ガーデニングの天敵雑草の対策をしよう!しつこい雑草の対策法とは?

2022.7.11

ガーデニングの天敵雑草の対策をしよう!しつこい雑草の対策法とは?

「少し放置していただけなのに、お庭が雑草だらけになった……」そんな経験はないでしょうか?きれいに手入れされたお庭に雑草が生えてしまうと、景観が悪くなるばかりか他の植物の成長に影響を及ぼす可能性があります。

そして「そもそもどうして雑草が生えてくるの?」と疑問に思う方もいるかと思います。そこで今回は、ガーデニングでの雑草の対策方法について紹介します。

雑草が生えてくる理由

雑草は、抜いても抜いてもいつの間にか新しい雑草が生えています。雑草が生える理由としては以下の3つが挙げられます。

①一度生えると5万粒の種子が撒かれる

雑草はとても繁殖力が強く、ひとつの株からは2千から5万粒もの種子がばら撒かれます。その中から80パーセントのものが発芽するため、膨大な数の雑草が生えてきます。

②好光性種子が多い

雑草の多くは「好光性種子(こうこうせいしゅし)」と呼ばれる日光を受けて発芽する種子です。そのため、ただ雑草を抜いているだけではどんどん生えてきてしまいます。

③根がとても強い

生えてきた雑草が多年生植物の場合、冬になると一度枯れますが春になるとまた生えてきます。この種類の雑草は、根が切れてもまた根を生やすことができるなど非常にしぶとく、しっかり根元まで抜いたつもりでも、少しでも根が残っているとまた雑草が生えてきます。

このことから、ガーデニングでの雑草対策はただ雑草を抜くだけではいけないことがわかります。
雑草が生えてくる理由

お庭に生える雑草の種類

ガーデニングでの雑草対策の参考として、お庭に生える雑草の種類を紹介します。

・イヌムギ
イネ科の雑草で、麦のような穂がついていますが食用にはできません。日本全土に分布していて、種子と地下茎のどちらでも繁殖をします。

・エノコログサ
「猫じゃらし」の名のほうが広く知られている雑草です。緑色の穂がつく前に除去をしてしまいましょう。

・オオバコ
葉の部分が大きく、踏みつけても成長をします。根は地中深くまであるためしっかりと除草をしないと再生します。除草剤なども使用することをおすすめします。

・タンポポ
花がとてもかわいらしいため、人気の雑草でもあるタンポポですが、根はとても深く一度根付くとやっかいです。除草剤を使うと巨大な根を枯らすことができます。
お庭に生える雑草の種類

雑草対策に適した時期とは

ガーデニングの雑草対策は、雑草が生える時期に合わせておこなうと、効率よく雑草を除去することができます。

・一年生雑草
一年生雑草は「春雑草」「秋雑草」の2種類に分けられます。春雑草は、春に芽が出て秋に枯れるもので、秋雑草は秋に発芽して冬を越すものです。春雑草は春に芽が出始めた時期に駆除をし、秋雑草は秋に発芽した時期に駆除をしましょう。

・多年生雑草
タンポポなどの多年生雑草は、根が生きている限り地上の草が枯れてもまた生えてきます。多年生雑草は草むしりをするのに最適な時期がないため、見つけ次第根元からしっかりと抜くようにしましょう。

大きく育った場合は根も太く強くなっているため、早めの除去が大切になります。

お庭の雑草対策3つ

ガーデニングの雑草対策としては、以下のものが有効です。

手作業

一番周囲の植物にやさしく雑草の除去ができるのが、手作業で雑草を抜くというものです。手袋・スコップ・草抜きカマなどを用意して地道に抜いていきましょう。「除草剤を使うと赤ちゃんやペットへの影響が心配……」という方にはぴったりです。

ただし、あまりに雑草が多い場合は非常につらい作業となるため、業者に依頼することを考えてもよいでしょう。

除草剤

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「こんなに広い範囲で雑草が生えてたらもう無理!」という場合は、除草剤を使うのも手です。
現在販売されている除草剤は、比較的人体への影響が少ないとされていますが、花壇や芝生に除草剤を撒いてしまうと花や芝生が枯れてしまうため、除草剤を使えるスペースは限定されます。

防草シートを張る

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防草シートと呼ばれる光を遮ることで雑草が繁殖するのを防ぐシートを使えば、除草剤を使うことなく雑草を防ぐことができます。
ただし、防草シートを破って雑草が生えてきたという事例もあるので、防草シートを張る前に雑草を抜くなどしておきましょう。

グランドカバープランツも有効

ガーデニングの雑草対策として有効なのが、グランドカバープランツを植えることです。グランドカバープランツとはグランド(地面)をカバー(覆う)するという名のとおり、地面を覆うことで雑草を生えにくくする効果があります。

ただ地面を覆うだけではなく、かわいらしい花が咲く植物もあります。グランドカバープランツの種類には以下のようなものがあります。

・アイビー
家の外壁にあるツタのような植物を見たことがある方もいるかと思いますが、あれがアイビーというグランドカバープランツです。アイビーは繁殖力が高く、非常に頑丈な植物です。

・ハツユキカズラ
日陰や湿った土でも育てやすいグランドカバープランツです。基本的に丈夫で、寒さにあたると紅葉します。

・アサギリソウ
ふわふわとした毬(まり)のようなグランドカバープランツです。葉は銀白色で美しい色をしています。

グランドカバープランツも有効

まとめ

ガーデニングの雑草対策にはいろいろな種類がありますが、もし手で抜いて雑草を処理する場合「共働きなので暇がない」「高齢なので難しい」「雑草が多く一人では厳しい」という方も多くいるかと思います。

そのような場合は、草刈りの業者に依頼をしてみるのもよいかもしれません。状況にあった雑草対策をして、快適なガーデニングライフを送りましょう。

草刈りを依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「草刈り」をご覧ください。

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