気温の上昇とともに気になってくるのが庭の雑草……夏季は特に植物の成長が著しく、周辺の植物を圧迫してしまいます。
草刈りや草抜きといった労働的な方法から、除草剤や防草シートなど少し費用のかかるものなど、庭の雑草対策には様々な方法がありますが、最近では庭に生えてきた雑草を敵と見なさずあえて共存するという方法を選択する人も増えてきているようです。
今回はさまざまなお庭の雑草対策についてまとめました。ご自分に合った方法をみつけて、実践してみてください。
目次
庭の雑草対策に仕える様々な方法
一般的な方法からユニークな方法まで、さまざまな庭の雑草対策をご紹介していきます。ぜひご自身の環境に合った方法を見付けていただければと思います。
草を刈る
草刈り機や鎌などを使って対象の草を刈りこむ方法です。自力で行う場合は非常に体力と時間が必要です。
草の刈り込みは植物の根が残るため、再度伸びてきます。夏季は特に植物の成長が著しいので頻繁に刈らなければなりません。
草を抜く
草抜き機や手動で対象の植物を根から抜く方法です。
自力で行う場合、対象の植物をひとつひとつ抜いていくため、非常に体力と時間が必要です。
草抜きは植物の根から抜くため、再度生えてくるリスクは低いですが根が少しでも残っていたり、地中に種が残っていたりすると再度生えてきます。
防草シートを敷く
雑草対策のためのシートを敷く方法です。
シートにはいくつかの種類があり、一般的に使われる合繊不織製のもの、透水性に優れている合繊折込製のもの、そして土に還る100%天然原料で作られたものがあります。
防草シートであれば数年は草が生えてきませんが、シートの隙間や劣化により草が生えてくる場合もあります。また防草シートを敷くと見栄えが良くないため、重ねて砂利などを上に敷く必要があります。
除草剤を撒く
散布することによって対象の植物を枯らすことのできる農薬です。
吸い込んだり、体に付着すると危険ですので取り扱いには十分な注意が必要です。
除草剤にもいくつかの種類があり、すべての植物を枯らしてしまう非選択性除草剤と対象の植物のみを枯らす選択制除草剤とがあります。
また即効性の高い液状のものと効果が長続きする粒剤のものとタイプが分かれています。
塩を撒く
対象の植物に塩水を撒く方法です。
塩を用意するだけなので手間も費用も掛からず効果的に植物を枯らすことが可能ですが、絶対にしてはならない方法です。というのも、撒いた塩は土壌で分解されることなく残り続けます。
ほぼ永久的に植物は生えてきませんが雑草だけでなく草花や植木、野菜などの作物も育ちません。
そして雨が降るなどして周辺へ流れ出てしまい、近隣の土壌や河川にも影響を与えます。
また鉄筋コンクリートや下水管、電話線などインフラ設備へのダメージも与えるため様々なトラブルを引き起こします。塩分濃度の高い土地はその土地評価が下がり、後世への影響を残してしまうおそれもあります。
お湯を撒く
熱湯を対象の植物に直接かける方法です。お湯を沸かすだけなので手軽に行え、人畜無害なので非常に安全です。しかし、植物の根が深い場合は熱湯が根まで届かないため再度生えてきます。
固まる土を使う
少し費用は掛かりますが、水で固まる土を使って地表面を覆う方法です。
簡易コンクリートのようなものでその効果は高く、また色合いも自然な土色に近いため導入しやすいです。
しかし、自力で行うのは難しいため専門の業者に依頼する方がいいでしょう。
砂利を敷く
玉砂利や砕石を地表面に敷く方法です。砂利を5cm程度の厚さで敷き詰めれば、3~5年は草が生えてこないといわれています。
また玉砂利を敷くことで防犯にもなり一石二鳥です。
しかし数年経過すると石の重みで地面に沈み込み、表面に土が出てくるので、そこに草が生えてきます。また砂利の上に落ち葉などが落ちると掃くことができず、いちいち手で拾わなければなりません。
チップを敷く
樹木の樹皮を粉砕したバークチップや樹木の幹を粉砕したウッドチップを地表面に敷く方法です。地表面を覆うため草は生えてきませんが、時間の経過とともにチップは地面に埋没し、草が生えてきます。
ただ、ウッドチップは見た目も良いことから使われることも多いです。
雑草を景観として使う
雑草という名前の草はないというように、他の草花と共存させる方法です。
雑草には共存させることで相乗効果をもたらすコンパニオンプランツになるものもあります。
また雑草によってはその見た目も綺麗なものや、薬草として活用することができるものも多くあります。
ほかの植物で雑草を隠す
グランドカバーと呼ばれる草花や芝生で覆う方法です。
地面を敢えて植物で覆うことによって雑草の浸食する場所を奪います。
景観も綺麗になることから近年グランドカバーの人気が高まっています。
雑草対策でよくある失敗
せっかく庭の雑草対策に時間とお金をかけたのに、数か月後にはまた雑草が生えてきたという失敗談をよく耳にする方も多いのではないでしょうか。
よくある失敗例としては、防草シートを敷いたのに雑草が生えてきたという話です。先述したように、防草シートにはいくつかの種類があります。
植物の種類によっては劣化した防草シートの繊維を突き破って地表に出てくるものもあります。
また防草シートを敷いた際の隙間や風雨などによって運ばれた土がシートの上に積もり、そこに雑草が生えてくることもあります。
まとめ
雑草は除去しても気付くとまた生えてくる……そうしてわたしたちを悩ませます。雑草対策は切りがなく、まさに終わりなき戦いにちかいものです。しかし、そんな雑草の生命力を逆手に取った共存方法は、双方にとって有益と言えるのではないでしょうか。雑草も調べればきちんと名前のある生き物ですので、一度向き合ってみるのもいいのかもしれませんね。
とはいっても環境によっては共存するのが難しいこともあるかと思います。今回ご紹介した庭の雑草対策は一般的に行われているものばかりですので、環境に合った方法で試してみてはいかがでしょうか。
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