
世界的にみても治安がよいことで知られている日本。「ほんの短時間なら大丈夫!」と自動車や玄関を施錠せずに出かける方も多いのではないでしょうか?
しかし、近ごろは物騒なニュースをよく耳にするようになりました。数こそ減少傾向にありますが、住宅への侵入窃盗件数は、今でも年間約5万件前後発生しているといわれています。シャッターがあるからといって油断していると、いつ被害にあってしまうかわかりません。
そこで今回は「シャッター」に的を絞って、防犯対策やシャッターの防犯グッズなどをご紹介していきます。大切な財産とご家族の命を守るためにも、シャッターの防犯意識を高めていきましょう!
目次
シャッターだけだとやや不安?シャッターの防犯性
シャッターといえばガレージや納屋などに設置するのが主流でしたが、近年では窓に取り付けるご家庭も増えてきました。金属製のシャッターにはもちろん防犯効果があり、かつ便利なものですが、「シャッターがあれば侵入されないだろう」と油断していると少々危険です。
たしかにシャッターがないよりはある方がはるかに安心です。しかし近年では、一般家庭や会社事務所のシャッターをバールなどでこじ開けて侵入するという事件があとを絶ちません。
またシャッターの脅威は、空き巣だけではありません。台風などの災害でシャッターがめくれ上がったり、あおられて飛んでいく映像を見たことはないでしょうか。シャッターは一見丈夫そうに見えますが、意外と横から吹き付ける風には弱いのです。
不意に襲ってくる自然災害はわたしたちにとってはもちろん、シャッターにとっても大きな脅威です。とくに、設置から年月の経っているものは、耐久性も落ちてしまっている可能性もあります。シャッターを長年使っているという場合は、とくに注意しなければなりません。
シャッターが老朽化している場合は対策以前に危険が多いため、まずは業者に依頼して一度点検してもらってみてはいかがでしょうか。
組み合わせて使うと◎!シャッター・防犯ガラスの性能
空き巣は半分以上が窓から侵入しているといわれています。防犯対策をするのであれば、窓の対策が必須といえるでしょう。
そんな窓の防犯対策として、窓シャッターだけでは少々不安です。そこで「防犯ガラス」というものにも目を向けてみましょう。シャッター・防犯ガラスは双方にメリットがあり、併用すると大きな防犯効果を生みます。
防犯ガラスのメリット
防犯ガラスには、強力な空き巣対策が施されています。簡単にいえば、衝撃に強く割れにくいという性能です。通常のガラスよりも割れにくい防犯ガラスにすると、必然的に空き巣は侵入に時間を取られます。
実際に空き巣の被害にあったときの防犯性能はもちろん、防犯ガラスであることを示しておくことで侵入への抑止力にもなります。空き巣は侵入に長時間かけることをきらうため、防犯ガラスのある家は侵入する家の候補から外されやすいでしょう。
防犯ガラスについては「防犯ガラスで空き巣対策!日常生活でも役立つ防犯ガラスの性能を知る 」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
シャッターのメリット
シャッターのメリットとして、単純に窓やガレージの防犯性が上がるのはもちろん、遮光性が上がるという点も挙げられます。
また、近年ではただ開閉するだけでなく、ブラインドのように調光できるシャッターもあります。リモコンなどで操作し、光の入り方を調節できるものもあるため、非常に便利です。
シャッターには外部からの視線を遮ることができるというメリットもあります。外から中が見えないというのは、プライバシーの観点からも安心ですね。
合わせて使うとより強固な防犯に!
防犯ガラスと窓シャッターを組み合わせて使うと、その防犯性能はかなりのものとなります。より強固な防犯性能を求めるのであれば、併用するのもひとつの手でしょう。
防犯ガラスとシャッターを両方破るには、かなりの時間がかかります。しかし、防犯シャッターは外部から見えますが、その内側にある防犯ガラスは外部から見えなくなってしまいます。防犯ガラスの抑止力を付けたいのであれば、「防犯ガラス」などのステッカーを、外壁などの見えやすい場所にはっておくとよいでしょう。
シャッター周りに!「シャッターガード」「シャッターセンサー」
シャッターと防犯ガラスの併用は抑止力としても非常に魅力的な対策ですが、どうしてもそれだけ費用がかかってしまいます。できるだけ安価にシャッターの防犯対策をしたい場合は、防犯グッズを活用しましょう。ここでは、シャッターの防犯グッズをいくつかご紹介していきます。
防犯性・防災性に優れた、シャッターに取り付けるタイプの防犯グッズです。工具を必要としない取り付けやすさでだれでも簡単に扱うことができる点が魅力です。
内側に取り付けることでシャッターの強度を上げ、強風などによる衝撃の耐性を高めてくれます。ガレージ手動シャッター限定ですが、性能は非常に高い便利なグッズです。
赤外線でシャッターのこじ開けや不審な開閉を感知し知らせてくれる、防犯性能の高いセンサーです。風などによるがたつきを検出してしまうことのないよう回路に対策がしてあるため、誤作動の心配も少ないでしょう。
空き巣を近寄らせない!「ダミーカメラ」「センサーライト」
防犯グッズには、空き巣を近寄らせないためのグッズも存在します。シャッターの防犯グッズと併用すると、さらに有効でしょう。
YouKenn【改良版】 ダミーカメラ ソーラーパネル搭載 セキュリティステッカー付
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ソーラーパネルで充電して使う、ダミーカメラです。LEDが発光する本物さながらの見た目で、空き巣を抑止します。また、「防犯カメラ作動中」のステッカーも付属しているため、併用して貼っておけばさらに効果的です。
ダミーカメラの設置に関しては生活110番コラム「ダミーカメラを屋外へ本物っぽく設置するための3つのポイント 」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
LEDセンサーライト+100db防犯アラーム(1台2役 SE-0134A)
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赤外線センサーで不審者を感知すると、ライトとアラームで警告してくれます。その防犯性はもちろん、配線不要で取り付けやすい利便性も大きな魅力といえるでしょう。
なおセンサーライトに関しては「防犯や暮らしに役立つ!センサーライトのおすすめ商品の紹介と選び方 」でも詳しく解説しています。
まとめ
シャッターには防犯性能や調光性能など、多くのメリットがあります。しかし、シャッターだけではどうしても完全な防犯とはいえません。
防犯ガラスとの併用やシャッターの防犯グッズの設置など、追加で工夫をしてより防犯性能を高めていきましょう。また、シャッターそのものが劣化していたら防犯性能も落ちてしまいますし、何より本来の目的の利便性も低下します。長年利用しているという方は、一度点検・修理を検討してみてはいかがでしょうか。
シャッター修理を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「シャッター修理」をご覧ください。
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