ただでさえ憂鬱(ゆううつ)になってしまう雨の日。そんな日は空から雨粒が降ってくるだけではなく、地面がぬかるんでさまざまなトラブルが起こってしまいます。
例えば、庭にぬかるみが発生してしまうと、どろどろとした状態の地面に転んでしまい、怪我をするだけでなく服まで汚れてしまいます。また、駐車場にぬかるみが発生してしまった場合は、事故につながる可能性が高くなるなど、日常生活に大きな支障が出てしまうでしょう。
憂鬱な日にさらに嫌な思いをしないためにも、地面のぬかるみ対策をして雨の日でも気持ちのよい日々を過ごしましょう。
今回のコラムでは、庭や駐車場などのぬかるみ対策を中心にご紹介します。
目次
- なんでぬかるみが起きるの?
- これで安心!庭や駐車場のぬかるみ対策には砂利がおすすめ
- 砂利以外にも?ほかにもあるぬかるみ対策
- 砂利以外にもあるぬかるみ対策
- (1)常温アスファルトを敷く 砂利以外にも効果的なぬかるみ対策として、常温アスファルトが挙げられます。 常温アスファルトとは水で固まるアスファルト素材で、地面のへこみを少なくすることが可能です。全体に敷くのも効果的ではありますが、地面のへこみや水溜まりができやすい箇所に部分的に使うのもおすすめです。 使い方としては、まんべんなく常温アスファルトを地面に敷いてしっかり足で踏み固めます。その後で数時間ほど放置すれば歩行可能な状態になります。基本的に1日で完了する作業であるため、忙しい日々を過ごされている方や、手間をなるべく省きたいという方におすすめの方法です。 常温アスファルトを敷く際には、なるべく晴れた日を選び、最大限に効果が発揮できるようにしましょう。アスファルトを敷く対処法に関しては「常温アスファルトとは?水だけで施工できる驚きのアスファルト!」でも詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 (2)防草シートを敷く
- (3)プラスチック製敷板を敷く
- (4)ウッドチップやバークチップを敷く
- 砂利以外にもあるぬかるみ対策
- 工事でできるぬかるみ対策
- ぬかるみ対策、プロに相談したときの費用はどれくらい?
- まとめ
なんでぬかるみが起きるの?
雨の日になると、雨粒によって地面などが濡れてしまい、地面がぬるぬるした状態になることがあります。濡れてぬるぬるした地面は足場も悪くなっているため、転びやすくなるなどの危険が出てくることでしょう。
どうして地面が水に濡れると、ぬかるみが起きてしまうのでしょうか。まずは、ぬかるみが起こる原因について説明していきましょう。
【原因1】土壌や地質の問題
お庭や駐車場の土に粘土質や赤土質を使っている場合、ぬかるみが発生しやすく、これらの土は水を吸収しやすいため、雨がやんでもなかなか土から水分が消えないのです。粘土質や赤土質の土地は、もともと水田だった場所やため池の付近に多いとされています。
また、コンクリートのガラなどの瓦礫(がれき)や石を多量に含んでいる土地は、水が浸透しにくいために水はけが悪くなる可能性が高いです。ほかにも、下に岩盤がある土地も水はけが悪くなるそうです。
【原因2】土の劣化
グラウンドなど表面を固めず仕上げる場合、土そのままではなく細かな小石などを敷くのが一般的です。こうすることで表面には水が溜まらず、ぬかるみを防ぐことができるのですが、その仕上げが劣化してくると、ぬかるみが発生するようになってきます。
グラウンドなどの地面は雨が降ることで、地面の土台となっている土の細かい粒子や、ぬかるみ対策として敷かれている砂利や小石が雨水で飛散します。飛散した土粒や砂利、小石が雨水で流れることで泥水ができ、その水は太陽の熱などで自然に蒸発すると飛散した小さな土粒が月日を経て地面に積もっていくのです。
これを繰り返すことにより、小石のじゃりじゃり感で地面が守られていても細かい土の粒子がだんだんと地面に積もっていき、雨の日にぬかるむ地面ができてしまいます。
これで安心!庭や駐車場のぬかるみ対策には砂利がおすすめ
ぬかるみの原因がわかったところで、庭や駐車場のぬかるみ対策についてみていきましょう。
対策法の代表的でおすすめできるものとして、砂利を敷く方法があります。砂利は地面に敷くことで、土の細かい粒子が雨などで流れ、ぬかるみができるのを防ぐだけでなく、雑草などの邪魔な植物を生えにくくしてくれるのです。
砕石と砂利の違いとは?
