目次
シャッターについて
シャッターとは、外部からの不法侵入や強い風雨、火災の広がりを防ぐ為に取り付けられる建具で、「鎧戸」と呼ばれることもあります。住宅街や商店街など、日常生活で多く見かけますが、今回はそんなシャッターについての基礎知識をお伝えしたいと思います。是非一読していただければ幸いです。
シャッターの部品
シャッターは複数の部材で構成されており、下記はその一部になります。
■スラット
何枚もの横長い部材をすだれ状に連結した部分です。スラット下部の左右に取り付けられた「手掛」を両手でつかむことで、スラットを上下に開閉することができます。ちなみにこのスラットの手掛はガレージシャッター特有のもので、基本的に窓シャッターにはついていません。
■シャッターボックス
巻き取りシャフトやスプリングなど、細かい部材を収納するボックスです。シャッター上部に取り付けられています。
■巻き取りシャフト
上げたスラットを巻き取る為の部材で、シャッターボックスに収納されています。
■スプリング
巻き取りシャフトに装着された部材です。この部材があることで、数十キロあるスラットを簡単に開閉することが出来ます。
■ガイドレール
スラットの左右に取り付けられた溝のことです。
シャッターの種類
シャッターの種類は複数あり、下記はそのほんの一部になります。
■バランスシャッター
手動式の軽量シャッターで、主にお店や倉庫、住宅ガレージの開口部に取り付けられています。また、オプションとして、シャッターが閉じた状態でも換気や排煙、採光が出来るスラットが付くタイプもあります。
■横引きシャッター
左右に引くことが出来るシャッターで、上下に開閉するシャッターのように腰を屈む必要がありません。主に上部にシャッターを取り付けるスペースがない場合や、開口部が曲線している場合に適しています。軽量タイプもあります。
■グリルシャッター
スリムなパイプを使ったシャッターです。開口部に取り付けることで、オシャレな雰囲気を演出することが出来ます。
■オーバースライディングドア
主に倉庫やガレージ、工場などで多く使われているシャッターで、手動タイプの場合、バランス式とチェーンホイスト式があります。バランス式は、シャッターの中央にあるハンドルでパネルを天井に収納するタイプで、下ろす時は操作ロープを使います。チェーンホイスト式は、シャッターの横にあるチェーンを引いてパネルを開閉するタイプで、あまり力を入れずに操作出来るのが特徴です。
シャッターの異常が発生した時に試してみましょう
シャッターを使い続けていると、様々な部分が傷んできます。そのまま放置していると大きな故障に繋がることもあるので、早めに対処することが大切です。これから各異常について説明しますが、症状が改善しない時は、プロの診断を受けてみるのがオススメです。
スラットが重い・異音がする
シャッターを開閉するとき、スラットが重くなったり、「ギィーッ」という異音が鳴ることがあります。これは、ガイドレールに汚れや異物が付着していたり、乾燥した金属部分が擦れ合っているのが原因です。
このような場合は、市販のシリコンスプレーを使いましょう。
まず、キッチンペーパーやボロ布などで、ガイドレール全体を掃除します。その後スラットを下ろし、室外側と室内側のガイドレールにシリコンスプレーを吹き付けてください。
吹き付けた後、5回ぐらいシャッターの開閉を繰り返せば、潤滑剤が全体に馴染んでスラットがスムーズに動き、異音も鳴らなくなるでしょう。
この方法で直らない場合は、シャフト部に問題があるかもしれません。シャフトにも寿命はあるので、定期的なメンテナンスが必要です。一般的には10年に1回のシャフト点検が大まかな目安とされていますが、メーカーは1年に1回点検するのが望ましいとしています。
シャフトのメンテナンスは少々難易度が高いため、慣れていない方は業者かメーカーに点検・交換を依頼する方法が無難です。これを機に、一度点検してみましょう。
■室外側
スラットを下ろした後、表面を水で軽く洗い流し、硬めの大きいスポンジでこすり洗いします。その後、乾いた雑巾で水気を拭き取り、市販のシリコンスプレーを吹き付ければ完了です。
■室内側
室内側のスラットに付着したホコリや汚れは、ハンディモップなどで取り除きます。
掃除をする際、アルカリ性や酸性の洗剤を使わないようにしてください。サビや変色を起こす原因になります。また、ワイヤブラシや金属のタワシは余計スラットの表面を傷付けてしまうので極力使用を控えましょう。
ペンキの塗装
スラットの表面がサビて腐食が発生すると、所々に穴が開くことがありますが、ペンキを塗装すればそれを防ぐことが出来ます。ただし、刷毛でベタ塗りするのはオススメしません。ペンキの重さでスラットが重くなり、巻き取りの動きが悪くなることがあるからです。
サンドペーパーでサビを落とし、スプレータイプで軽く塗装するのをオススメいたします。また、作業が完了して塗装が乾き切る前に開閉を行うと、シャッターボックス内に塗料が付着して故障を起こすこともあるのでよく乾燥させましょう。
怪我をしない為にこんな所に気をつけましょう!
シャッターは丁寧に扱うことが大切です。注意しないと、シャッターが故障するだけでなく、怪我をすることもあります。
人がいないか確認
スラットを開閉する際、周囲に人がいないかよく確認してください。もし、下ろしている時に人がその下を通ろうとすると、身体が挟まれてしまうことがあります。
シャッター付近で遊ばせない
小さなお子さんをシャッター付近やその下で遊ばせないように注意してください。突然シャッターが降りてきた時、頭に直撃する恐れがあります。
パイプに登らない
グリルシャッターの場合、パイプに足を掛けて登ったりぶら下がったりすると、パイプが折れることがありますし、転落してしまうこともあります。
指を入れない
オーバースライディングドアの場合、パネルとパネルの間や、ローラー、ワイヤーなどに指を入れないようにしてください。指を挟むことがあります。
まとめ
シャッターを取り付ける際、色んな種類を選ばれている方もいらっしゃると思いますが、どんなシャッターも丁寧に使わないと故障を招いてしまいます。
また、シャッター修理はシャッターの構造をよく理解していないと大事故に繋がることもあるので、もし、修理をする必要が出てきた時は、専門業者にご相談することをオススメします。『生活110番の『シャッター修理』をご利用すれば、専門業者がお客様の為に迅速に対応をしてくれます。どうぞ、よろしくお願いいたします!
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