駐車場の舗装はコンクリートで決まりなのか？アスファルトとの違いは

駐車場を作ろうとする際に、舗装をどうするかという選択が出てくると思います。
舗装には主にコンクリートやアスファルトなどがありますが、どうやらアスファルトは駐車場の舗装には不人気のようです。

ここでは、なぜアスファルト舗装が不人気なのか、コンクリートとアスファルトの性質を比較しご紹介します。

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駐車場の舗装にはコンクリートとアスファルトどっちがいいの？

費用

施工時にかかる費用

コンクリート：平米あたり8,600 円~11,400円ほど
アスファルト：平米あたり4,400円~6,000円ほど

費用としては、アスファルトがコンクリートの約半額ほどとなっています。
コンクリートは舗装する際に手間がかかってしまうためです。

時間

コンクリートは手間がかかるうえ、施工後乾かすのに数日間かかってしまいます。そのためどうしても舗装に時間がかかってしまいます。

アスファルトはあまり手間もかからず、施工後数時間後にはもう使用できますのでかかる時間はコンクリートに比べ短くなります。

耐久性

次に、コンクリートとアスファルの耐久性を比較します。
コンクリートは耐久性が高く、それほど手入れもする必要はありません。
それに対してアスファルトは耐久性が低く、こまめに手入れしたり、張替えが必要になったりします。

コンクリートは施工費用や期間はかかる代わりに、耐久性が高くその後メンテナンスをする必要がありません。対してアスファルトは施工費用や期間がコンクリートよりかかからない代わりに、耐久性が低くたびたびメンテナンスをする必要があります。

このことから、長い目で見ていくとアスファルトはコンクリートより費用がかさむので、コンクリートに軍配が上がるようです。
　　　　　

コンクリート舗装とは

コンクリート舗装でとは 、骨材（砕石、砂）をセメントモルタルで結合して作ったものを敷き詰めてならし、施工します。

コンクリートは引っ張る力に弱く、中間部分にワイヤーメッシュや配筋（鉄筋を配置すること）などの処理をして補強する必要があります 。これがコンクリート舗装で手間や費用がかかる要因
となっています。

先述のように コンクリートは非常に硬く耐久性が高く、きちんと施工されていればまず壊れることはありません。薬品やガソリンなどをこぼしてしまっても、問題ありません。

コンクリート舗装では小さなひびができることがたびたびあります。
これはコンクリートの性質によるもので、避けることは難しいです。
しかし、小さいひびであれば問題はないので、あまり気にする必要はありません。

アスファルト舗装とは

骨材とアスファルトを加熱して混ぜたものをアスファルト合材といい、このアスファルト混合物を敷き詰めてならし、転圧をして施工します。

加熱された合材の温度は、工場からの出荷時で160度前後とかなりの高熱です。
温度が下がると固まってしまうので、施工中でも140度前後とあまり温度が下がらない状態で行われます。

その温度の高さから、夏場に舗装する際は、かなりの暑さの中で作業をしなければいけません。熱中症などの対策をしっかりと検討する必要があります。

施工後にアスファルトの温度が50度以下になってから開放（車で走行できる）されます。
温度が下がりきる前に開放されると、轍ができてしまうことがあります。
また、アスファルトに薬品・ガソリンなどをこぼしてしまうと、その部分は劣化してしまいます。

静音性にすぐれているため、道路の舗装はアスファルト舗装がほとんどです。
　　　　　　

一般住宅の駐車場舗装でアスファルトが選ばれない理由

一般住宅の駐車場はコンクリートがほとんどで、アスファルト舗装の駐車場はあまり見ることがないです。

アスファルト舗装は長い目で見るとコンクリート舗装より費用がかかるというのが一番の原因でしょう。

また、デザインの面でもコンクリート舗装の方がデザイン性に優れています。
純和風な家にはあまり合いませんが、シンプルモダンな家には適しています。

庭を駐車場に舗装する際に費用を抑えるコツ

庭を駐車場に舗装するには、土工事（土を削ったり固めたりする工事）いう高額な工事をまず行わなければいけません。そこにコンクリートなどを敷き詰めるため、さらに費用がかかります。

費用を抑えるために、何を優先するかを考え順位づけをしましょう。
そして、予算内に収まるようにある程度妥協することが大切です。

土工事はかならず行う必要があります。
しかしそれ以降は、コンクリートなどで舗装をする代わりに、砂利を敷くなどすれば費用 を抑えることができます。

また、車のタイヤが乗る部分のみコンクリート舗装をするなども費用を抑えるのに有効です。コンクリートを舗装する代わりに、ブロックを並べて置くのもいいでしょう。
　　　　　　
　　　　　　

まとめ

アスファルト舗装は長期的な費用の面から、特に一般住宅の駐車場の舗装では、あまり選ばれていません。しかし、コンクリート舗装より優れている点もあります。

また、コンクリート舗装をすると予算が足りない場合、砂利を撒いておく手もありますが、 砂利も手入れが大変ですし音も気になります。
そういった場合は、アスファルト舗装も十分に検討する価値はあると思いますので、 一度業者へ相談してください。

アスファルト工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「アスファルト工事」をご覧ください。