庭の手入れで雑草を撃退!目的にわけて10コの除草方法を詳しく解説

2022.11.3

庭の手入れで雑草を撃退!目的にわけて10コの除草方法を詳しく解説

お庭を管理するうえでとても厄介なのが、抜いても刈っても生えてくる雑草です。「この前草むしりしたばかりなのにもう庭一面に雑草が……」「ウッドデッキの下に雑草が伸びている……」なんて方も多いでしょう。

庭の雑草は見た目の暑苦しさだけでなく、蚊をはじめとする害虫の原因となって近隣トラブルになりかねないので、早急な対策を講じなければなりません。

今回のコラムでは、お庭の雑草対策として10の方法とメリット・デメリット をご紹介します。プロによる施工が必要なものから、身近なものを利用して自分でできる対策まであげてみました。それぞれ処理したい場所にあった雑草対策をしてみてください。

手軽にできる庭の手入れ方法

この項目で解説する雑草対策は、それほど手間もかからない簡単なものとなっています。方法によっては専用の道具をホームセンターなどで購入する必要はありますが、高い雑草対策の効果を発揮してくれるでしょう。

草取り・草刈り・草むしり

もっともポピュラーな雑草対策は、やはり草取りや草刈りでしょう。鎌やクワを使って草取りをする方も多いかと思いますが、最近ではバッテリーを積んだ自動の草刈り機も1万円台のお手頃な価格で入手できます。

■草刈りの効率的なやり方

近年は草刈り機の登場により、草刈りも楽にできるようになりました。
ですが、使い方を誤ると作業効率が低下しかねません。草刈り機の正しい使い方については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

■草取り・草刈りのメリット
草取りや草刈りのメリットはなんと言ってもその手軽さです。道具さえあればすぐに雑草対策に入れますし、草刈り機などの道具もホームセンターやネット通販で手ごろな値段で手に入れることができます。

■草取り・草刈りのデメリット
草取りや草刈りはあくまで一時的な効果しか得られません。真夏であれば、2週間ほどで刈り取ったはずの雑草が生い茂るようになってしまいます。また、お年寄りをはじめ足腰が弱いほうには、長時間の作業は体調を崩す原因になりかねません。

手軽に行える方法

芝生でも使える!除草剤で枯らす

除草剤の散布もポピュラーな雑草対策といえるでしょう。除草剤はホームセンターに足を運べば簡単に入手することができますし、安いものなら1,000円台から購入することができます。

雑草が生い茂っている場合には即効性がある「液体タイプ」、雑草を生えなくするためには土に染み込み根を枯らす「顆粒タイプ」の除草剤がおすすめです。

■除草剤の効率的な撒き方

除草剤は晴天の涼しい時間帯に使うのがもっとも効果を発揮できるとされています。また、除草剤の撒き方については過去記事でもご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

■除草剤のメリット
除草剤のメリットとしては、除草剤を雑草に向けて撒くだけという簡単さが挙げられます。また、除草剤の品質にも大きく左右されますが、雑草が生えるのを防ぐ防草期間も最長で約1年と長く、一度の散布で十分な防草効果を発揮してくれるでしょう。

■除草剤のデメリット
除草剤のデメリットは、人体や環境への危険性があることです。除草剤は農薬の一種なので、当然皮膚に付着すると危険ですし、ペットや子どものいるご家庭では使用を控えたほうがいいでしょう。また、芝生に使用する場合は専用のものを使わないと、効果が無かったり芝生を枯らしたりしてしまう原因となります。

木酢液の原液をまく

木酢液は除菌、虫よけなどにも使われますが、濃度が高ければ除草効果にも期待できます。植物を健康にする効果もあるため、ガーデニングをやっているほうなら比較的馴染みのある存在ではないでしょうか。

■木酢液の効率的な使い方

木酢液の使い方は簡単で、原液かそれに近い濃度の木酢液を、雑草が生えている箇所に撒くだけです。原液をそのまま使う関係上、庭一面に撒くとなるとそれ相応の量が必要になってくるので注意するようにしましょう。

