ミニバラの剪定方法。5枚葉以外に時期にも注意しなければならない

2023.11.20

ミニバラの剪定方法。5枚葉以外に時期にも注意しなければならない

バラは花の種類の中でも、優雅でかれんな雰囲気から花の王様と呼ぶにふさわしい気品があります。ガーデニングなどで日常生活において、ミニバラは気軽に育てて楽しんでいけるのです。

庭園をきれいにみせるには、剪定などのお手入れが重要です。しかし、ただやみくもに剪定をすればよいというわけではありません。花の種類やタイミングを考えないと効果も薄れます。このコラムでは、効果的なミニバラの剪定を5枚葉でするメリットなどを紹介します。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ミニバラの剪定は5枚葉が基本

ミニバラを語るときによく聞く表現が、5枚葉という言葉です。ミニバラの葉のつきかたには、一つの枝に葉の数が3,5,7枚と多様なバリエーションがあるのです。その中で5枚葉は、枝に5枚の葉がついている枝のことをいいます。そして、ミニバラの剪定はこの5枚葉の剪定が基本となってくるのです。

ミニバラの剪定は5枚葉が基本

剪定方法は、花を上部として一番上にある5枚葉のうえ、約5mm前後を切断します。ミニバラの剪定を5枚葉でおこなう理由は、ミニバラの芽の位置と関係があります。

ミニバラの芽は5枚葉のすぐうえにあります。5枚葉で剪定をすることで、新しい芽を育てなければならないのです。また、他の3枚葉などを剪定することで、成長が阻害されることとなります。その結果、花が小さかったりするなど、見た目も貧弱となってしまうのです。

この作業を確実にすることで、新芽がのびて、きれいな花を咲かせることとなります。剪定をきちんとおこなわなければならないのはそのためです。

ミニバラの剪定時期①開花後の剪定

ミニバラをより美しく咲かせるには、最適なタイミングできちんとした剪定をすることが大切です。ミニバラの開花のシーズンは、5月~6月が中心となります。

ミニバラの剪定時期①開花後の剪定

このシーズンが終わった後には、秋からの2番花の開花をよりスムーズにするための剪定が必要です。これらの作業を、「花がら切り」や「つぼみ摘み」といいます。これをきちんとおこなっていくことが次の花を上手く咲かせるコツです。

花がら切り

花は開花が終わっても散らないで、そのままになっているときもあります。これを放置すると、見た目も汚らしくまた病害虫が発生する原因となります。そのために、花の根元をハサミで切る花がら切りと呼ばれる作業をおこないます。これはハサミや手などでも簡単におこなうことができます。

花がら切りをおこなうタイミングや手順ですが、花が枯れて変色したタイミングにおこないます。切り取る場所ですが、まずは、一番上部の花の根元を切断します。花のすべてが枯れてしまったようなときには、5枚葉の上部で切り取ります。

つぼみ摘み

また例年に比べて花の咲きが良くないなと感じるようであるならば、つぼみ摘みという作業をおこないます。これはつぼみを取り除くことで、余計な養分を行き渡らせない目的があります。

手順や流れは花がら切りと同様に、5枚葉の上部、1cm程度を目安に切断します。栄養分を行き渡らせること以外にも、花全体の見た目のバランスを考えるうえでもつぼみ摘みは大変有効な方法となります。

剪定は通常夏場におこなうケースが多くなります。開花後の剪定方法ですが、5枚葉の上部を切り取ることでおこないます。また枝全体を6割から7割程度くらいの高さにまで切りそろえ、均一の長さにします。ミニバラの剪定を5枚葉ですることで、きれいな花を秋にも咲かせることができます。

剪定は、最初の花から次の花までの一時的なお休みの季節におこなう作業です。そのため葉や枝を強く伐採することや除去するのではなく、適度におこなうことがポイントとなります。まずは適度に剪定をしながら、様子をみながら追加で処理をしてみてはいかがでしょうか。

花自体の鑑賞のシーズンにおこなうのであれば、視覚的なバランスにも配慮した剪定をすることがとても重要です。全体感を意識しながら最適な花を咲かせることを考えてみましょう。

ミニバラの剪定時期②冬剪定

バラも他の植物と同様に年間を通じて花が咲いているというわけではありません。開花や休眠のサイクルを繰り返します。ミニバラの剪定を5枚葉周辺でおこなう剪定以外に冬場におこなう剪定もきれいな花の生育のためにはかかせません。そのためきちんとした方法を理解していきましょう。

ミニバラの剪定時期②冬剪定

11月以降の休眠期の簡単なお手入れが終わった後には、本格的な強剪定をしていきます。年明け、寒さが本格化したころに冬剪定をします。剪定前の休眠がしっかりとできたミニバラに関しては、強剪定をおこないましょう。地表から10cm程度までを目安にばっさりと剪定をします。また、ミニバラの入手が冬場であったような場合や、また温暖な地域にお住まいのかたは、強剪定ではなく、折り曲げ剪定と呼ばれる方法で対処します。

ミニバラの剪定時期③休眠期

11月までが美しいミニバラの開花シーズンですが、それからは休眠期が訪れます。ミニバラの休眠期は12月から3月前後の冬場です。通常はミニバラの剪定を5枚葉でおこないます。では、冬におこなう強剪定の前にはどのようにミニバラを扱っていけば良いのでしょうか。

ミニバラの剪定時期③休眠期

休眠期には、基本的には剪定をおこないません。このタイミングはミニバラに過度の負荷はかけないようにします。おこなったとしても花がら摘みをするくらいの簡単なお手入れだけでかまいません。

しかし、このシーズンにも肥料は通常時の半分程度を目安に与え続けます。そして、しっかりと日光にあてることで光合成を促しましょう。寒さが厳しくなるにつれ、葉はどんどん落ちていきますが、根はしっかりと成長させていきます。

まとめ

家のガーデニングにひときわ華やかさを加えるミニバラの存在は、普段の生活にも大変大きないやしを与えてくれます。しかし、ミニバラの剪定を5枚葉でおこなうための適切な処理方法を理解しないと、すべてのシーズン、きれいな花を咲かせるのは難しくなります。

まとめ

開花後から、休眠の冬まで、シーズンごとにきちんとした剪定をすることがきれいな花を咲かせるためにも大変重要な意味をもつのです。普段の趣味でガーデニングの知識が豊富なかたなら自分でやることに抵抗やリスクは少ないかもしれません。

しかし、毎年上手にきれいな花を咲かせるには、やはり業者による剪定が確実です。一度剪定の現場に立ち会ってノウハウをみるだけでもよい機会ともなりますので、是非、相談されてみてはいかがでしょうか。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。


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