
芝生を効率よく手入れする方法として、芝刈り機を思いつく方もいるかもしれません。しかし、購入するには高額で躊躇してしまう方も多いでしょう。お金をかけず芝刈りをしたいという方は、範囲を決めてハサミでおこなうのも1つの方法です。
そこで、この記事では、お手軽に芝刈りをハサミでおこなう方法や注意点などをご紹介していきます。伸びきってしまった芝生を刈って、きれいな芝生にしていきましょう。
ハサミを使った芝刈り方法
芝刈りをハサミでおこなう方法は、文字通りハサミで芝を切っていき、芝生の長さを整えていきます。簡単な作業に感じるかもしれませんが、ただ芝を考えもなく切ればいいというわけではありません。切りすぎると、枯れてしまうこともあるため、注意しましょう。
芝刈りをハサミでおこなう場合に準備しなくてはならない道具は、芝生をカットするためのハサミや刈り取った芝生を片づけるための袋、拾いきれなかった芝生のごみを片づけるためのレーキなどです。
ハサミはキッチン用のものなどでも代用できますが、刈り込み用のハサミを利用したほうがきれいに仕上げることができます。まずは、刈り込み用のハサミを芝生に対して平行に持ち少し浮かせます。そのまま腕だけを使って、刈り込みます。
この際に腕が安定していないと、刈り込みすぎてしまったり、がたがたになってしまったりすることもあるので気をつけましょう。先ほど切ったところをガイドにして、前方に刈り込み用のハサミをずらしながら、刈り進めていきます。
このような作業を繰り返し、切り残しがあれば少しずつ直しながら作業をすすめていくとよいでしょう。慣れるまでに時間はかかりますが、だんだんうまく切れるようになっていきます。
また芝刈りをハサミでおこなうことで、芝生の状態を細かく確認することができます。芝生に住みつく害虫にいち早く発見することもできるため、害虫の予防にもつながるでしょう。
芝刈りをするときの注意点
芝刈りをハサミでおこなうときは、単にきれいにそろえて切ればいいというわけではありません。切り方や芝刈り後の処理を誤れば、元気な芝生まで枯らしてしまうおそれがあります。
3分の1カット
芝には生長点と呼ばれる根元から一番外側の葉があり、生長点からハサミを入れてしまうと、芝生がうまく育たなくなってしまうおそれがあります。そこで、葉の先端部分からみて3分の1あたりからハサミを入れ、生長点を避けるようにカットをおこなう必要があります。
これは3分の1カットと呼ばれる方法で、一般的には芝生を傷めないためのポイントのひとつとされています。先端より3分の1をカットする際は、生長点を傷つけないように平行に切るように心がけましょう。
サッチの回収
サッチとは、過去に刈り込んだ芝や部分的に枯れた葉や根が、土の上に積もってしまい層になっているものをさします。このサッチを回収せずに放置しておくと、芝の育成に必要な環境バランスが崩れてしまいます。
サッチは土に還りづらく、放置することでどんどん蓄積されてしまいます。そうなれば、芝生の水はけは悪くなり、病気の原因となる菌類が繁殖して芝生を枯らす原因となってしまうでしょう。そのため、サッチはレーキなどを使って、片づけておかなければいけません。
芝刈りをハサミでやるデメリット
芝刈りをハサミでおこなうことは、細かい部分での芝生の変化を発見できるというメリットもありますが、必ずしもよいことばかりではありません。ハサミを動かしているのが人の手である以上、長時間連続で作業をしていると疲れてしまいます。それに伴い、作業効率も落ちて時間がかかってしまうことも考えられるでしょう。
そのためハサミでの芝刈りは広範囲では不向きですが、ハサミを使用して手入れした方がよい場所もあります。それは家の壁面や庭の飛び石などに隣接している芝生のキワ部分です。
芝刈り機の刈り刃では届かず、うまく刈り切れない部分がでてきしまいます。このような部分はハサミで手入れすることで、芝生の細部に渡って、美しい状態を保つことができるでしょう。
このように芝刈りをハサミでおこなうことは、時間や体力を消耗するばかりでなくこまめにおこなわなければならないため、面倒に感じる方も多いでしょう。そのため、ハサミでの芝刈りは、部分的におこなうことをおすすめします。
芝刈りをハサミでやるのに疲れたら
ハサミは芝刈り機と比べて、一度に芝を刈ることのできる範囲が小さく、長時間の作業や体力の消耗を余儀なくされます。芝生の面積によっては、芝生全体をハサミで刈り取ることが難しい場合があるかもしれません。
もし、芝刈りをハサミでおこなうことに限界を感じてしまったら、芝刈り機の購入を検討してみるのもいいでしょう。芝刈り機で芝刈りをおこなうことで、ハサミでおこなうよりはるかに時間短縮することができます。また、広い面積をすいすい芝刈りできるため、無駄な体力の消耗をすることもありません。
芝生全体は芝刈り機を使って刈り込んで、細かい調整やキワの部分はハサミで刈り込むといった、機械とハサミの使い分けをおこなうと効率的に芝刈りすることができるでしょう。
もしくは、業者に依頼するという手段もあります。月単位あるいは年単位で定期的に芝刈りを代行してくれるといった、サービスやプラン展開を実施している業者もあるようです。ご自宅の芝生に合った定期契約を利用してみるのもよいかもしれません。
芝生は成長していくので、何度も手入れをおこなう必要があります。今後も継続して自身で芝刈りをおこなうことが難しくなった場合は、一度業者に相談してみることも検討してみましょう。
まとめ
芝刈りをハサミでおこなう場合、芝生を刈る範囲を考えておこなうとよいでしょう。とくに、芝生のキワ部分のような場所は、ハサミを使うほうがきれいに仕上がることもあります。ハサミで芝刈りをおこなうときは、葉先から3分1までしかハサミを入れないことやサッチを回収して、芝生の生育環境を良好に保つように心がけましょう。
芝刈りが広範囲に及ぶ場合や体力や長時間作業に限界を感じた場合は、芝刈り機を購入するか、一度業者に相談してみることをおすすめします。定期的に芝刈りをおこなうサービスを利用することによって、美しい芝生を維持する手助けとなるはずです
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