自宅の庭木が大きく生長し電線に枝が触れそうなとき、自分で手入れをするのは不安に思うかもしれません。安易に高圧電流の流れる電線に近づくと、命にかかわる大事故につながるおそれがあります。しかし、木に電線が接触することで漏電や停電、火災が起きてしまうこともあるため、早急な対処が必要です。
ここでは、電線が木に接触しているときの対処法や、業者に依頼するときの注意点などをご紹介します。いざというとき、早急に対応できるよう正しい対処法を身につけておきましょう。
目次
電線に枝…自分で伐採することはできる?
電線にかかっている木がある場合、自分で伐採や剪定などの手入れをすることは避けておきましょう。うかつに手を出せば、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
自分で伐採するのは危険!
町中に張り巡らされている電線のなかには、高圧電流が流れているものもあります。このような電線になると、近づくだけでも感電してしまうおそれがあり大変危険です。そのため、電線に枝がかかるのを見つけたとしても、自分で伐採や剪定をするのはやめておきましょう。
また、誤って電線を傷つけてしまうと広い範囲で停電してしまうこともあり、近隣の方に迷惑をかけることにもなりかねません。しかし、電線に木が接触したまま放っておくと漏電や火災などの原因になるため、少しでも早い対処が必要です。
では伐採は誰がするの?
大きくなった木や長く伸びた枝葉などの手入れを必要とする場合は、木のある敷地の所有者が管理しなければなりません。しかし、電線の近くで作業をすると、感電や停電といったさまざまな危険があります。そのため、電線を管理していて扱い方を知っている、電力会社などが伐採や剪定をおこなうのです。
このとき、木のかかっている電線が電話線の場合は、電話会社が対応をしてくれます。ただ、電力会社や電話会社は木の手入れをする専門業者ではないため、危険となりえる部分を取り除くことに重点をおいて作業をするようです。そのため、手入れをする木の状態や見栄えを気にするのなら、伐採や剪定を専門業者に依頼することもできます。
電力会社に頼む場合の流れ
自宅の庭や道路を歩いているとき電線に木が接触しているのを見つけたら、まずは電力会社に状況を伝える連絡をします。このとき、電線を管理している電力会社の支店に連絡をする必要があるため、該当する窓口を確認してください。自宅の近くであれば、電気料金の領収書に記載されている、相談窓口へ連絡してみましょう。
もし電線の管理をしているのが電話会社だとしても、見た目から判断することは難しいため、最初は電力会社に連絡するのがスムーズです。連絡をしたあとは、電力会社の作業員が現場に来て電線の安全性を確認し、どういった対処が必要なのかを判断するようです。電線の枝が危険だと判断されれば、伐採や剪定が後日おこなわれます。
ただ、必ずしも伐採や剪定されるわけではなく、場合によっては黒と黄色の防護カバーを取り付けるだけのときもあるようです。電力会社は伐採や剪定といった作業を、無料でおこなっています。そのため、人員不足や経費削減などの理由から、電線にかかっている木がよほど危険でない限り防護カバーを取り付ける対処がされることも多いようです
電線の木を伐採や剪定すると、電力会社の作業はすべて完了します。切った枝葉や切り株は持っていってくれないため、可燃ごみとして出すなどして自分で処分しましょう。また、電話線に木がかかっている場合は、費用を自己負担して伐採や剪定を依頼することができるようです。
伐採のプロに頼む場合の流れ
電線にかかっている木の伐採や剪定を専門のプロに任せる場合でも、まずは電力会社に連絡をします。木のかかる電線の種類を知る必要があり、作業をプロに依頼しても問題ないかを確認するためです。なにか問題があれば、自分だけでなく近隣の方にも迷惑となってしまうため、電力会社に気になることをしっかりと確認しておくといいでしょう。
電力会社に確認が取れたら業者に依頼するのですが、電線に木が接触しているような場合プロでも危険な作業になります。そのため、通常の伐採や剪定ではなく、特殊伐採ができる業者に依頼しなければなりません。特殊伐採は、高度な技術が必要となる危険な場所で作業をするのに使われる方法です。
特殊伐採ができる業者に依頼できたら、作業日時を決めて電線の枝を伐採・剪定してもらいます。このとき、木の状態や見栄えの要望を伝えることで、伐採や剪定のプロだからこそ無理のない範囲で応えてくれるでしょう。手入れ作業が終わったあとは、枝葉や切り株の処分まですべておこなってくれます。
電線の木の伐採や剪定をプロに任せると、費用はかかってしまいます。しかし、木の状態や見栄えを気にするようなら、専門業者のプロに任せるのがおすすめです。たとえ電線にかかっている木であっても、安全に納得のいく仕上がりにしてくれることでしょう。
伐採にかかる費用について
伐採の費用は作業内容のほか、いくつかの基準から算出されます。伐採などの依頼をするときには、見積もりを出してもらい内訳を把握しておくことも大切です。
伐採の費用相場
一般的には伐採の対象となる樹木が大きいほど、費用も高額になります。また、樹木の横幅や幹の太さなどでも作業金額は変わってくるのです。伐採したあとに残る切り株や根っこの処理をする抜根をおこなう場合には、追加料金が発生することも忘れてはいけません。
伐採する基本費用の目安は、高さが3メートル未満であれば5,000円前後、5メートルほどであれば15,000円前後が相場です。業者によって料金体系はさまざまなので、事前に確認しておきましょう。
ほかにも伐採する状況によっては危険な高所作業であったり、重機が必要であったりします。このような場合にもオプションとして追加料金がかかるため、見積もりの段階でしっかりと確認しておくいいですよ。
特殊伐採の費用相場
危険の多い高所や重機の入れない特殊な条件で作業をする特殊伐採では、伐採費用に加えて技術料などが必要になります。技術料の基準は業者によって違いますが、作業の難易度によって段階わけされています。通常の伐採であれば1.0、高所作業なら1.5のように難易度にあわせて数字があがり、料金が加算されていくのです。
電線に枝がかかっているような木の伐採は、命を落とす可能性もある危険な作業となります。そのため、加算される技術料は、一番高くなると考えておきましょう。
まとめ
電線に木が接触しているのを見つけたら電力会社へ連絡をして、状況の確認をしてもらいましょう。電線によっては感電するおそれもあるため、安易に近づかないでください。安全性に問題があれば、電線を管理する会社が防護カバーを取り付けるか剪定などの対処をしてくれます。
また、電線にかかっている木の状態や見栄えが気になる方は、伐採・剪定のプロである業者に依頼するのがおすすめです。業者であれば、電線の枝を取り除くだけでなく、納得の仕上がりにしてくれるでしょう。
伐採を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「伐採」をご覧ください。
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