長いツルの雑草が、庭まわりやフェンスにおおいかぶさって困っていませんか。その長いツルの雑草は、ヤブガラシという生命力の強い厄介な雑草の可能性があります。ヤブガラシは、どこにでも生えてくるうえ、ツルが3メートル以上になる雑草です。ほかの植物にツルが絡みついて枯らしてしまうなどの被害がでてしまうので、庭で見つけたら早めに駆除しましょう。
この記事では、ヤブガラシの生態や根から取り除く草取り方法、除草剤を使った駆除方法をご紹介します。ヤブガラシの生態や駆除方法を知って、キレイなお庭を取り戻しましょう。
目次
ヤブガラシは非常に厄介な雑草
ヤブガラシは、急速に成長する非常に厄介な雑草です。厄介といわれるヤブガラシが、どんな植物なのか生態を解説していきます。
ヤブガラシってどんな植物?
ヤブガラシとは、ブドウ科のヤブガラシ属に分類されている、つる性多年草です。ヤブガラシの名前の由来は、藪(やぶ)を覆いつくして枯らせてしまうことが由来となっています。放っておくと、どんどん成長してしまい厄介になることから、別名で、ビンボウカズラとも呼ばれています。
人の出入りが少ない林や藪の周辺におもに生息していますが、庭や道ばたなどにも、普通に生えています。鳥の足のような小さな葉が、3~5枚ほどついていて、夏から秋にかけて淡緑色の小さな花を咲かせるのが特徴です。小さな花が咲いたあとは、紫黒色のブドウのような形の小さな果実をつけます。
ほかの植物を枯らしてしまうことも!
ヤブガラシは、名前の由来の通り、藪までも枯らしてしまうため、ほかの植物への被害も大きいです。ヤブガラシは、地下茎(地中にある茎)が長く、引き抜いても根が起こるため、すぐに新しい芽を出します。成長が早く、ほかの植物に絡みつきながらツルを伸ばしていくため、巻きつかれた植物は、ツルにおおわれ枯れてしまいます。
ヤブガラシが庭などの敷地内で成長してしまうと、庭の花や植木を枯らしてしまうので注意が必要です。広範囲でヤブガラシが、繁殖してしまうと、取り除くのも大変で、非常に厄介なことになります。庭で、ヤブガラシを見つけたら、早めの対策をしましょう。
ヤブガラシに寄ってくるスズメバチに要注意!
ヤブガラシには、スズメバチやムカデなどの、虫も寄りついてきます。ヤブガラシが咲かせる小さな花には、たくさんの蜜があるため開花しているときは、虫が多く集まる傾向があるようです。
ヤブガラシは、ハチが好む植物として有名です。ヤブガラシの茂みの中に、巣を作ることはありませんが、蜜が豊富なため、周辺にいる可能性が非常に高いです。ツルの被害のほかにも、ハチやムカデなどに刺されるなどの、被害もでてくるので、駆除をするときは刺されないように注意しましょう。
ヤブガラシを駆除することは可能?
ヤブガラシは、道具を使った草取りで根から取り除いたり、除草剤で根から枯らしたりすることで、駆除することは可能です。駆除方法をみていきましょう。
ヤブガラシの駆除はむずかしい
ヤブガラシの根は、地表に近い場所は根細く、引き抜くときにちぎれてしまうほどです。地表に近い根は根細いですが、地下50センチあたりには、太いものだとゴボウくらいの太い根がはびこっています。
地下の根は、長いもので1.5メートルほどにもなっていて、その根が残っている限りはその根から再生し続けます。ヤブガラシの駆除がむずかしいといわれるのは、地下の深い場所にある根を取り除かなければ、どんどん繁殖していってしまうからです。
【方法1】草取りで根から取り除く
草取りでヤブガラシを取り除く場合は、手袋や草取り道具を用意しましょう。ヤブガラシの蜜にハチなどの虫が寄ってくる可能性があるので、防虫スプレーなどの防虫グッズも活用するとよいです。
草刈りは、できるだけ根を引きちぎらないように引き抜きます。広い範囲の駆除の場合は、草取り道具(草取りフォークなど)で土ごと掻き取っていきましょう。取り除いたあとは、抜いた場所に食塩水をかけます。食塩水をかけることで、雑草の根から水分を奪い取ります。
注意したいのは、食塩水をまいたところに新しい植物を植えても、生えてこなくなることです。ヤブガラシだけの駆除のつもりでも、ほかの植物にも影響がでてくるので気をつけましょう。
【方法2】除草剤で根から駆除する
除草剤を使って根から駆除する場合は、周囲に植えてある植物に被害がでるおそれがあります。周囲の植物に除草剤がつかないように配慮しましょう。
除草剤をヤブガラシに直接塗る駆除方法もあります。除草剤を使うときは、使用方法をしっかり確認しましょう。ヤブガラシの被害が広範囲の場合は、駆除が大変なので、プロに相談することをおすすめします。
それでも生えてくる場合はプロに相談してみよう!
