自宅に芝生や砂利などを敷いて、見栄えをよくすることにはあこがれますよね。ただ、荒れたままの地面だとでこぼこな仕上がりになるので、まず整地作業が必要です。難しいと思われるかもしれませんが、整地作業は、基本的な道具さえ用意すればDIYでも可能なのです。
この記事では整地のDIYで必要な道具、手順や後処理方法について紹介していきます。DIYでの整地の助けになると思いますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
まずは整地のDIYに必要な道具を揃えよう
整地には、大がかりな機械を使うことが多いですが、DIYでも意外と身近な道具でおこなえます。整地のDIYにはどんな道具が必要なのか見ていきましょう。
軍手
軍手は雑草抜きや道具を使った作業などのときに、手を保護する役割があります。作業の間は手を傷つけたり汚したりする危険性がありますので、常に着用しておくと、不慮のケガをおこしにくくなります。
シャベル
整地作業では地面を耕したり雑草を取り除いたりなど、なにかと土を動かすことが多いです。そのため、土を掘り出すことができるシャベルは重要な道具であり、優先的に用意しておくのがよいでしょう。
ふるい
地面に混ざっているゴミや石は表面だけなら手で取り出すことができますが、地中となると大変です。そのときに便利なのがふるいで、ある範囲の土から一気に石を取り出すことができます。
トンボ
トンボは学校のグラウンドや、ゴルフのバンカーを平らにするときなどに使われています。整地作業においても、地面からゴミを取り除いたり、ならしたりした後に地面を平らにするときに使うので、ぜひとも用意しておきたい道具です。
手作業での整地が難しいくらい広い庭や、雑草が生い茂っている場所では、土を固められる「転圧機」や「草刈り機」などの機械がなければ大変でしょう。そういった場合は、機械をレンタルで使うのがおすすめです。レンタルでなら購入するよりも費用を抑えることができるうえに、管理の手間を省けます。
ただし、レンタルのときには注意すべき点があります。仮に、作業中に機械が故障したり部品をなくしたりすると、自己負担になることがあるようです。
整地のDIY手順1:邪魔なものを取り除く
地表には雑草が生え、地中には不純物が混ざっています。そのため、整地のDIYにおける最初の作業は、砂利や芝生などを敷くうえで邪魔になるものを取り除くことです。
雑草の駆除
整地の段階で雑草を駆除しておかないと、芝生や砂利などを敷いた後に下から生えてきて見栄えが悪くなったり、芝の成長を阻害することがあります。そのため、雑草は軍手をはめた手やシャベル、もしくは草刈り用の道具などを使って取り除いておきます。このとき、種類によっては雑草がまた生えてきてしまうことがあるので、根元から取り除くことが大事です
石を取り出す
地中に石が残っていると、平らにならすときに引っかかったり、芝生や砂利などを敷くときに邪魔になったりします。想定している庭の深さに合わせてシャベルで土を掘り出し、ふるいにかけて取り除きましょう。
肥料などで土壌改良
地面を整地した後に植物を育てる場合は、あらかじめ肥料をまいたり上質な土に変えたりして、土壌改良をしておくとよいでしょう。理由としては、土壌に栄養を与えておくことで、植物が育ちやすくなるからです。特に、天然芝を敷くことやガーデニングなどを考えている方におすすめです。
また、酸性の土壌に石灰を加えることや、発酵させたもみ殻と土を混ぜるなどでも改良できる場合があります。土の状態に合わせて、さまざまな肥料を使いわけましょう。
整地のDIY手順2:地面を平らにする
邪魔な小石や雑草を取り除いたときに、庭がでこぼこになってしまうはずです。そのため、整地のDIYでの仕上げに入る前に、まずは芝生や砂利などを敷くことができるように地面を平らにします。
地面の高さを調整する
地面の高さは庭にあるタイル面などに合わせて、土の量を変えることで調整をおこないます。砂利や芝生を敷くならその分だけ土を取り除き、高さを下げておくとうまくいきやすいです。庭のコンクリートやタイルなどと高さが合わないと、芝生や砂利がはみ出たり、歩きにくくなったりしますので、ていねいにおこないましょう。
地面を平らにならす
高さ調整した後の地面はでこぼこなので、平らにならしておきます。やり方は、トンボを使って盛り上がっている部分からくぼみへと、土を引き伸ばすことで平らにできます。地面がでこぼこでは水たまりができて、敷いた芝生や砂利が長持ちしにくくなるうえに、まっすぐ敷くことが難しくなるため、しっかりとならすことが大事です。
踏み固める
平らにならした後は、これから敷く芝生や砂利の浮き沈みを防ぐために、土台である地面を固めていきましょう。方法としては、自分の足で踏むか、転圧機を使って何度も地面に力を加えます。もし、作業の後に地面の高さが目標地点より低くなってしまった場合は、土を少しずつ戻しながら固めるとよいでしょう。
整地のDIY手順3:後処理をする
最後の手順は、後片付けと仕上げをおこなうことです。
防草シートを敷く
砂利や人工芝などを敷く前には、雑草対策として整地した後に防草シートを敷くのがよいでしょう。雑草は事前に取り除いても、外から種が運ばれてまた生えてくることがあります。防草シートを敷いておけば、種は地面に到達しにくくなりますし、地中に入り込んだとしても日光を遮るので、雑草の発芽を抑えることができるのです。
注意点としては、防草シートごとに仕様が異なることです。選ぶときは、芝生や砂利を敷くことができるのか、紫外線で劣化しづらいかなどを確認するのがよいでしょう。
土や石を処分する
作業で出てきた土や石は、自治体やお店に回収してもらうか、自力で処分しましょう。大きな石については、回収をおこなっている業者や石材店などに処分を依頼するか、細かく砕いて小さな石として処分したりできます。また、土や小さい石は、不燃ごみとして処理できる場合があります。
しかし自治体によっては、ゴミとして回収していないこともありますので、処理方法がわからないときは、事前に確認することをおすすめします。無断で外に捨ててしまうと、不法投棄になる危険性がありますので、適切な方法で処分するようにしましょう。
庭を仕上げる
整地のDIYが終わった後は、庭を自分好みに仕上げる段階です。仕上げに使う芝生には、肌触りがよいものや頑丈なものがありますし、砂利にも歩きやすいさび砂利や鮮やかな化粧砂利と、さまざまな種類があります。そのほかにもレンガやタイル、コンクリートなどを敷いてもきれいな庭がつくれるでしょう。
整地作業や人工芝や砂利を敷くのが大変そうだと感じたら、業者に依頼してみるのもひとつの手です。庭のレイアウトに迷ったら相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
整地のDIYは、ホームセンターなどで揃えられる道具でおこなうことができます。必要ならば、転圧機や草刈り機などをレンタルすると作業がスムーズに進められるでしょう。整地はまず、地面の雑草をシャベルで取り除き、ふるいを使って土から石を取り出します。このときに出た石や余分な土は、地域ごとの方法で処分しましょう。
そして、地面の高さを敷地に合わせて調整して、地面を平らにならして踏み固めると整地は終了です。場合によっては、土壌改良や防草シートを敷いて雑草対策をおこないましょう。
整地のDIYは決して簡単な作業ではないため、大変そうだなと思ったら業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
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