砂利の中には、岩石などを人工的に小さく砕いた「砕石」というものがあります。こちらは非常に安価でぬかるみ対策にも効果がある一方、先がとがっているものが多いです。そのため、お子様やペットなどの安全性を考えると、庭に敷くには心配なところがあります。
ですが、砕石は踏み固めるとしっかり固まって強い層を作ることができます。砂利ではいくら踏んでも固まらないため、車を移動させるには不向きといえるでしょう。そのため、駐車場でぬかるみ対策をする場合は、砕石を使うのをおすすめします。
粒が細かく角のない砂利は、お庭に敷いておくのに適しています。また、砂利には赤玉砂利や白玉砂利をはじめさまざまな種類があるため、自分好みのお庭を作り出すのを手伝ってくれるでしょう。
砂利を敷くにはどのくらいの量が必要?
さて、庭のぬかるみ対策として砂利を活用する場合、「どれくらいの分量が必要になるのか」なるべく把握しておきたいとお考えの方も多いでしょう。業者に依頼する場合の費用も、砂利を敷く量や庭の広さに左右されます。
砂利は基本的に「10kg」「20kg」など一定の量ごとに販売されており、必要なら追加で購入する必要があります。ただし、庭や駐車場の広さに対して十分な量が確保できるだけではいけません。効果的にぬかるみ対策をするためには、十分な厚さの砂利を用意することも大切です。
その目安を求めるためには、以下の計算式を参考にしてみてください。
必要面積(㎡)×庭や駐車場の厚み(cm)×20=砂利の必要量(kg)
ただし、ここで求められるのはあくまで目安であるため注意が必要です。適切な量がわからないというときは、砂利敷きのプロに相談して分量を相談するのがおすすめです。作業工程についても相談することも可能です。
また、砂利を使った駐車場やお庭の整備に関しては、「砂利の舗装はコンクリートやアスファルトの舗装とどう違う?DIY方法も」で詳しく解説しています。砂利でぬかるみ対策をする際の参考にしていただけると幸いです。
砂利以外にも?ほかにもあるぬかるみ対策
ぬかるみ対策グッズとして最初に砂利を紹介しましたが、このコラムを読んでいる方の中には「石特有のごつごつとした感触が好きではない……」という方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、砂利以外にもぬかるみ対策はいくつか存在しています。ですので、もし砂利を使うのが嫌な場合には、以下の中から気に入りそうなものを選んでみるのをおすすめします。
砂利以外にもあるぬかるみ対策
砂利以外にも庭や駐車場のぬかるみを対策できます。これらの方法は自分でもできますので、ぜひ一度実践してみてください。
(1)常温アスファルトを敷く
砂利以外にも効果的なぬかるみ対策として、常温アスファルトが挙げられます。
常温アスファルトとは水で固まるアスファルト素材で、地面のへこみを少なくすることが可能です。全体に敷くのも効果的ではありますが、地面のへこみや水溜まりができやすい箇所に部分的に使うのもおすすめです。
使い方としては、まんべんなく常温アスファルトを地面に敷いてしっかり足で踏み固めます。その後で数時間ほど放置すれば歩行可能な状態になります。基本的に1日で完了する作業であるため、忙しい日々を過ごされている方や、手間をなるべく省きたいという方におすすめの方法です。
常温アスファルトを敷く際には、なるべく晴れた日を選び、最大限に効果が発揮できるようにしましょう。アスファルトを敷く対処法に関しては「常温アスファルトとは?水だけで施工できる驚きのアスファルト!」でも詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
(2)防草シートを敷く
雑草対策として使用されている防草シートを用いることでも、ぬかるみ対策をすることが可能となっています。防草シートをぬかるんだ地面に敷くだけでぬかるみを抑えることができるほか、雑草を生えにくくしてくれるのです。
防草シートは高い透水性を備えているものが多いため、水溜まりができにくいという特徴があります。そのために泥水が表面化することがなく、車や歩行者がぬかりみに苦しめられることがないのです。
(3)プラスチック製敷板を敷く
プラスチック製敷板とは、その名の通りプラスチックでできた丈夫な板のことです。割れにくく、曲がっても折れにくいという特徴があります。このプラスチック製敷板を敷くことでも、ぬかるみ対策をすることができるでしょう。