草取りや除草剤を使った駆除をおこなっても、ヤブガラシが駆除できない場合は、業者などのプロに相談してみることをおすすめします。ヤブガラシは、成長が早く繫殖力もあるので、駆除するのは厄介です。プロに任せることで、庭の状態に合ったヤブガラシの駆除をしてくれます。厄介なヤブガラシにお悩みの方は、業者に依頼しましょう。
依頼の費用は、業者ごとに異なりますが、1坪500円~という業者や1日10,000円ほどという日当制の業者もあります。依頼する業者に、事前に問い合わせてみましょう。業者に依頼する際は、複数の業者から見積りを取ることをおすすめします。複数の業者の見積りを比較することで、相場を知ることができます。
ヤブガラシの繁殖を予防する方法
生命力が強く、駆除が厄介といわれるヤブガラシは、できれば庭に生えてきてほしくない雑草です。砂利を敷いたり、防草シートを敷いたりすることで、繁殖を予防することができます。それぞれの用途をみていきましょう。
【方法1】防草シートを敷く
防草シートは、ヤブガラシの繁殖を防ぐのに有効なシートです。繁殖を予防したい地面に敷くことで、ヤブガラシの成長に必要な日光を遮断させることができます。防草シートは、少しでも地面との間に隙間があると、わずかな日光が差し込んだり、ヤブガラシの種子が入り込んだりしてしまうので、隙間はしっかり埋めます。きれいに敷くコツは、敷く前に生えている雑草の除草をすることです。
雨や気温の変化で、除草シートが破れてしまうと、そこからヤブガラシが生えてきてしまうおそれがあります。気温の変化にも強いとされる耐候性のあるシートを選びましょう。
【方法2】砂利を敷く
防草シートと同じで、砂利を敷くことで日光を遮断させることができます。砂利も隙間ができてしまうと、そこからヤブガラシが生えてきてしまうので、きれいに敷き詰めましょう。砂利は、防草シートと違い、上を歩くと砂利に浮き沈みがでるため、浮いたところから日光が差し込んでしまう傾向があります。コスト面では、防草シートよりも抑えられますが予防効果は少し低めです。砂利を敷く場合は、防草シートを下に敷くとより高い効果が得られるためおすすめです。
ヤブガラシの意外な活用法2つ!
厄介といわれているヤブガラシですが、意外にも食べたり、生け花として楽しんだりすることができます。意外な活用方法をみていきましょう。
①下処理をして食べる
ヤブガラシを食用として活用する場合は、アクが強いため、しっかりアク抜きをします。ゆでたあとに、一晩アク抜きをしましょう。ヤブガラシは、天ぷらにしてもクセなく食べることができるようです。味は、ワラビなどの山菜のような感じで、わずかな辛みとぬめりがあります。
②生け花として楽しむ
生け花として、ヤブガラシを楽しむこともできます。はっきりとした葉脈や、小さい花をつけていることが、生け花としての持ち味になります。
まとめ
厄介といわれるヤブガラシは、草取りや除草剤を使うことで駆除することができます。ヤブガラシは、繫殖する力が強いので、地下茎をしっかり駆除しなければ、再生し続けてしまいます。防草シートや砂利を敷いて、ヤブガラシの繁殖を防ぐとよいでしょう。ヤブガラシは、厄介な雑草といわれていますが、天ぷらやお浸しなどにして食すこともできます。また、生け花などにも活用される一面もあります。
ヤブガラシの駆除は自分でもできますが、その繁殖力からむずかしいともいわれているので、プロに依頼することをおすすめします。プロに駆除を依頼することで、ヤブガラシのお悩みをスムーズに解決できます。ヤブガラシを駆除して、きれいな庭にしましょう。弊社にご相談いただければ、草刈り業者をご紹介することが可能です。お気軽にご利用ください。
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