
「物足りない庭を華やかにしたい」というときに思いつきやすいのは、芝生を張ることではないでしょうか。しかし、芝生は育てるのが大変であるため、物怖じしてしまう方も多いかもしれません。そこでおすすめなのが、簡単に庭をきれいにすることのできるグランドカバーという植物です。
手入れが比較的簡単で丈夫なグランドカバーは、芝生の代わりになるといわれています。グランドカバーにはどのようなメリットや種類があるのかを詳しくご紹介していきますので、ぜひお庭を華やかにするのに役立ててください。
目次
グランドカバーを芝生の代わりにするメリット
グランドカバーは芝生の代わりになる植物だとされていますが、どういった理由でそのようにいわれるようになったのでしょうか。芝生にないグランドカバーの魅力はたくさんあります。
手入れが楽
グランドカバーの特徴として、芝生に比べてお世話が楽なことがまず挙げられるようです。グランドカバーは雑草があまり生えてこないので、日差しが強く雑草の生えやすい夏などでも、草むしりをおこなう必要がありません。また、水やりをおこなうだけでも十分に育つ種類のものが多いです。
芝生には天然芝と人工芝の2種類があります。人工芝は手入れが比較的楽なようですが、天然芝の場合は、定期的に草むしりや芝刈りをおこなわなくてはいけません。また、芝生のきれいな緑色や量を維持するためには肥料を与えなくてはならないこともあるのです。
花を咲かせるものがある
グランドカバーと呼ばれる植物には花を咲かせるものがあるのです。毎年開花時期になると、紫や白、オレンジなどのきれいな色の花が地面に広がります。
芝生には花を咲かせるものはあまりありません。お世話の手を抜いたり、間違った芝刈りをおこなったりすると、きれいとはいえない見た目になることもあるため注意が必要です。
強い性質を持つ
グランドカバーと呼ばれる植物はいくつかの面で強い性質を持っているものもあるのです。踏まれても小さいダメージで済む耐踏性や、あまり日に当たらなくても育つ耐陰性を持っている種類の植物があります。また、丈夫なものが多いので、伸びすぎて気になる部分は大胆に剪定しても問題はないでしょう。
踏まれても耐える植物
グランドカバーは芝生の代わりになるほどの耐踏性を持っているものが多いですが、その中でも特に、踏まれることに強い植物がいることをご存知でしょうか。
シロツメクサ(クローバー)
公園などでよく見かけるシロツメクサは、踏まれても耐えることができますし、手入れも比較的楽だといわれています。基本的には丈夫ですが、暑さには少々弱いという一面もあるので注意しましょう。
リュウノヒゲ
葉っぱが細長く、竜のひげに見えることから名前がつきました。暑さや寒さに強く、日陰でも成長することができます。また、使用する土にも特に指定はなく、水やりや肥料もほとんど必要ないので手入れが楽です。
花がかわいい植物
グランドカバーは芝生の代わりになるだけではなく、それ以上の役割を果たしてくれることもあります。グランドカバーは葉で地面を覆うことに加え、花を咲かせることできれいな景色を作ってくれるのです。
シバザクラ
シバザクラは春になると地面いっぱいにピンクや紫の花を咲かせます。成長を促進することができるので、ぜひ日当たりのよい場所で育ててみてください。湿気には少し弱いので、風通しのよい場所で育ててみると、なおよいでしょう。
アジュガ
アジュガもシバザクラと同様に、春になるとピンクや紫の花を咲かせます。アジュガは暑さにも寒さにも強く、日当たりが悪い場所でも成長することができます。しかし丈夫で成長の勢いも強いため、想定外の高さまで伸びて邪魔になってしまうこともあります。
ベロニカ=オックスフォードブルー
ベロニカ=オックスフォードブルーは4月から5月にかけて、地面一面に青い花が咲きます花がきれいなだけでなく冬にも鮮やかな緑色の葉が残るため、見た目も美しく、グランドカバーに最適です。
また、手入れをほとんどおこなわなくても繁殖するので世話も楽です。しかし、繁殖力が強いため密集しやすく通気性が悪くなることもあります。成長しにくくなるおそれもありますので、植える位置の工夫をしたり注意深く観察するようにしましょう。
葉がきれいな植物
グランドカバーが芝生の代わりになるといわれるのは、きれいな緑色で庭を彩ることもできるからなのです。それも単に色がきれいなだけではなく、形や模様が個性的なものもあり見ごたえがあります。ではいったい、どのような種類があるのでしょうか。
アイビー
アイビーは種類が多く、それぞれの葉の模様や形が豊かでかわいらしいです。葉には灰色や明るめの緑色が入り混じったようなものや、白い点がついているものなどがあります。ツル科の植物であるアイビーは、成長の勢いが強く、伸びすぎて家の壁などにもツルが及ぶこともあるようです。
オリヅルラン
オリヅルランの葉はアイビーのものと比べると、かわいいというよりはシュッとしたきれいな見た目をしています。また、春~夏ごろには白い花が咲くのです。
グランドカバープランツを植える前にすること
グランドカバーを芝生の代わりに植えることはそこまで難しい作業ではありません。しかし、グランドカバーを育てるための環境を事前に作っておくことが必要です。
まず、土の状態をよく確認してください。植物が育ちにくいような粘性の強い土は水はけが悪いので、15センチ前後の深さまで土を入れ替えるようにしましょう。山砂をまくと、土の水はけがよくなりますので利用してみてもよいかもしれません。
またグランドカバーを植えようとしている場所には、雑草が生えてしまっていることがあると思います。雑草が生えているときは、事前に雑草の駆除をしておく必要があります。
しかし中には、雑草の駆除のノウハウに自信がなかったり、駆除をする時間が無かったりする方もいらっしゃるでしょう。そのような方は、業者に雑草駆除を依頼することをおすすめします。業者に依頼をすることで、手間をかけることなく雑草駆除をすることができるでしょう。
まとめ
グランドカバーは芝生の代わりとして育てることができる植物です。あまり手入れをする必要がなく、踏まれることに強い耐踏性を持っているため、ガーデニング初心者の方でも育てやすいのではないでしょうか。
グランドカバーはシバザクラやアジュガなどのかわいい花を咲かせるものや、アイビーやオリヅルランなどの葉がきれいなものなどがあり、見た目も華やかです。また、きれいな庭にするためには、雑草の除去や土質の確認などをおこなうことが欠かせません。
しかしグランドカバーを植えるために必要な草刈りは、時間も労力も使います。自分だけの力でおこなうのは難しいと感じるかもしれません。不安な方は業者に相談してみましょう。
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