■木酢液のメリット
木酢液は、木炭を作る際に出た煙を冷やして作る天然由来の製品です。ですので、人体や環境にも優しく雑草対策をすることができます。液体タイプの除草剤と同じく、即効性が期待できる点もメリットとして挙げられるでしょう。

■木酢液のデメリット
木酢液には燻製のような独特の匂いがあります。雑草対策として使う場合、濃度が高いものを散布するため、その分匂いもきつくなるでしょう。ですので、近隣の家と密接している場合は木酢液を使う際に配慮が必要となってくるのです。

人工芝の下などに防草シートを敷く

タイルを敷くなどの大がかりな雑草対策ができないほうは、防草シートという対策法があります。雑草が生える範囲を防草シートで被うことで日光を遮断し、雑草が育つのを防止するのです。

■おすすめの防草シート

防草シートを選ぶ際におすすめしたいのが、お手ごろ良品が販売している「改良版【プロも認めた 防草シート】」です。効果は約3年も持続するほか、水はけもいいのでも水たまりに害虫が寄り付く心配をする必要もありません

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■防草シートのメリット
地面にシートを敷くだけなので砂利やセメントよりも手軽に防草舗装ができ、撤去も簡単なのが最大の魅力でしょう。女性やお年寄りでも楽に設置ができるため、どんなご家庭でも活用が可能となっています。

■防草シートのデメリット
防草シートは単体で使うと見栄えがよくないというデメリットがあります。庭の景観を損ねることになるので、庭のデザイン性を重視したいほうにはオススメできません。ただし、防草シートの上に砂利やウッドチップを敷けば景観をよくすることができます。

手軽に行える方法

砂利やタイル・植物を活かしてお手入れしよう

この項目で解説する雑草対策は、雑草を抑制するだけでなく景観を整える効果を持つものとなっています。少々手間はかかりますが、雑草対策と同時に庭の模様替えもできるという一石二鳥な方法なのです。

砂利で覆う

庭に砂利を敷くことで雑草の種に光が当たることを防ぎ、成長を阻害することができます。なお、砂利を敷いて雑草対策をする場合には、事前に庭に生えている雑草を抜いておくようにしましょう。

■砂利の効果的な敷き方

庭に5~8cmほどの厚みの砂利を隙間なく敷き詰めておけば、防草効果に期待できるでしょう。また、先ほど雑草対策に挙げた防草シートと組み合わせると、より高い防草効果を発揮できます。

■砂利のメリット
庭の景観がよくなるのが、砂利敷きのメリットでしょう。雑草が生い茂った庭ときれいに砂利が敷かれた庭では、見栄えが格段に違ってきます。さらに、敷いた砂利の上を歩くと音が鳴るため、防犯対策にもなります。水はけもよいので泥はねがなく、雨の時に歩いても服や靴が汚れません。

■砂利のデメリット
砂利の厚みが十分でないと、砂利の上を歩く際に砂利が沈んだり散らばったりして土がむき出しになってしまいます。もし土が表面化すれば、すぐに雑草が生えてしまうでしょう。また、砂利敷きには落ち葉などの掃除が大変になるという欠点もあります。落葉樹の多い庭の場合には、 砂利敷きを考慮する必要があるでしょう。

コンクリートやタイル、レンガを敷く

庭の雑草が生える範囲にコンクリートやタイルを敷いて地面にあたる日光を遮断してしまうという雑草対策もあります。コストを抑えたいほうはコンクリートを、庭のデザイン性を重視したいほうはタイルを敷くのがいいでしょう。

■おすすめのタイル

コンクリート施工は業者の手を借りる必要がありますが、タイルはご家庭で簡単に設置することができます。なかでも「テラコッタ調マット」は、地面を掘り起こして整地した場所に置くだけで、タイル張りができるようになっているのです。

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■コンクリートやタイルを使うメリット
コンクリートやタイルによる雑草対策は、防草効果が非常に高いです。一度コンクリートやタイルを敷けば、その後雑草対策にお庭のお手入れすることもなくなり、掃除も楽になるでしょう。また、リフォームをしたかのようにお庭の雰囲気を変えることもできます。

