正月は門松に、春にはたけのこ。夏は流しそうめんや七夕…。
日本人にとって馴染み深い植物である竹。目にする機会の多い植物のひとつですが、その生態についてご存じでしょうか?実は、昔に比べて使用頻度が下がってきている竹は伐採することも少なくなり、その成長の速さゆえに厄介なものとして頭を抱えている方が増えてきているのです。
そこで、今回は竹の根っこからまるごと竹を減らす方法をご紹介します。
竹対策として大切なのは「竹の根」の処分です。なぜ根から対策をすべきなのかを知り、正しい対処方法を覚えましょう。
目次
竹は横に増える?竹の根を始末しないと起こる被害
竹の特徴は、なんといってもその成長スピードです。わずか1日で1メートル伸びることも珍しくなく、ときには3メートル伸びることもあります。朝見下ろしていた竹が、夜には見上げるほど高くなっていた……ということも考えられるわけです。
ついつい竹の成長に目を取られがちですが、竹の特徴はこれだけではありません。
竹の根……正確には地下茎と呼ばれるものを横に伸ばしていきます。この地下茎は四方八方に伸びていき、その根からまた新たな竹が生えてくるのです。そのため、いくら表面上の竹を切っても根があるかぎり減っていきません。
また、問題はそれだけではありません。竹の根は通常の樹木と比べ、根が地表に近い部分で広がります。そのため、竹林が山にある場合、大雨などの影響を受けて地盤が緩むと土砂崩れが発生しやすくなってしまうのです。
竹の根がしぶとい理由
竹の根はどうしてしぶといのでしょうか?その理由の多くは、第1章にて紹介した2つの理由が挙げられます。
竹は植物の中でも特に早い成長スピードを持っています。それは根にも同様のことが言えます。
根は1年の間に10メートルほど伸びることもあり、広範囲にわたって広がってしまえばすべての根を取り除くのは難しいです。根自体も太く丈夫であるため、なかなか簡単にはちぎることができません。
竹が密集している場合は、複数の根がからまってしまっている可能性もあります。そうなると抜くのにも機材が必要になる場合もあり、ときには重機を使用して取り除くケースもあるようです。なので、竹だからと侮ることはできません。
竹は伐採が基本!肝心なのは竹の根の処理です
竹の根っこまでしっかり処分をするには、どうすればよいのでしょうか?
まず、竹自体の処分を行う必要があります。
竹の処分方法としては2種類あります。竹を伐採するまでの手順は同じですが、薬剤を使用するか、掘り出すかによってその後の作業が異なります。
竹の伐採は、基本的に冬の時期に高さ1メートルほどの位置を切るとよいそうです。竹は寒い時期の成長スピードが遅いうえ、切った断面から、根から吸い上げた水分を外に出してしまうようになるからです。
その結果、根から弱らせることができるので、簡単に処分しやすくなるでしょう。
竹が弱った目安は、1メートルほど残した竹が茶色になっているかどうかで判断ができます。その状態だとぐらぐらとゆするだけで簡単に抜くことができるうえ、根も弱っているので取り除きやすいです。
この方法は竹を伐採してから1年ほど期間をあける必要があるため、早く対処したい方には向いていないかもしれません。できるかぎり早くどうにかしたいのであれば、薬剤を使用する方もいるかもしれませんが、その場合は敷地外に竹が生えていないか、確認をしてから行うようにしましょう。
竹の根は広範囲にわたって広がるため、隣家の竹も枯れてしまう可能性があるからです。十分に注意し、事前に相談を行うことが肝心です。
伐採の後の竹の捨て方?処分方法にも注意を
竹は伐採直後のままだと長い場合が多いです。また、掘り出した竹の根も同様に長いままだとかさばるでしょう。そのままだと持ち運ぶのも大変で、おいて置くにも広いスペースが必要です。コンパクトにまとまるようにできるだけ切っておくか、機材を使用して細かく粉砕をしましょう。
その後の竹の処分方法として以下のような方法があります。
・ゴミとして出す
・専用の回収業者に依頼を行う
・自然に帰るまで放置をする
・焼却処分をする
ゴミとして出す場合、基本的には燃えるゴミ扱いになりますが、地方によっては規定が異なる場合があります。各市区町村の規則にしたがって処分を行いましょう。ゴミの出し方についてはインターネットや冊子などで確認することができます。
回収業者に依頼をすると、業者によっては再利用を行うところもあるようです。そのため格安で引き取りを行ってくれる可能性もあるでしょう。
あとの2つの方法は、伐採後にそのまま放置しつづけて自然に還すか、乾燥したころに燃やすという方法です。
燃やす場合は、周囲へ与えてしまう影響を考える必要があります。
小規模であれば問題ありませんが、あまり多くの竹を一度に燃やしてしまうと、周囲の住民へ煙や臭いなどの被害が及ぶ可能性が考えられます。場合によっては近隣住民とのトラブルにもなりかねませんので、気をつけましょう。
また火を扱うため、周囲へ燃え移らないか注意をする必要があるほか、竹をそのまま燃やすと節の間の空気が膨張して割れてしまうことがあります。割れた際に「パーン」と大きな音がなってしまうので、燃やす前に縦に2つに割っておきましょう。
竹の伐採は業者に全部任せたほうが楽かも
厄介な竹や竹の根は、小規模であれば自力で行うのもよいでしょう。しかし、広い敷地内にはびこっている、密集している場合などは自力ではなかなか対処が難しいです。そのような場合は無理をせず、伐採のできる業者に依頼をしましょう。
竹の伐採は一見簡単なように見えてそうではありません。竹の生えている地面は、生えかけの竹が伸びている場合もあり、竹の葉に埋もれて見えていない地面が剣山のようになっていることも考えられます。軽装で入り込んでしまうと怪我をしてしまう可能性も考えられます。
また、竹の伐採方法を誤ってしまうと、害虫の温床となってしまうこともあります。そのためプロの手を借りたほうが適切な対処をしてもらえるでしょう。
まとめ
竹は表面上に見える部分だけではなく、地中に埋まっている竹の根も驚異的な成長スピードを有します。竹は種子で増えるのではなく、根を横に伸ばして新たな竹を増やしていきます。そのため、竹を伐採するともに、竹の根を処分することで竹を減らすことができるのです。
竹の根は繊維がしっかりしているので、簡単にはちぎることができません。そのため、まずは竹を1メートル部分で切断し、1年ほどの時間をかけて竹の切断面から水分・養分を外に出して根を弱らせていくと処分しやすくなります。
より早く対処をしてもらいたい場合は、安全かつしっかり対処をしてもらえる伐採業者の手を借りるとよいでしょう。
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