大切に育てていた植木が枯れたら、復活させるための方法を知りたくなりますよね。しかし対処をする前に、枯れた原因を特定することが先です。
じつは、枯れた原因によって対処の仕方は変わるのです。そこで復活させるための方法を、考えられる原因ごとにまとめましたので、参考にしてみてください。
目次
水が原因で植木が枯れる!その復活方法
植木が枯れるひとつめの原因として、水やりの方法が間違っている場合が考えられます。少し弱っている植木はもちろん、根の一部が枯れた植木であっても復活することはありますので、まずは状態を確認してみてください。
水のやりすぎが原因のとき
土から異臭がする場合は、植物が根腐れを起こしているかもしれません。根腐れが起こる原因で考えられるのは、水の与えすぎです。根から吸収しきれない水分が土に溜まったり、湿気が多すぎたりしないよう、普段の手入れにも気をつけましょう。
植木が根腐れを起こしてしまった場合は、植え替えることで元気を取り戻せることがあります。根の腐っている部分を取り除き、栄養が少ない土に移し替えましょう。培養土など栄養を豊富に含んだ土は、一度腐り弱っている植物には適しません。
水は植物が枯れない程度に、やや乾燥した状態を維持するぐらいで十分です。与えすぎれば再び弱ってしまうため、注意してください。
根腐れを起こした植木は、枯れてから復活させるまでが大変ですが、根気よく世話をすれば息を吹き返してくれるかもしれません。
水不足のとき
葉の表面が乾燥して変色したり、植物全体がしおれていたりする場合は、水不足が原因かもしれません。完全に枯れてしまった葉を復活させることは難しいですが、まだしおれているだけであれば、元気を取り戻すチャンスがあります。
植木を鉢植えで育てている場合は、鉢の底から溢れ出るまでたっぷりと水を与えてください。ひとまわり大きな容器に水を溜め、そのなかに鉢ごとしばらく浸しておくのも効果的です。
様子をみて、植物が元気を取り戻したら通常の水やりの方法に戻しましょう。そのとき傷んだ葉は取り除いてしまってかまいません。養分が元気な枝葉に十分行き届くよう手入れすることが大切です。
日差しの量が原因で植木が枯れる!その復活方法
植物が成長するうえで欠かせない日差しが、植物を枯らす原因になることも考えられます。植木によって日当たりのよい場所が好ましいのか、日かげのほうが適しているのか変わってきますので、それぞれの特性を知っておくことが大切です。
直射日光による日焼けが原因のとき
植物によっては、強すぎる日差しを浴びると弱ってしまうものがあります。表面が乾き、変色する「葉焼け」を起こした植木の葉は枯れると復活できません。
日の当たりすぎで弱まった植木は、直射日光を浴びない明るい場所に移動しましょう。ただし日照時間や温度などが今までの環境とちがいすぎると、植木がさらに弱まってしまうため注意が必要です。
日照不足が原因のとき
年中日かげになるような環境ではうまく育たない植物もあります。日の光が不足すると、葉が黄色く変色して落葉するかもしれません。その場合は生育環境を変えることが大切です。
ただし弱った植物に強い日差しを浴びせると、環境の変化に対応できずさらに弱ってしまうおそれがあります。はじめのうちは直射日光が当たらない室内などで、日の光が透けるカーテン越しでも明るい場所に移動しましょう。
栽培環境が原因で枯れる!その復活方法
植物を育てる環境が適していないと枯れてしまうことがあります。改善できれば簡単に復活することもありますので、まずは現在の生育環境を見直してみましょう。
寒さが原因のとき
冷たい外気に当てられ続けると、寒さに弱い植物は当然ながら枯れてしまいます。室内であっても、玄関先や窓際など、温度が下がりやすい環境には要注意です。
寒さによって弱った植木は、枯れないか復活するのかなど心配になってしまう方がいらっしゃるかもしれません。しかし、傷んでいるのが葉だけであれば、十分復活させるチャンスはあります。
冬のあいだは、あくまで状態を保つために、日中以外は冷気に当たる所から遠ざけて管理しましょう。ただし剪定や植え替えといった、植物に負担がかかる作業は春になるまで避けてください。
根詰まりが原因のとき
ずっと同じ鉢で植物を育てていると、根が鉢のなかいっぱいに成長して根詰まりを起こしてしまいます。植物にとっても窮屈な状態は、必要な栄養を十分に吸収することができなくなってしまうため、よくありません。
根が鉢の底からとび出していたり、水が土に吸収されず溜まり続けていたりする場合は、根詰まりを起こしていると考えられます。春から夏の終わりごろまでに、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。また植物が弱りやすい冬場の植え替えはおすすめしません。
病害虫が原因のとき
病害虫が原因で、植木が枯れてしまうこともあります。病害虫の種類や症状の進み具合によって対処の仕方が変わりますので、まずは植物の状態をしっかり確認しましょう。
また病害虫が発生する原因はいくつか考えられますが、とくに多いのは日当たりと風通しの悪さです。枝葉が密生して成長しやすい植木はもちろん、剪定など日ごろの手入れは、植物にとって最も有効な病害虫対策になります。
枯れてしまった部分の剪定方法について
植木は枯れてしまったように見えても、諦めてはいけません。一部分の枝が枯れてしまっていても、樹木自体は生きていることがあります。そのようなときは枯れた枝を剪定することで、植木の枯れを復活させることができるかもしれません。
枯れた枝を剪定するときに大切なこととして、まず時期が挙げられます。時期を間違えれば、もともと弱まっている植物をさらに枯らしてしまう原因になりかねません。
植木といっても、種類によって剪定をおこなってよい時期は異なります。ご自身の家で育てている種類の剪定時期を調べたうえで、おこなうことをおすすめします。
また、どの部分を剪定するのかというのも大切なポイントです。先端のみが枯れているのであれば、先端だけを切り取り取ってください。しかし、枝が全体的に枯れているようであれば、枯れた部分をすべて取り除くように根元から切り落としましょう。
本当に枯れているかわからないときの見分け方
植木が枯れてしまったのか弱っているのか、判断するときにはいちど枝を切り詰めてみましょう。枯れたようにみえる枝でも、切り口の中心から生き生きとした部分が確認できれば、完全に枯れてしまったわけではありません。
完全に植木が枯れる前に復活させるため、まずは枯れた原因はなにか、考えることが大切です。生育環境が悪ければ適切な場所へ移し変えることで回復が期待できますし、病害虫が原因であれば薬剤などが必要になることもあります。
もし切り口の中心が茶色くなっていたり、水分が抜けて空洞化していたりする場合は、枯れてしまったと考えてもいいかもしれません。ただし冬のあいだは地上に出ている部分を枯らし、春にまた芽吹く植物もあるため、対象の植木がどういった特性をもつ植物なのか調べてみることをおすすめします。
まとめ
植木は枯れても復活させることができる場合があります。復活させるためにはまず、枯れた原因がなにかを判断することが大切です。
枯れる原因は水や日の光、生育環境などさまざまあり、対処の仕方も変わってきます。剪定や植え替えが必要な場合はとくに、作業する時期を見極めることにも注意してください。
また大きく育った植木や、弱ってしまった植木の手入れ方法を、業者に相談してみることもおすすめです。病害虫が原因の場合は、どのような対処法が適しているかわかるかもしれません。
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