竹林は手入れが必須！手入れの時期や方法・伐採などについても解説

和の雰囲気を作り出すことができる竹は、庭の外観をよくするために大きく貢献する植物といえます。

しかし、ときには住宅や周りにトラブルを引き起こす原因となることもあります。そのため竹を植えるのであれば、手入れを怠ってはいけません。

今回は竹の手入れの方法についてご紹介していきます。また、成長を止めるために有効な方法や、枯らす手段についても確認していきましょう。

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竹林の手入れは時期に関わらずこまめに！

竹は、過度に成長しすぎると庭や街路から飛び出てしまうおそれがあります。近隣に被害を与えるだけでなく、大きなトラブルの原因にもなりかねません。

また、竹の幹だけではなく根にも注意が必要です。地中深く根付いた根が地面から飛び出すことでアスファルトを損傷させることも考えられます。近接している建物に根が侵入するケースも想定できます。

そのため竹は一定の期間ごとに手入れ、または伐採という選択をする必要があります。もし竹林を所有しているという方は、しっかり竹林の手入れをすることが重要です。

剪定をするタイミングにも関わる竹の成長速度について気になるという方は、別記事もぜひご覧ください。

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竹を伐採する方法

竹を伐採するためには、入念な準備を必要とします。ときには伐採作業は危険を伴うこともあるため、適切なやり方についても確認していきます。

・服装
枝で肌を傷つけてしまうこともあるため、基本的には長袖を用意する必要があります。

・手袋
道具や笹の葉などで手を切らないように、なるべく丈夫な素材の手袋を用意します。軍手でも作業は可能ですが、耐久性に欠けるためゴム素材の手袋の方が効果的とされています。

・足袋
作業時にしっかり力を入れるため、長靴ではなく足袋を用意するほうが有効と言えます。ズボンのすそを中に入れ込み、歩きやすさを重視しましょう。

・のこぎりやロープ
なたなどでも代用は可能とされています。竹は比較的硬い植物とされ、一気に切り落とすのが困難になりがちです。そのためのこぎりなどで切れ込みを入れ、ロープなどを使用して倒していきます。

竹を伐採するときは、まず足場を確保してすべらないように注意が必要です。枯葉や枝などが当たりに散乱している場合は、事前にしっかり処理します。

切る前には、倒す方向を決めて安全確認をすることが重要になります。基本的には重心が偏っている方向に倒していきます。倒木方向を決めたら、受け口を作って水平に切ります。

その際、一気に切るのではなく3分の1程度切込みを入れることが大切です。作業は一人よりも複数人で行った方が、効率が上がるとされています。そのため個人で伐採するのが困難な場合は、竹林の手入れも行えるプロに依頼するのも一つの手段と言えます。

竹の生長を止める・枯らす方法

竹があまりにも大きく成長すると、様々な被害をもたらすケースもあります。そのため適度な高さで抑えたい、枯らしてしまいたいとお考えの方も多いと思います。

竹の成長を阻止するためには、以下のような方法が挙げられます。

防根シート

地面に垂直に突き刺す形で使用し、竹の根が侵入してくるのを防ぐ効果が期待できます。防根シートのなかでも、水を通さないタイプと薬剤の成分を含んだものに分かれます。

竹は細かく根を分裂させ、細くなって通り抜けるといわれています。水を通さないタイプのものは、水も通さないほど性能が高く、細かい根も見逃さずしっかり遮断することが可能です。

除草剤

竹に効果的な農薬や除草剤を使用するのも効果的です。その場合は、幹にかけるのではなく根を腐らせ成長を妨げるように散布するのが大切です。使用する場合は、他の植物にかからないように配慮し、竹だけを狙ってまきましょう。

一定の高さで切り落とす

竹は、一定の高さで切り落とすことで養分を失い枯れてしまうと言われています。目安としては、地上から1メートルほどの高さで切り落とすのがいいでしょう。

ただし、効果が出るには長期間かかる場合もあるため、竹林の手入れとして有効な手段ではありますが、根気が必要な作業でもあります。

より詳しい竹の駆除方法については、別記事をぜひご覧ください。

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竹林はテングス病に要注意

竹の他の植物と同様に、病気にかかることもあります。とくに懸念されるのがテングス病です。病原菌に侵された竹は、葉を弱らせ枯れる原因となるおそれがあります。

群生している場合は、他の竹も枯らせてしまうこともあるため、兆候が見られた段階で早急に対処する必要があります。

竹林の手入れをしても治すことは難しく、病状が見られた竹を伐採し焼却処分しなければならない場合もあります。薬剤だけでは一時しのぎにしかならないことも多く、根絶するのは困難になります。

またテングス病にかかっている竹を全て切り落とした後で、土壌を改め環境を整える必要があるでしょう。

まとめ

竹は、庭の雰囲気づくりのためにも効果的な植物ですが、ときには被害をもたらすこともあります。ご自宅で竹を植えている場合は、定期的に手入れをすることが重要になります。

場合によっては伐採という選択も必要になります。その際は、危険がおよぶこともあるため、なるべく適切な作業を依頼できる業者に相談するのが最善といえます。