アボカドは、美容効果が高く森のバターといわれているほど栄養価が高い食べ物です。スーパーなどでも比較的手に入りやすく、食べ終わったあとの種をお家で水栽培から育てて、土に植えている人も少なくありません。
しかし、アボカドは剪定してあげないとうまく実がならなかったり、家の高さを超えるほど伸びたりする植物でもあるのです。この記事では、アボカドの適正な剪定時期や方法をご紹介していきます。剪定について知ることで、アボカドの実がおいしく育つのではないでしょうか。
目次
アボカドの栽培に欠かせない剪定について
せっかく育てたアボカドが枯れてしまったり、病気にならないためには剪定が重要になります。しかし、アボカドを剪定するには注意しなければいけないポイントがあります。
適した剪定時期は?
間違った時期に剪定してしまうと、新しく生えた枝や花芽を切ってしまうおそれがあり、実がつかなくなる原因にもなります。
そのため、アボカドの剪定は、葉が落ち始める冬の時期におこなうのがよいでしょう。冬は木の成長が遅くなるタイミングで、剪定しても木に負担が少ないといわれています。
剪定するときのポイント
アボカドは縦に伸びていく植物なので、頂点を切ることで成長を遅らせることができるのです。育てたい高さにまで成長させたら、頂点を切りましょう。この方法は「摘心(てきしん)」と呼ばれる剪定方法のひとつです。
アボカド栽培では、縦よりも横に育てたほうが実のつきがよくなるといわれています。しかし、横の枝が増えていくと葉の量も多くなり、幹や枝に日が当たりづらくなってしまいます。木の成長を妨げる原因にもなるので、風通しをよくするために枝と枝の間隔をあけ、不要な枝を根元から切ってください。
剪定した枝からも栽培できる
アボカドは、挿し木で増やす方法があります。この方法は、アボカドを種から育てなくてよいので、時間や手間をかけずに育てることができます。
剪定した枝をしばらく水につけてください。その後、土に挿しておくと木として成長してくれます。
こんな症状は要注意!アボカドの病気について
アボカドは、ほうっておくと枝や葉が密集して日が当たらなくなることもあります。枝は成長が遅く、見栄えも悪くなるのでアボカドを剪定する必要があります。しかし、病気を予防するためにはしっかりと症状を知っておくことが大切です。
アボカドの葉に褐色の斑点ができた
褐色の斑点がでてきた葉は、見つけたら全て切り落としていきます。切らないと斑点はどんどん広がっていき、今まで育てたアボカドが枯れてしまうおそれがあります。
アボカドが根腐れしてしまった
水のあげすぎは根腐れする原因になります。根腐れすると葉が変色したりしぼんだり、木の成長を妨げるおそれがあります。そのため、水は土が乾いてきたタイミングで、あげるようにしましょう。また、気温が低いときも根腐れする場合があります。そうならないためにも、寒いときにはあたたかい屋内で様子を見るのもひとつの方法です。
アボカドの葉が丸まってしまった
アボカドの葉が丸まってくるのは、日光不足が原因です。そのため、日光がじゅうぶん当たる場所に置いてあげるか、丸まった葉を剪定することをおすすめします。
成長の妨げになる!注意すべき害虫について
害虫を予防するためにも、アボカドの剪定は重要です。害虫をほうっておくとアボカドが病気になって、枯れてしまうことがあります。アボカドにはどんな害虫の種類がつきやすく、駆除方法はなにが効果的なのか知ることが大切です。
カイガラムシ
カイガラムシは、枝や葉の栄養を吸い取って植物を弱らせる害虫です。排泄物が付着するとその部分が黒く変色していきます。カイガラムシは幼虫だと薬剤が効果的ですが、成虫になると殻が固くなり、効果が薄いといわれています。そのため、成虫になる前に駆除することが大切です。
ハダニ
ハダニは、葉の栄養を吸い取り、育ちが悪くなるおそれがあります。乾燥していると発生しやすいので、被害をおさえるには幹や枝、葉の裏にも水をあげると効果的です。周辺の雑草や植物からも、移動してくるので完全にいなくなることはないかもしれません。そのため、見つけたら早めの対処が重要なのです。
イモムシ
イモムシは、アボカドの葉を好んで食べてしまいます。葉に穴があくと、見た目が悪くなりやすいです。幼虫には薬剤が効果的ですが、成虫になると殻が固く、効果が薄いといわれています。被害が広がらないためにも見つけたら取り除きましょう。
より確実にアボカドを結実させるポイント
アボカドは、栽培環境が整っているとすくすくと成長します。しかし、気がつかないうちに害虫のすみかになったり、実がつきにくくなったりした人も少なくありません。このような状態にならないためにも、アボカドの剪定や適切なお手入れ方法を知ることは大事です。
土が乾いてきたら水やりのタイミング
アボカドの葉は大きく、水分量が高いので水をしっかりあげる必要があります。水が不足していえると葉が下を向いたり、落ちてしまったりすることがあります。土だけでなく、葉にも霧吹きなどで水分を与えてください。夏などの気温が高いときは、水が蒸発しやすいので毎日あげましょう。
2種類植えると実がつきやすい
アボカドは、1本の木に雄花、雌花が咲くのですがそれぞれ開花タイミングが異なります。そのため、1種類で栽培しても実がつきにくいのです。開花タイプが異なる品種を一緒に育てることで、実のつく確率が高くなるといわれています。
実の収穫量を増やしたい
アボカドの花が、多くなれば実も増えてくるでしょう。しかし、気温が低いと開花のタイミングがずれたりすることがあります。
また、手入れをしないでそのままにしておくと日光が当たらない枝が増えて、成長を妨げるおそれもあります。正しい剪定や手入れをすることで実の収穫量も高くなるのではないでしょうか。
まとめ
アボカドは、1種類だけで栽培しても実がつきにくいといわれています。実がつくようにするには、開花タイプの異なる種類を一緒に育ててみることをおすすめします。
しかし、アボカドの実がならない、病気になってしまったときは症状を見てきちんとした対処が必要になってきます。
そうならないためにもアボカドの剪定は、重要になってくるのです。剪定方法は難しく、どの枝を切ればよいかわからない人も少なくありません。そのときは業者にお任せするのもひとつの方法です。業者に依頼することで、アボカドをより楽しめるかもしれません。
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