ゲッキツは甘酸っぱい香りの白い花とスパイシーな葉の香りが特徴で、シルクジャスミンとも呼ばれています。亜熱帯地域でも多く見られて、庭木や生垣としても人気の常緑性の植物です。育てやすいため庭木だけでなく、室内に置いて観葉植物としても親しまれています。こちらのコラムでは、ゲッキツの特徴や育てるときのコツなどをまとめてみました。
ゲッキツの特徴
ゲッキツは、シルクジャスミンとも呼ばれていますが、ジャスミンとはことなる品種になります。沖縄や東南アジア地域などの熱帯地方が原産のミカン科の常緑性の低木です。
夏にはほんのり甘酸っぱい香りの白い花をつけることでも知られており、葉などもスパイシーな香りと光沢をもつことなどの特徴をもっています。冬には赤い小さな実をつけて楽しませてくれます。
熱帯の植物になるので気温の高い環境をこのむ性質があり、よく枝も伸びることから庭木や生垣としても使われることが多い植物です。寒さにも強いといった性質も備えているので、とても丈夫な植物であることが想像できるのではないでしょうか。
あとは庭木や生垣以外にも、観葉植物として室内で育てられることも多いことがあげられるでしょう。ゲッキツはそこまですぐに大きくならないため、室内でも育てやすいといわれています。
ゲッキツは初心者でも育てやすい
ゲッキツは熱帯地域の植物なので、基本的には気温の高い環境をこのみます。極端に寒くなければ、育つ環境などは、それほど問題にならないという丈夫な植物です。初心者でも比較的、育てやすいといわれています。育てるときに知っておくべきゲッキツの育て方を簡単に解説していきます。
置き場所
ゲッキツは日当たりのよい場所をこのみます。日当たりは花実をつけるうえでも非常に大切な要素なので、きちんと日のあたる場所で育てるとよいでしょう。そのほかゲッキツを育てるうえでは、とくに気温管理が大切な要素となってきます。ゲッキツは熱帯植物なので、夏の場合は地植えでも室内で置く場合でも、それほど問題はありません。
気をつけるのは、冬場での気温管理となるでしょう。基本的にゲッキツはあまり寒すぎる環境では育たないため、できれば気温が3℃以上になるようにして管理する必要があります。外に出している鉢植えなどは、冬場については室内の暖かい場所で管理するのがよいでしょう。
水やり
春から秋にかけては、よく成長するため土の表面が乾いたら、多めに水をあたえるとよいでしょう。ゲッキツは気温20℃をこえると成長スピードがあがり、根や枝がどんどん伸びる性質をもっています。とくに夏場は水分を吸収するので水分が不足することも出てくるかもしれません。
水分を枯らさないように、土の状態の確認をわすれないようにしましょう。冬場については、成長もにぶるので土が完全に乾いてから水をあげることがポイントです。
肥料
ゲッキツは春から秋にかけて根や枝が勢いよく成長します。そのため水やりのときなどに、時間をかけてゆっくりと溶けていく緩効性の化学肥料の固形タイプがおすすめです。肥料をあたえる目安は2ヵ月に1回ほどがよいでしょう。
病害虫など
病害虫であるカイガラムシと呼ばれるカメムシの一種がつくおそれがあります。カイガラムシは体長1~3mmほどの大きさで、ゲッキツの養分を吸収するだけでなく排泄物から病菌をまき散らすことがあるので気をつけてください。なるべく風通しのよい場所で育てることが大切になるでしょう。
ゲッキツは剪定で大きさを整えよう
これまでゲッキツの特徴や育て方を見てきました。ゲッキツは気温があがると勢いよく枝も伸びるため、剪定などの手入れが必要となる場面も出てくるでしょう。こちらではゲッキツを剪定するときのポイントについて見ていきましょう。
ゲッキツは春先から夏場にかけて、とても勢いよく成長していきます。そのため気づかぬうちに、思いがけないほど枝が伸びている状況も出てくるかもしれません。剪定で少しぐらい切りすぎたとしても、すぐに枝が伸びてきます。
自分で剪定するのは難しいと思われるかもしれませんが、伸びてきたじゃまな枝は、思い切って剪定してしまうのがおすすめです。ゲッキツが育てやすいといわれる理由では、大まかな手入れでも育てられる点が初心者にも育てやすいと位置づけられています。
剪定するのに適した時期は春先5月~夏の8月あたりがよいでしょう。この時期がもっとも活発に、枝が伸びるシーズンです。大きくなりすぎた樹木サイズをおさえる場合でも、剪定は有効です。一度にばっさりと多めに剪定しても、枝が成長するシーズンなのでゲッキツの大きさを整えているときにもよいでしょう。
ゲッキツは自分で手入れもしやすいといわれていますが、それでも自分で剪定するのをためらう方もいらっしゃるかもしれません。まとめておこなう時間が無かったり、必要な道具をそろえるのが面倒などさまざまな理由があるでしょう。
自分で剪定をおこなわない場合には、剪定を業者にお願いするという方法もあるので覚えておくとよいでしょう。
ゲッキツを枯らさないために
ゲッキツを育てるときにもっとも注意するポイントとして、あまり寒い環境で育てないということがあげられます。ゲッキツは熱帯原産の植物になるので、気温の低い環境はとても苦手です。
そのため、冬場の気温の極端に下がる時期に、そのまま外に出していたり、地植えしている場合は枯れさせてしまう原因になるので注意してください。ゲッキツが耐えられる気温の目安は、だいたい3℃ほどといわれています。
そのため育てる環境の温度は、10℃以上ぐらいの気温を保ちながら、余裕をもって育てていけるのが望ましいでしょう。もし地植えしている場合には、鉢植えに移し替えるなどして枯らさないようにしてあげてくださいね。
ほかにも肥料をあたえる時期をあやまると、ゲッキツを枯らす原因となります。肥料をあたえる期間は、育成期の5月~10月あたりがベストです。この期間以外で肥料をあたえるとかえって逆効果となってしまうため、枯らさない注意点としておさえておきましょう。
まとめ
ゲッキツは熱帯地域が原産の常緑性の植物です。夏には白い甘酸っぱい香り花をつけることが特徴で、熱帯地域では庭木や生垣としても使われています。育てやすい性質から、室内で観葉植物としても親しまれています。気温があがると成長スピードもあがるため、夏の時期には枝が勢いよく伸びる傾向にあります。
ゲッキツは枝が伸びすぎたり、木が大きくなっているときには剪定をして大きさを整えるのがベストです。ゲッキツは初心者でも手入れしやすいといわれており、少し切りすぎたぐらいでは、すぐに枝が伸びるため問題ないといわれています。もし、まとめて剪定をおこなう時間がない場合には、剪定を業者にお願いすることもできます。必要な道具や剪定にかかる手間がかからないためおすすめです。
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