生垣にマサキを使って華やかに!生垣の作り方やマサキの種類を紹介!

2023.11.20

生垣にマサキを使って華やかに!生垣の作り方やマサキの種類を紹介!

マサキには、深い緑色から鮮やかな色味と模様をもつ葉まで、さまざまな品種が存在します。また、その成長の早さと適応力の高さから、生垣としてもちいられることの多い植物ともいえるでしょう。

そこで今回は、生垣としてマサキを育てることにスポットをあててみました。マサキならではの特徴や、剪定を含めた栽培の方法について一緒に見ていきましょう。

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マサキの生垣の特徴

ニシキギ科に分類されるマサキは、環境への適応力が高いという特徴があげられます。海岸近くの潮風に強く、雨の降りにくい地域でも乾燥に耐えられるうえに、車の排気ガスなどにも強いため、特に都市部の生垣に最適です。

マサキの生垣の特徴

マサキは日光を好みますが、日陰でも育てることができるため、育つ場所を選ばない植物といえるでしょう。そのほかにも、マサキには生育が早く縦長に伸びるという特徴があります。
生育が早ければその分スムーズに生垣として成長することができるうえに、多少剪定を失敗をしても早めに元通りにすることができるでしょう。

また、縦長に伸びていくことで、近隣など周囲に影響を与えることが少なく管理もしやすいという点でも生垣向きなのではないでしょうか。

こうした手入れの面でのメリットに加えて、マサキはその種類の豊富さによって、生垣によくみられる深緑から鮮やかな黄色まで、好みの色味を選ぶことができます。また、開花期の後には赤い実をつけるため、色味を求める方は生垣にはマサキを選ぶことをおすすめします。

生垣にしたマサキの手入れ方法

マサキは先述の通り、横に広がらず縦に伸びていくという生垣に向いた特徴をもちます。しかし、管理が比較的簡単であるとはいえ、剪定によって形を整えなければ見栄えがよくありません。そのため、整形を目的とした剪定である刈り込みについて知っておきましょう。

生垣にしたマサキの手入れ方法

刈り込みの前に

刈り込みは、年に2回ほどおこないます。初夏に1回目の刈り込みをしたら、数か月マサキを休ませてから2回目をおこなうようにしましょう。多少時期がずれても問題ありませんが、真夏の作業はマサキが弱ってしまうおそれがあるので注意してください。

また、刈り込みの作業だけでは、健康面を保つことができません。そのため、刈り込み作業に入る前に不要な枝を切り取っておきましょう。不要な枝とは、枯れている枝や弱った枝、密度の高い箇所の枝を指します。ただ、切りすぎると向こう側がすけてしまい、生垣としての見栄えが悪くなってしまうので注意しましょう。

刈り込み

刈り込みの基準は、形を整えることだけです。伸びすぎた枝や横にはみ出ている枝を刈り取りましょう。理想の形がわかるように印をつけておくのが望ましいですが、マサキは剪定に強いので多少刈り込みすぎても問題ありません。生垣に穴があいている場合は、空間を隠すように周囲の枝をヒモなどで固定しましょう。

強剪定

もし生垣のマサキの高さや形を大きく変えるのならば、5月前後に強剪定をおこないましょう。刈り込みの作業と同時におこなうのもおすすめです。強剪定は骨格となっている太い枝(主枝)を切り取る作業で、刈り込みよりも植物の体力を消耗します。そのため、翌年の2月には株元に緩効性肥料をまいて栄養を十分に補給してあげましょう。

生垣のマサキを食い荒らす害虫

生垣のマサキは、周囲の目を遮るという役割をもっているため、風通しや日当たりをよくするための剪定がしづらいという難点があります。そのため、害虫を予防するすべが少ないといえるでしょう。

生垣のマサキを食い荒らす害虫

マサキは、その弱点から害虫が発生しやすい植物であるため、カイガラムシやハマキムシなどの有名な害虫に注意が必要です。ただ、特に注意しなければならない害虫としてミノウスバがあげられます。

ミノウスバは、マサキを含むニシキギ科の植物に発生する蛾の一種で、ふ化した幼虫は、葉に大きな食害をもたらします。それに加えて、全身にトゲをもっているので、触れないように注意しましょう。

また、卵からふ化したミノウスバは非常に小さく、すぐに見つけることは難しいといえます。そのため、あらかじめ殺虫剤をまいておくとよいでしょう。もしくは、まだふ化していない冬の間に、卵を除去することがおすすめです。

梅雨は湿度が高まるため、害虫が多く発生します。もし、多少生垣の見た目がくずれても害虫の予防を優先したいのであれば、梅雨前に剪定をおこないましょう。このさいは刈り込みではなく、密集した枝を切り取り、風通しをよくすることを意識してください。

生垣に使うマサキの種類

マサキにはさまざまな色の葉をもつ品種がありますが、すべてが同じ模様なわけではありません。生垣としてマサキを栽培するのであれば、好みにあう色に加えて、模様にも意識して品種を選んでみましょう。

生垣に使うマサキの種類

キンマサキ

マサキのような光沢のある深い緑の葉に、明るい黄色の模様があしらわれている品種です。葉の黄色い模様が深い緑に浮き出され、金色に輝いているように見えることが特徴的だといえるでしょう。また、その見た目の美しさから生け花の素材にももちいられています。

ベッコウマサキ

マサキとは異なり、葉の下地が薄い緑色であることが特徴的な品種です。また、葉には黄色い縁取りがなされており、全体的に鮮やかな印象を与えてくれます。その色味から洋風の庭に向いているといえるでしょう。

ギンマサキ

ベッコウマサキによく似た柄を持つ品種です。しかし、葉の下地が少し暗く縁取りしている柄が白乳色になっています。そのため、ベッコウマサキとは違って落ち着いた雰囲気の生垣になりそうです。

オウゴンマサキ

新芽は黄一色で、その見た目は名前の通り黄金のような輝きを放ちます。そして、成長が進むにつれて徐々に色味が変わっていき、ベッコウマサキのような明るい緑色に落ちつきます。そのため、ほかの品種とは違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。

まとめ

乾燥や潮風、大気汚染にも強いマサキは生垣に最適な植物だといえるでしょう。ただ、ニシキギ科であるためミノウスバに注意が必要です。また、生垣としてマサキを栽培するため、剪定による害虫予防がしづらいという難点もあります。

まとめ

そのため、生垣の役割を保ちつつマサキの健康管理ができるような剪定をこころがけましょう。マサキには、生垣の王道である深い緑から模様入りの黄色の葉まで、さまざまな品種があります。

好みや環境にあった品種を選んで、自分だけの生垣作りをしてみてはいかがでしょうか。また、最大の弱点である害虫に悩まされたくないという方は、業者によって適切な剪定をしてもらうことをおすすめします。

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