(4)ウッドチップやバークチップを敷く
ウッドチップとは、杉やヒノキなどの木材を細かく砕いたものです。使用される木材には、防虫効果が強いものをはじめさまざまな種類があります。また、バークチップはウッドチップの1種で、松の樹皮を使ったもののことを指します。一粒のサイズが大きく丸みを帯びているのが特徴です。
これらを使うことでぬかるみ対策ができるとともに、雑草の発芽を抑制できます。しかし、日の当たらない場所でウッドチップを使ってしまうと、木材の種類によっては虫が発生してしまうことがあるので注意しましょう。
工事でできるぬかるみ対策
庭や駐車場のぬかるみ対策は、やろうと思えばDIYが可能です。しかし、このコラムを読んでいる方の中には、あまりDIYが得意でない方や、忙しい毎日でDIYをする暇がない方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、業者に庭や駐車場のぬかるみについて相談してみるのをおすすめします。プロにぬかるみ対策をしてもらう方が、DIYよりもきれいにぬかるみ対策をしてくれるでしょう。
(1)舗装
業者によって地面を舗装してもらうことで、ぬかるみを封じ込める方法です。樹脂舗装やコンクリート舗装など、舗装にもさまざまな種類が存在しているため、ご家庭のお庭や駐車場に合ったものを選ぶのがいいでしょう。
(2)通気浸透水脈の整備
通気浸透水脈とは、自然の摂理にのっとった方法で水脈を作り、ぬかるみを改善する方法です。直線的な溝を作るのではなく、流れる川のように蛇行させた溝を作ることでより優れた排水性を期待できます。
この水脈は自然の河川のように枝分かれすることもあるので、ぬかるみができにくい地面が出来上がりやすいのです。
(3)暗渠排水
暗渠(あんきょ)排水とは、排水管を用いて水を地下に流すことで、地上に水が溜まるのを防ぐ方法です。地下に通した排水管によって水はけをよくするため、お庭の外観を損ねることなくぬかるみ対策が可能なのが利点でしょう。
暗渠排水はDIYも可能ではありますが、庭の規模などによってはDIYが難しい場合もあります。そのため、ぬかるみ対策に暗渠排水を採用する際は、業者に相談してみるのをおすすめします。
ぬかるみ対策、プロに相談したときの費用はどれくらい?
ぬかるみ対策を業者に頼む場合、心配になることといえば費用のことです。生活費などのことも考えると、ぬかるみ対策の費用はできることなら節約したいと思われる方も多いでしょう。
例えば砂利敷きの場合、部分的に砂利を敷く場合は1か所あたり約5,000円からが相場となっています。しかし、景観をよくするための砂利の料金や地面の状態、砂利を敷きたい広さによっては、価格が変動してしまうことがあるでしょう。
また、庭や駐車場全体に砂利を敷く場合は、広さにもよりますが10万円からが相場だそうです。砂利を全体的に敷く場合は砂利や防草シートなどの材料費はもちろん、砂利の敷き込みの厚さによっても価格に違いが出てくると考えられます。
必ず見積もりをとろう
砂利敷きをはじめとしたぬかるみ対策の値段は、業者によってばらつきがあります。例えば、先ほど砂利敷きの相場が5,000円と書きましたが、相談した業者次第ではそれ以下の値段で施工してもらえるかもしれません。
ですので、より正確な値段を知りたい方は業者に一度見積もりをしてもらうことがベストです。見積もりをしてもらうことで、正確な施工費用を知れるだけでなく、費用や施工内容によるトラブルを極力避けることができるでしょう。
まとめ
ぬかるみ対策にはさまざまなものがありますが、その中でも砂利を使った対策が安価で済み、種類も豊富なのでお好みのものを購入して敷けます。
しかし、地面のぬかるみで悩まれる方の中には「そもそも砂利が好きではない……」という方もいらっしゃるでしょう。そんなときはアスファルトを地面に敷いてみたり、ぬかるみシートを敷いてみたりしてみましょう。
これらの対策方法はDIYできますが、なかにはなかなかDIYができない方もいらっしゃいます。その場合は砂利敷きのプロや、庭や駐車場のぬかるみの問題を解決してくれる業者に一度相談をしてみてください。
砂利敷きを依頼できる業者や料金
この水脈は自然の河川のように枝分かれすることもあるので、ぬかるみができにくい地面が出来上がりやすいのです。
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