■コンクリートやタイルを使うデメリット
コンクリートなどを施工すると、庭の景観が大きく変わります。また、庭のスペースを使ってガーデンニングなどを始めるためには、一度敷いたコンクリートやタイルを剥がす必要性も出てきます。コンクリートやタイルでの対策はもう庭に一切の植物を育てないという前提でおこなう必要がある でしょう。

グランドカバープランツを植える

「グランドカバープランツ」と呼ばれる植物を植えるという雑草対策もあります。グランドカバープランツとは、文字どおり地面を覆うように生える植物のことです。背丈の低い植物が地面を覆うことにより、雑草の種が日光を浴びて発芽するのを防ぐのです。

■育てやすいグランドカバープランツ

グランドカバープランツの中でも、タイムやアジュガをはじめとしたハーブはホームセンターなどで簡単に購入することができます。育てるのにそれほど手間がかからないため、初心者にもおすすめできるでしょう。

【ヒューケラ】

葉の色の種類も豊富で葉同士が重なり合いながら広がるため、おしゃれな庭にしてくれます。また、どんな場所でも育ってくれるので、手入れも簡単です。育てやすいので初心者の方にもおすすめです。

【芝生】

グランドカバープランツとして、天然の芝生を敷くのもおすすめです。水やりや芝刈りといった手入れは必要になりますが、気持ちのよいきれいな庭に仕上げることができます。冬になると茶色く枯れる日本芝なら、季節の移ろいを感じる楽しみ方もできるようです。

■グランドカバープランツのメリット
庭の景観が飛躍的によくなるのが、グランドカバープランツの最大のメリットとなります。ハーブを植えた場合には、足元から香る心地よい匂いを楽しむこともできます。中には花を咲かせるものもあるため、庭に彩りを加えることができるでしょう。

■グランドカバープランツのデメリット
グラウンドカバープランツのデメリットは、効果が出るまでに時間がかかるということです。ハーブが育つまでの期間は草取りを続ける必要がありますので、即効性は期待できません。また、グランドカバープランツの中には非常に繁殖力が強いものもあるので、植える場所はよく考えるべきでしょう。

景観を整えることができるお得な方法

水で固まる土を使う

近年では、水をかけると固まる土が販売されています。これは土にセメントを混ぜたもので、土を均等に敷いたあとで水を撒けば雑草対策になるという代物なのです。
水で固まる土は手軽であるという反面、耐久性はそれなりなので、用途を考えて選びたいものですね。

■おすすめの水で固まる土

水で固まる土でおすすめしたいのが、マサファルトの水で固まる土です。こちらは自然土を原料としているので環境に優しく、雑草の抑制効果と歩きやすさの両立に成功しています。自然な土の質感を楽しみたい方にもおすすめです。

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■水で固まる土のメリット
水で固まる土は根付こうとする雑草に対して抵抗力を持つため、防草効果が抜群に高いという特徴があります。きれいな土の質感があり、かつ表面が平坦なので掃除が簡単に済むのも嬉しいところです。

■水で固まる土のデメリット
水で固まる土は水の配分を間違えると固くなりすぎたり、脆くなってしまったりしてしまいます。
さらにコンクリートやタイルと比べて強度がそこまで強くなく、人が多く通るところや駐車場には不向きです。また、あくまで「土」であるという特性上、苔が生える可能性があるのもデメリットのひとつといえるでしょう。

費用を抑えた庭の手入れ方法

この項目で紹介する雑草対策は、非常に簡単にできる一方で効果がそれほど高くはないものとなっています。一時的な対策としては有用ですが、雑草を根絶するのには不向きな方法 といえるでしょう。

雑草に熱湯をかける

一般家庭でもコストをかけずに用意できるものとして、熱湯があります。ほかに必要な薬品などもない非常に簡単な雑草対策で、雑草の葉を枯らすのに有効です。

■熱湯の効果的な撒き方

熱湯を雑草にかければ、無理なく葉を枯らすことができるでしょう。このとき、雑草の根に浸透するようにたっぷり熱湯をかけることで、ある程度の防草効果も見込めるようです。

