駐車場のアスファルト補修はDIYできる!必要なものと詳しい手順を紹介

2022.10.20

駐車場のアスファルト補修はDIYできる!必要なものと詳しい手順を紹介

街中だけなく駐車場などがご家庭にある場合、舗装にはアスファルトが使われているのではないでしょうか。
しかし、ふと足元を見たときに、駐車場のアスファルトがひび割れていることはありませんか?つい少しのひびだけだと放置してしまいがちです。
この、ひび割れを放置してしまうと、大切な車のタイヤを傷つけたり、子供や自分が転んでけがをしてしまいます。

アスファルトのひび割れは意外と簡単に直るかもしれません。このコラムでは、アスファルトの劣化原因や、アスファルトの補修の仕方についてご紹介していきます。

アスファルトの劣化症状

道路を歩いていると、アスファルトにひび割れやでこぼこがあることがあります。ひび割れやでこぼこを放置してしまうとつまづいたり、車がアスファルトの上を通ったときにタイヤがパンクする原因になるおそれがあります。さらに、アスファルトに亀裂が入ると、水はけも悪くなります。

そもそもアスファルトのひび割れとは、車が通過したときにかかる負荷や、温度の変化などの原因によって起こります。道路は、アスファルト混合層と呼ばれるものと、路盤が重なってできています。アスファルトのひび割れは混合層の部分で起きています。

また、ひび割れと聞くと線状のものを想像しがちですが、亀甲状に割れるものもあります。路盤がアスファルト混合層を支えきれなくなっていき、雨水が亀裂に浸透していくことでさらに劣化が進んでしまいます。

その後、ひび割れた部分に雨水が侵入します。車がひび割れた上を通ると、雨水とともに路盤の細かい粒が噴き出すポンピング現象が起こるようになります。

ポンピング現象によってできた穴の名前を「ポットホール」といいます。ポットホールは、水流の浸食よってできたくぼみです。

このような劣化を見かけたら、アスファルトの補修をできるだけ早めに行いましょう。

アスファルトの劣化症状

アスファルト補修をDIY

「劣化を見つけたけど、自分でもアスファルトの補修ってできるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。一見難しそうですが、アスファルトの補修は自分でも行うことができます。

今回は、自分でアスファルトを補修する際によく使われる「常温アスファルト」を例に補修手順をご紹介していきます。常温アスファルトとは、名前の通り常温で施工でき、転圧をすることで簡単に固まるアスファルトのことです。ほかにも手軽に補修できるものもあるので、いくつか紹介していきます。

準備するもの

・軍手
・汚れてもいい服装
・木の板や転圧機
・ジョウロ
・スコップ
(草抜き、除草剤、ちりとり)

手順

(1)施工場所をきれいにしていきましょう
ほこりや雑草がある場合は、始めにきれいに掃除しておきましょう。雑草を除去するときには、再び雑草が生えてくることがないように、根元から抜いておく必要があります。草抜きを終えた後に除草剤を撒くとより効果的です。

(2)常温アスファルトを撒きます
施工したい場所へ常温アスファルトを撒いていきます。撒くときに一緒に固めてしまわないよう、近くにはものがないか確認しましょう。

(3)常温アスファルトをならします
スコップを使って、常温アスファルトを平らにしていきます。このときは、軽くならしていただければ大丈夫です。

(4)水を撒きます
平らにならしたアスファルトへ、ジョウロを使って水を撒いていきます。渇きをおさえるため、多めの水を撒くようにしましょう。

(5)踏み固めましょう
直接ではなく、木の板の上からや転圧機を使って常温アスファルト踏みしめていきます。
直接踏み固めないことによって、仕上がったときに跡などがつかず、きれいに仕上がります。
また、しっかりとアスファルトが固まるまでは触らないようにしましょう。

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水で固まるアスファルト素材です。水にも強く、水たまりの補修にも使うことができます。雨の日でも施工が可能なので、天候を選ばないのも嬉しいポイントです。

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チューブ式のアスファルト補修材です。ピンポイントで補修をすることができるので、部分的なひび割れなどを修復したいときにおすすめです。

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スコップで埋め込んでいくタイプの補修材です。水や熱を使わずに補修を行うことができます。皮膚につくと取るのが大変なので、使用するときには手袋をして補修を行いましょう。

劣化範囲が大きい場合は業者へ

アスファルトの補修は簡単に行えそうですが、あくまでもアスファルトの一部や狭い範囲の場合です。

「駐車場を全部アスファルトにしたい」「劣化がひどく、一人では補修が難しい」というときには、アスファルトの補修をしてくれる業者に依頼するのがおすすめです。

業者に頼むと、技術面だけでなく、アスファルトの施工時間も有効に使うこととができます。アスファルトの工事には1平方で4,000~6,000円ほどかかってきますが、よりきれいに施工することができるのではないでしょうか。

しかし、アスファルトの状態によっては料金にばらつきが生じます。そのため、一度業者にしっかりと見積もりをとってもらいましょう。

また、駐車場として利用する場合には、アスファルトの下地を整える路盤の工事や、白線を引くための別途料金がかかってくるところがほとんどです。

まとめ

アスファルトに亀裂などの劣化を発見したら、できるだけ早くアスファルトの補修を行いましょう。放っておくと、つまづいて転ぶなどのケガの原因などに繋がります。

アスファルトの補修は自分ですることは可能ですが、補修したい範囲が広い場合は、業者に依頼することをおすすめします。

アスファルトの施工には、体力や時間を使う上に、初めての施工となれば失敗しないとも限りません。
そういった不安があるかたなどは業者に頼むことをおすすめします。業者に頼むことでより快適に駐車場を使うことができるかもしれません。

アスファルト工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「アスファルト工事」をご覧ください。

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