長年シャッターを使用していると、どうしても不具合が起きてきます。開閉が重くなった、開閉時に「キーキー」と耳を塞ぎたくなる音がなる……シャッターの不具合が起きると当然利便性が落ちてしまいますし、何よりシャッターの本来の目的である防犯性も低下してしまうでしょう。
そんな状況でも、「サビや劣化だから仕方ない」とそのままにされている方も多いのではないでしょうか。
劣化したシャッターをそのまま放置しておくと、さらに状態が悪化してしまうかもしれません。そこで今回は、そんなシャッターが重くなる原因と対策について、分かりやすく解説していきます。
目次
シャッターの動きが重くなるのはなぜ?
シャッターが重いと感じる原因としては、大きく分けて3つの要素が考えられます。ここでは、そんな3つの原因について見ていきましょう。
潤滑油不足
ひとつ目の原因は、シャッターの潤滑油の不足です。シャッターを開閉する際に「キーキー」と金属音がしたり、シャッターが重くなったと感じたりする場合は、シャッターの板とレールの隙間の潤滑油が減っているおそれがあります。
潤滑油が不足すると直接シャッター板(スラット)がレール(ガイドレール)に触れてしまうのです。この状況におちいってしまうと、「キーキー」とひっかくような音がなり、シャッターが劣化してしまうでしょう。
スプリングの劣化
2つ目の原因は、シャッターを巻き上げるためのスプリングの劣化です。スプリングがサビたり劣化したりすると、シャッターを巻き上げる力が弱くなり、重く感じます。このスプリングはおよそ10年から15年が寿命とされているので、長年シャッターを使用している方はメーカーや業者に一度点検してもらいましょう。
シャッターの変形
3つ目の原因は、シャッターの変形です。シャッター本体は、強風やものの衝突が原因で変形することがあります。変形してしまったシャッターはスムーズに動作することができず、開閉時の音は激しくなり、重くなってしまうでしょう。
シャッターを軽くする方法
シャッターが重く感じるようになった場合、工夫次第で症状を改善できることがあります。ここでは、自分でもできる対処法をご紹介していきます。
オイルを塗る
シャッターが重くなるのが潤滑油やスプリングが原因の場合は、まずオイルを塗ってみましょう。このオイルは、ホームセンターなどでも簡単に購入できます。オイルにもさまざまな種類がありますが、中でもおすすめのものは『スプレー式のオイル』です。
スプレー式のオイルを購入したら、シャッターの裏側のレールやスプリングに吹き付けましょう。また、シャッターの内側のカバーを外すと、スプリングというバネやレールが見えます。その部分にも直接スプレーするとより効果的です。
以下にスプレーの作業方法をまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
1.スプレーする前に、ホコリやゴミがあれば取り除きます。このゴミやホコリが原因で、シャッターの動きが悪くなることもあるので、しっかり掃除しておきましょう。
2.オイルをレール、スプリングなどにスプレーします。スプレー後は、シャッターを開閉して全体に行き渡るようにしましょう。
3.オイルが残るとシャッターに光沢や跡がついてしまうので、はみ出たオイルはしっかり拭き取ります。
また、シャッターには潤滑油ではなく、シリコンタイプのスプレーが推奨される場合もあります。シリコンスプレーを用いた作業に関しては、「潤滑油は使用できない?重いシャッターはシリコンスプレーで解決! 」もぜひご覧ください。シリコンスプレーを使ったメンテンナンス法なども紹介しているのでお役に立つはずです。
シャッターの交換・修理
シャッターが変形してしまった場合は、シャッターの交換・修理することをおすすめします。個人でのシャッター交換はなかなか大変な作業となるため、基本的には業者に依頼するようにしましょう。この作業は、約1日もあれば完了します。
また、全交換ではなく、部分修理や交換で対処可能な場合もあるようです。どの程度の対処が必要か、業者に相談すれば最適な対処をしてもらえるでしょう。
普段の使い方・メンテナンスも大切
シャッターが重い、音がなるなどの不具合が出た場合、最悪修理や交換が必要となります。そうなると、どうしても多大なコストが掛かってしまうでしょう。そうならないためにも、日ごろからメンテナンスすることで長く使用できるようにしておくことが大切です。
そこでここでは、シャッターが長持ちする使い方とメンテナンスの方法をご紹介します。
普段からシャッターの開閉には注意しておこなう
シャッターを開閉するとき、どのようにしていますか?勢いよく開けたり、片手でむりやり開けたりしてはいませんか?
片手で横着にシャッターを開閉していると、シャッターを巻き込む部分も次第にかたむいてゆき、最後にはバランスが悪くなってしまいます。また、何度も勢いよく開けるとスプリングに衝撃が加わり、寿命が短くなってしまう可能性もあります。
シャッターを開閉する際には両手で持って、ゆっくりと平行に開閉させましょう。
普段から掃除をし、オイルをスプレーする
普段からレールやスプリングに溜まったゴミやホコリを取り除くことで、シャッターが重くなることを防ぐことができます。掃除後のオイルスプレーも大切です。きちんとこまめにメンテナンスをしておくことで、長くスムーズに開閉できるようになるでしょう。
年に1~2回は本格的な掃除をおこなうこと
本格的な掃除では、シャッターのスラット部分を水洗いして汚れを取り除きます。スラットに汚れがついていると、シャッターを巻き上げたときにスプリングを汚してしまい、劣化をはやめてしまうのです。汚れとりの際は、柔らかい布や歯ブラシなどを使用してきれいに取り除くとよいでしょう。
大掛かりな対処はプロにまかせる
オイルをスプレーしたり、ゴミやホコリをとり除いたりしてもシャッターの調子がよくならないときには、一度業者に点検してもらいましょう。ご自身で無理にシャッターを解体して直そうとしても、余計に壊してしまう可能性があります。
業者を選ぶ際には、しっかり今のシャッターの状態を確認してくれるかどうかをチェックしましょう。状態を見ずに、見積りや修理内容はなかなか決められません。しっかり、現場確認をしてから見積りを出してくれる業者を選びましょう。
依頼の際には、「シャッターが重い」「シャッターがうるさい」など、自身でも現状を伝えるようにしておくと安心です。業者も依頼者側も気持ちよく作業を終えられるように、しっかり準備と配慮をしておきましょう。
まとめ
今回は、シャッターが重くなる原因と対処法をご紹介しました。自分でできる対処としては、オイルをスプレーしたり、ゴミやホコリを取り除いたりするなどがあります。
しかし、シャッターそのものが破損していたり、内部構造が劣化していたりする場合は個人での対処は困難です。自分での対処でどうにもならない場合は、プロの業者に依頼して点検・修理・交換をしてもらいましょう。
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