■熱湯のメリット
お湯を沸かすだけという手軽さがメリットとなります。また、熱湯なので環境にも無害なのも嬉しいところです。

■熱湯のデメリット
熱湯を深い部分にある根に浸透させるのは難しいため、ほかの雑草対策と比べると防草効果は高くありません。また、熱湯を使うときは火傷の危険性が伴います。
ですので、狭い範囲であれば問題ありませんが、庭一面に熱湯をかけるのはおすすめできません。

注意が必要な方法

重曹をまく

家庭では何かと活躍する場面が多い重曹は、雑草対策としても使えます。重曹が植物の内部に吸収されると細胞を壊し、また気孔からの水分蒸発を促進させ雑草を枯らす効果があるのです。

■重曹の効果的な撒き方

重曹は5~10%の濃度に水で薄めた重曹水を作り、除草剤のようにして使うのが一般的です。また、除草効果を高めるために雑草の表面を鎌などで傷つけておくと、比較的高い除草効果に期待できるでしょう。

■重曹のメリット
料理にも使われるものなので、重曹水を散布しても人体を傷つけることはありません。また、家庭にあることが多いため、簡単に用意することができます。

■重曹のデメリット
雑草対策としての重曹は、効果面ではやや頼りないところがあります。除草剤は雑草の葉や根に浸透してはじめて効果を発揮しますが、重曹は浸透力が低いのであまり効果が出てくれません。そのため、雑草の表面を傷つけるという手間のかかる作業をしなければならないのです。

注意が必要な方法

雑草の対策方法は選択肢が多すぎる!選ぶときのポイント

前述までで述べてきたとおり、雑草対策にはさまざまな方法があります。自宅に合ったものを選ぶとよいのですが、どれがよいのか迷ってしまう方も多いかもしれません。

しかし、雑草対策を選ぶときのポイントを知っておくともっと簡単に自分に合うものが見つかるはずです。ここでは、たくさんの雑草対策から自分に合うものを選ぶポイントについて見ていきましょう。

外観

庭や玄関の雑草対策をおこなううえで、デザインも重要なポイントです。せっかく雑草対策をするのであれば、これを機に庭や玄関をおしゃれにしてみるのもおすすめです。防草シートなど1つの素材を使っても、十分雑草の生育を抑えることはできます。

しかし、防草シートを敷くだけでは見た目がシンプルすぎて味気ない印象になってしまいます。防草シートのほかに砂利やウッドチップ、人工芝などを組み合わせることで、防草効果もあがりおしゃれな庭や玄関になることでしょう。どんな庭や玄関にしたいかレイアウトをしてから、イメージに合った素材を組み合わせて選んでみると、雑草対策もできておしゃれに仕上がります。

耐久性

多少費用がかかっても、耐久性の高い素材を選ぶ ことがおすすめです。コスト削減のため、安い素材ばかり使ってしまうと、長持ちせず早く交換しなくてはならなくなり、余計に費用がかかってしまいます。

また、よく歩く場所などは劣化しやすいため、耐久性があるものがよいでしょう。将来的なことや使用用途を踏まえたうえで選んでみるとよいかもしれません。

費用

コンクリートやタイルなどは初期費用は高いですが、耐久性も高く雑草対策としても非常に効果的です。しかし、頑張って予算を大幅に超えてしまうのも経済的によくありません。
そのため、よく歩く部分などには耐久性の高いコンクリートやタイルなどの素材を、見えない部分や隙間などには砂利などの費用が安い素材を使うとよいでしょう。

このように、費用が高い素材と安い素材を上手く使い分ける ことで、耐久性抜群の庭や玄関に仕上げることができるでしょう。

庭の手入れには【NG】な除草道具

これまでに紹介したように、雑草対策にはさまざまな種類が存在しています。しかし、なかにはおすすめできない、なるべくなら控えるべき雑草対策もあるのです。

雑草に塩水をかける

ご家庭にある塩を水で薄めて除草剤の代わりにすることで、雑草対策をするというものがあります。塩水を庭に撒いてしまえば、雑草が生えてこなくなるでしょう。

■塩水は何がダメなのか

地面に塩水を撒くと土壌の塩分濃度が高まり、雑草どころか植物自体が育たなくなってしまいます。土壌は塩を分解できないため、植物が生えなくなったらそれ以降はほぼ永久的に植物は生えません

