木製雨戸の修理は保険がおりる対象?依頼先の選び方や相場について

2021.5.12

木製雨戸の修理は保険がおりる対象?依頼先の選び方や相場について

冬の風が強くなり久々に雨戸を戸袋から引っ張りだしたら、穴が開いている!なんてことはありませんか?
台風で濡れたまましまってしまい、木製雨戸の木が腐ってしまったということもあるようです。
また、雨戸が壊れてしまったからといって放置しておくのも気がかりです。でも、直すといってもどうしたらよいかわからないことが多いのが実情でしょう。
そんなとき、木製雨戸の修理はどのように行えばいいのでしょうか?

木製雨戸の修理には張替えが必要?雨戸の修理とは

木製雨戸は杉板なども使われますが、合板であるベニヤ板が使われることも多くあります。雨戸に使われるベニヤ板は耐水性が高いものが多いものの、合板の性質上雨に弱いため、傷みは比較的早いといわれます。木といえば長持ちするというイメージもあるかもしれませんが、雨戸に関してはアルミ製や鋼鉄製雨戸よりも劣化が早いのです。
それを考慮して、木製の雨戸は張り替えることが前提の構造となっています。合板ほど水に弱くはないのですが、杉板など無垢材を使った場合も年月による劣化は避けられません。
少しでも張替えの頻度を落とすには、張り替える木材、塗装や防水加工について慎重に検討する必要があるでしょう。傷んでいないうちならば、ニスなどを塗る手があります。また、杉板の場合は焼き目をつけると格段に水に強くなります。

木製雨戸の修理が必要なのは表面の劣化だけではありません。枠から雨戸が外れないという事例、レールの滑りが悪く動かないといった事例もあります。

ただ、これらの事例はゴミが原因の可能性もあり、レール部分の掃除をしっかりすることが大切になってきます。これは木製に限らず、雨戸全般にいえることです。

掃除しても動かない場合、枠がすり減りうまく合わなくなっていることも考えられます。この場合、修理を依頼する必要があるでしょう。
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DIYで直せる雨戸修理はどこまでか

木材はDIYで身近な材料ということもあり、木製雨戸の修理は簡単にできると思う方もいるかもしれません。

しかし、木製雨戸は寸法を厳密に計算して作られています。収納の負担が小さくなるよう最小限の部品で、かつ雨戸同士にすき間が開かないように配慮されているのです。

そのため構造をしっかり把握せず分解してしまうと、組み合わさっている部品の関係が変わってしまい再び取り付けられなくなるといった事態も少なくありません。一度分解して修理する、といったことは雨戸をはじめとする木製建具のプロに任せたほうがトラブルを防ぐためにも無難といえるでしょう。

雨戸修理はどこに依頼するべき?保険が使える雨戸修理とは

雨戸にトラブルが起こったとき、どの業者に依頼すればいいかは大きな悩みどころです。雨戸修理は金属製か、木製かで依頼する業者が異なります。

金属製の雨戸の場合、窓周りを扱うサッシ関係の業者が担当になることが多いようです。これは雨戸がサッシと一体になってはたらくことにも関係してくるでしょう。

一方木製雨戸は一点物が多く、金属のように規格化はされていません。そのため木製雨戸の修理は木製建具を扱う業者、もしくは木の取り扱いに長けた大工へ依頼することが一般的です。
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火災保険が修理に適用される?

万が一の際に備え、火災保険に加入している家庭も多いでしょう。その場合、雨戸修理に火災保険が下りる可能性があります。

火災保険は契約時の内容にもよりますが、地震以外のさまざまな家に起こる損害をカバーする保険です。このうち雨戸は暴風による被害から家を守るものですので、風災に関する補償が付いており、風との因果関係が否定できなければ修理に保険が下りる可能性も大いにあります。

この風災補償を標準で付けている火災保険のプランも多くあります。雨戸を修理する前には一度、保険会社にも相談してみてはいかがでしょうか。

雨戸修理の費用の相場と依頼のポイント

雨戸を修理するとき、もうひとつ気になるのが費用面です。ここまで木製雨戸の修理について見てくると高額にならないか、と不安になる気持ちもわかります。

さて、木製雨戸修理を依頼するのにかかる費用は20,000円から50,000円ほどといわれています。雨戸全般にいえることですが、雨戸の置かれる環境によって必要な対策は異なってきます。そのため費用にも大きな差が出てくるといえるでしょう。修理する際には一度、見積りも依頼してみてください。

また、雨戸修理は分野が限定された、専門的な工事になります。ホームセンターなどで依頼する際もそこから委託された業者による施工となるため、信頼できる専門業者を見つけたほうがあらゆる面で安心といえるでしょう。

まとめ

木製雨戸の修理が必要になった際、悩むのがどこに依頼すればいいかです。近年は木製建具を使う機会も以前より少なくなり、馴染みの大工さん、といった存在も少なくなってきました。木製雨戸を今後も維持するためには、いざというときに頼れる建具業者をあらかじめ探しておく必要があるかもしれません。

住宅の窓周りは以前と比べれば強化され、雨戸を閉めずとも台風などに対応できるという向きもあります。しかし竜巻など、暴風や突風に関しては窓ガラスが割れてしまうことも少なくなく、こうした災害から守るために雨戸を維持していく必要があるでしょう。その事前対策として、雨戸の状態は万全にしておきたいものです。

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