご家庭では、窓ガラスが割れると大変危険ではないでしょうか。
そのため、強風などがおきそうなときに雨戸を閉めておけば、けがをしてしまうリスクを減らすことができます。
・防犯対策
空き巣の8割は、窓から侵入するといわれています。たとえば、旅行などで長期間家を空けるときは雨戸を閉めていれば、犯罪を防ぐことができる可能性が高まります。
もともと強固な窓ガラスもありますが、窓ガラスについているカギとシャッタータイプの雨戸を併用することでさらなる安心と防犯対策が期待できます。
・防寒対策
冷え込む冬場の防寒対策に雨戸は優れています。
近年窓は、1枚のガラスだけでなく2枚のガラスでできている構造のものが多く普及しています。それだけ近年は、断熱効果や防寒対策が注目されています。
それに加えて雨戸が設置されていれば、窓からの放射冷却を減らすことができます。冷気対流を減らすことができるため、防寒効果が期待できます。
■雨戸の種類
雨戸は種類によって、スペースや用途が変わってきます。
・シャッター
手動タイプでもっとも使用されているのは「じゃばら式」の雨戸です。雨戸の収納スペースを必要としないため人気が高まっているようです。
また、複数雨戸があれば一括で操作でき自動で開け閉めできるタイプもあります。
・折り戸
和風建設より洋風建設の戸建てに取り付けられていることが多いタイプです。この雨戸は扉のように折りたためるのが特徴で、見た目がおしゃれな雨戸です。
・引き戸
開けた雨戸を収納するスペースとして戸袋を設置する必要があり、近年はあまり引き戸タイプの雨戸を設置するご家庭は少なくなっています。
ガタガタ音の原因と対策
雨戸とはどんな役割があるのか知っていても不具合を起こすことも多いです。そのなかでも「強い風が吹くと雨戸がガタガタと音をたてて気になる」と、この音に悩まれているかたが多いようです。ガタガタと音がなるのには原因があります。
原因
雨戸の素材は、「アルミ」や「スチール」、「ステンレス」などの軽い素材でできていることが多いです。
風が吹いたときに、この軽い素材が雨戸との「隙間」にあたりガタガタと音がなるのです。
対策
原因が隙間とわかったら、しっかりと対策を知る必要があります。身近なもので対策することができる方法を2つご紹介していきます。
■ゴムパッキン
ゴムパッキンは、ホームセンターやネットショッピングなどで、手に入れることができます。これを雨戸のレール上下に設置します。
■緩衝剤
身近にあるものでできる対策の一つです。隙間に、不要になったタオルや袋などを設置していきます。このとき、雨戸のレール上下に設置するとより高い効果が期待できます。
修理が必要な雨戸の症状
雨戸は、およそ10年~15年ほどで不具合がでてくるといわれています。ではどういった症状があるのでしょうか。
また、修理とあわせて塗装が必要になるものなのかもあわせて確認しましょう。
修理が必要な症状例
少しくらいの不具合なら、そのまま雨戸を使うこともあるかと思います。しかし、使い続けていると完全に開かなくなることもあります。
■開閉しづらくなった
昔からある手動で開けるタイプで、木製の雨戸の場合は開け閉めがしづらくなることがあります。経年劣化で木の腐食や膨張してしまいます。
また、金属でできている雨戸の場合は、留め具が緩んでいることや摩擦によるものなどが原因になっていることが多いです。
■雨戸が外れる
雨戸が急に外れるときもあります。この原因もまた開閉しづらくなった原因と同じです。木製の雨戸は木の収縮や摩擦、金属でできている雨戸は留め具や摩擦が原因になっています。
■鍵がかかりにくい
木製の雨戸は、鍵回りや敷居の部分が腐食していることがあります。知らない間に劣化していると、雨戸の鍵がかかりにくくなります。
また、金属でできている雨戸は留め具が緩んでいたり、摩擦が関係しています。
修理・塗装の必要性
雨戸とはどんな役割をしてくれるのかを知っていても、急に使えなくなってしまったら困ってしまいます。そのため、上記のような不具合がでたら、完全に雨戸が使えなくなる前に修理が必要となってきます。
また、雨戸を修理するときには塗装することをおすすめします。雨戸に塗装は必要ないと思っているかもしれません。しかし、塗装をすることでより耐久性があがり、雨戸を長く使えるかもしれません。
雨戸を塗装する場合は、一緒に外壁や屋根などの塗装を行うとよいかもしれません。
雨戸を塗装するに足場を組むこともあります。足場だけでも費用がかかるため、一緒に外壁などを塗装したほうがおすすめです。
修理費用が0円になるケースとは
「火災保険」には「風災補償」が自動でついているため、「火災保険」に加入していれば負担金なく雨戸の修理ができる可能性があります。
雨戸の修理とは、自然災害で保険が効くこともあるため、修理費用の負担がかからないこともあります。
そのため、「雨戸が壊れているが長らく使用しているから適用できない。」とお考えではありませんか?長らく使用していると一見経年劣化にみえます。
しかし、この経年劣化はもしかしたら自然災害によるものかもしれません。そうなると火災保険が適用できる可能性があるので、まずは業者に相談してみることをおすすめします。
交換するなら通風雨戸がオススメ
雨戸は、修理ではなく交換するとよりよい生活をすることができるかもしれません。しかし、雨戸の種類とはどんなものがあるのか知らないかたもいます。もし、雨戸の種類に悩んでいるのなら、ブラインドのような角度調整可能な「通風雨戸」がおすすめです。
・エアコン効率向上
通風雨戸は、日光の熱を入らないように角度調整が可能です。日光が入らないので、部屋の温度が上がることを抑止します。
・外からの視線を回避
外からの視線が気になるようであれば、雨戸の角度を調節してみましょう。角度を変えると、
家の外を歩く人や隣家などからプライバシーから守ってくれます。
まとめ
歴史も古くさまざまな家に設置されている雨戸とは奥が深いものです。雨戸はないよりもあったほうが、生活が楽に過ごせるかもしれません。
しかし、不具合を放置していると完全に使えなくなることもあります。そうなると、いざ必要なときに、使うことができなくなるおそれがあります。
そうならないためにも、不具合を感じたら一度業者に相談してみるのはいかがでしょうか。
雨戸修理を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「雨戸修理」をご覧ください。
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