雑草を取り除いたあとに花や木を植える予定のある方は、絶対に塩水を除草剤として使わないでください。

ミントを植える

グランドカバープランツ(地面を守る植物)による雑草対策の1つとして、ミントを利用するというものがあります。タイムやタマリュウなどのハーブなどと同じ要領で育てていけば庭一面がすぐミントで埋まるため、一見効果的に感じられます。

■ミントは何がダメなのか

ミントは極めて生命力が強く、たとえ除草剤を撒いて枯らしても根が少しでも残っていれば、すぐ繁殖して元通りになってしまいます。

また、世代を重ねたミントは匂いが消えるどころか、枯れた際に悪臭を漂わせるようになります。もしそうなれば悪臭に誘われた害虫までやってくるので、ミントを地面に植えるのはおすすめできないのです。

雑草対策で陥りやすい失敗例

雑草対策をしても、何らかの原因で再び雑草が生えてきてしまうことがあります。雑草対策に失敗した原因を知っておくだけでも、次の失敗を防ぐことができます。雑草対策で多い失敗例も見てみましょう。

雑草が防草シートを突き破る

防草シートを敷いたにもかかわらず、雑草がシートを突き破って生えてきてしまったというのもよくある失敗例です。このような失敗が起こる原因は、防草シートの選定ミスにあります。

費用を抑えるために安い防草シートを選んでしまうと、このような現象が起こります。防草シートを雑草が突き破ってしまうと雑草を引き抜いて補修しなくてはなりません。また、雑草が突き破っている箇所がひとつではない場合は、防草シート自体を交換しなくてはなりません。

破れたり穴が開いたりしてしまうとその隙間から日光が入り込み、防草シートを敷いていても雑草が伸びてきてしまいます。防草シートは破れにくい丈夫な素材のものを選ぶとよいでしょう。

砂利の隙間から雑草が生える

面倒だからといって直接土の上に砂利を敷くと、隙間から雑草が生えてきてしまうことがあります。砂利自体は除草効果がある素材ですが、防草シートを敷かずに敷くと隙間の土に種が落ちて発芽してしまいます。

そのため、砂利の隙間から雑草が生えてくるといった現象が起こってしまうのです。このような失敗を防ぐには、防草シートをきちんと敷いて下処理したうえで砂利を敷くことが重要となります。

コンクリート張りで熱くなる

庭をコンクリート張りにすると強度は高くなりますが、夏は暑く照り返しが強くなってしまいます。施工後に、思いのほか暑さを感じるといった失敗もあるようです。無機質な見た目も暑さを感じる要因かもしれません。

ペットがいる家庭などはコンクリートの暑さでやけどしてしまうこともあるため、注意が必要です。コンクリートの暑さ対策をするには、ひさしなどを設置して直接日光があたらないようにしたり、打ち水などをしたりするとよいでしょう。

掃除が大変

砂利や木の皮を使ったバークチップ、ウッドチップは庭をおしゃれに見せてくれる素材です。見た目もきれいですが、掃除がしにくいのが欠点ともいえます。とくに植木のある家は落ち葉などにより、庭が散らかってしまいます。

掃き掃除しようにも砂利などを一緒に取り除いてしまうため、分別しながら掃除するのは大変な作業になるでしょう。庭の状況を見て、掃除が必要不可欠であればこれらの素材ではなく、コンクリートやタイルなど掃除しやすいものを選ぶとよいでしょう。

まとめ

今回は10の雑草対策をまとめました。それぞれの雑草対策には一長一短があり、庭や周囲の環境にあった雑草対策を選ぶことが大切 です。

また、もしひとつの雑草対策で思うような効果が見られないときは、「砂利」と「防草シート」など対策を組み合わせることで防草効果を高めることもできるでしょう。

なお、雑草対策にはプロの手を借りる方法 もあります。「生活110番」の「草刈り」では、さまざまな雑草対策に対応できる業者をお探しいただけますので、お困りの際はぜひご活用ください。

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