コブシの剪定は葉が落ちてから!花を見るための剪定のやり方をご紹介

2023.11.20

コブシの剪定は葉が落ちてから!花を見るための剪定のやり方をご紹介


コブシは香りの高い花を咲かせ、地方では春の訪れを告げる花としても有名です。耐熱、耐寒性に優れているため、日本では多くの土地で見られます。そのため、これから自宅で育てたいとおもう方も多いのではないでしょうか。しかし元来大きな木のため、一定の大きさを保つには、コブシの剪定が必要不可欠となります。

また、花が毎年咲かないことがあり、そのようなときの解決方法について必要な知識や剪定方法についてわかりやすくまとめました。コブシの剪定や花が咲かないときで困っている人の参考になれば幸いです。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

コブシの剪定時期は葉が落ちたあとが目安

コブシはとても強い木なので、発育中の9~10月でなければ、剪定しても枯れる原因となることはほとんどないといわれています。そのため、多少強めにコブシを剪定しても構いません。

また、コブシは隔年開花の特性が、開花が4月で花芽ができるのが7月ごろなので、この間に剪定しなければ、来年にうまく花が咲かないことがあります。そのため、花が落ちてからの1~2か月の間に剪定するとよいでしょう。

また、隔年開花を意識しないのであれば、11~3月の葉が落ちたタイミングのほうが枝が見えやすく花芽を残しやすいので、コブシは剪定しやすいです。

コブシの剪定は葉が落ちてから!花を見るための剪定のやり方をご紹介

コブシの剪定の基本的なやり方

コブシは育てられる敷地がしっかり確保してあるならコブシの剪定はほとんど必要ありません。自然に樹木が整いやすいので、ヤゴやひこばえと呼ばれる木の根元から生えてくる枝を切り取るぐらいで済んでしまうことがほとんどです。

ただし、敷地が確保できない場合は、毎年上に伸びる枝を剪定して大きさを調整する必要があります。コブシの成長力は高く、1年何もしなければ大きく育ってしまうこともあるので、あまり広くない敷地で育てている方は特に注意が必要となります。

コブシは、おもに込み合った枝を間引きながら剪定していく方法となります。枝が込み合っていると、風通しが悪く病害虫が発生する原因につながってしまうかもしれません。また、花芽のついた枝は切り落とさないように注意しましょう。

コブシを剪定するときの注意点2つ

剪定には強剪定と弱剪定があり、強剪定は太い枝を切り取り、樹木の形を大きく整えるような剪定方法です。反対に弱剪定は太い枝を切り取るような剪定は行わず、おかしな方向に伸びている細かな枝を切り取る剪定方法のことをいいます。

コブシを強剪定で強く切ってしまうと木の生命力が強いために、たくさんの枝が生え、形が乱れてしまうことがあります。一気に強剪定するのではなく、時間をかけて少しずつ剪定したり、不要な方向に伸びるまえに剪定する弱剪定のほうが良いです。

また、コブシは上側に育ちやすく15m近く育つようなとても大きな木になるので育てている場所によっては周囲の日当たりを遮ってしてしまうことがあります。しかし、下向きの枝をあえて残しておくことで重心が外側に向くため、横側に育ちやすく、樹高が高くなることを抑えることができます。

コブシを育てる上で知っておきたいこと

コブシには、隔年開花というあまり見られない特性が発生しやすいため、今まで毎年咲いていたのに、花が毎年咲かないなどの話をよく聞きます。隔年開花とは、どういったものか見ていきましょう。

隔年開花

一般的に、2年に1度のペースで花が咲くことのことをいいますが、植物が、隔年開花するには理由があります。植物は周囲環境が適した環境になると花を咲かせるのですが、1年という周期では花を咲かせるために必要なエネルギーが足りないことがあるのです。開花のためのエネルギーを、来年に持ち越してしまうというのが隔年開花のメカニズムになります。

そのため整った周囲環境にあっても、エネルギーが足りなくなってしまうことがあるので、必ずしも周囲環境の悪さによる問題だとはいえません。周囲に問題が見られなければ、木そのもののエネルギーを生み出す力が何らかの要因で弱っていることを疑ってみましょう。

隔年開花の特性をもっていても、エネルギーが足りていれば花を咲かせることは可能です。開花の負担を減らすために、花芽ができるまえにコブシを剪定して花の総量を減らすことで毎年花を咲かせることができるようになります。

害虫に注意

ほかにも周囲環境は悪くないのに、コブシの発育が悪くなるときがあります。それが害虫による被害です。コブシの害虫被害は決して多くはありませんが、カミキリムシの幼虫の苗床になることがあります。

カミキリムシの幼虫はテッポウムシとも呼ばれ、2~3mmぐらいの小さな穴から木の中身を食い荒らします。そのまま放置してしまうと導管と呼ばれる水の通り道が荒らされてしまい、最悪の場合は枯らされてしまうことがあります。

テッポウムシの被害に遭ったときは、侵入した穴の中に農薬を入れ退治するのが一般的です。針金などを使い、穴からテッポウムシを捕殺する方もいますが、簡単ではないため針金で木を更に傷つけてしまうことがあるので、あまりおすすめはできません。

まとめ

コブシは剪定する必要が少ない木と呼ばれることがありますが、実際には自宅にコブシを育てることのできる大きなスペースを取れるか取れないかで見方が変わる木になります。毎年花を咲かせたいのかで、剪定する必要があるのかないのか変わることもあります。

また、初めての剪定で不安な方や既に大きく育ってしまい個人の手には余るような木にまで成長している場合は、無理に個人だけで対処する必要はありません。困ったら一度業者に相談することをおすすめします。きっと、あなたの力になってくれることでしょう。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。



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