
アスファルトとは原油の中にある粘土質の半固体物質をさします。
そのねばねばとしたアスファルトを砂利などと混ぜ合わせて舗装をするため、乳化剤を撒いたり、舗装した道路をバーナーで熱するなどの工程には手間がかかります。
「そんなに大変なアスファルトの舗装を本当にDIYでできるの?」と思う方もいるかもしれませんが、じつは水で固まる驚きのアスファルトがあるのです。
今回は、アスファルトのDIYについて紹介します。
目次
水で固まるアスファルトでDIY舗装
水で固まる驚きのアスファルト「マイルドパッチ」
アスファルトを簡単に舗装できるマイルドパッチという商品があります。
マイルドパッチは1平方メートルあたりに約3袋必要で、1袋あたり約4,000円です。
マイルドパッチは大正時代から営業をしている「前田道路株式会社」が製造している商品で、天候を選ばず水だけで楽にアスファルトを施工できるというものです。
ただし、水で固まる商品のためできれば大雨の日などは施工しないようにするのが無難です。
使用方法は以下の通りです。
(1)施工する場所を綺麗に清掃する
(2)マイルドパッチを投入する
(3)スコップや木片などで撒きならす
(4)まんべんなく水を撒く(20キログラムあたり1リットル程度)
(5)水をかけたらしっかりと踏み固める
以上で完成となります。
また、施工場所に草などが生えている場合根っこから抜くようにしましょう。
スティックタイプやパッチタイプなどアスファルト補修グッズでDIY
スティックタイプ
アスファルトのDIYを舗装ではなく補修をする場合、スティックタイプの補修グッズも売られています。
製品によりますが温式法がいいです。温式法とは、ひび割れ部分をあらかじめ湿らせておき、その上からスティックで擦りこみ補修することです。
また乾式法というのもあります。乾式法はひび割れに直接スティックを擦り込むことです。
パッチタイプ
アスファルトを補修するのにはパッチタイプの補修グッズも売られています。
これはアスファルトに空いた穴などを埋めるもので、後述する転圧作業をすることで固めていきます。
アスファルトへ白線をDIYで引く方法
以下からは舗装したアスファルトにDIYで白線を引くための方法を紹介します。
準備するもの
・道路線引き用塗料
・スケール
・チョーク
・マスキングテープ
・ローラー
・チョークリール
手順
(1)白線を引く箇所を決める
舗装したアスファルトの上のどこに白線を引くのかスケールを使って決めます。
(2)チョークで印をつける
白線を引きたい場所にチョークで印をつけたら、印をつなぐようにチョークリール(チョークの粉がついた線引きの道具)で線をつけます。
(3)マスキングテープを貼っていく
チョークリールで引いた線に沿ってマスキングテープをしっかり押さえて貼ります。
(4)塗料を塗る
線引き用の塗料のふたを空けたらよく混ぜローラーバケツに出します。
ローラーバケツに出した塗料でマスキングテープの内側をローラーで塗っていきます。
このさい、でこぼことしてうまく塗れないところはハケを使って塗っていきましょう。
(5)マスキングテープをはがす
塗料を塗り終わったら乾く前にマスキングテープをはがしていきます。
ダンボールなどに巻きつけながら貼っていくと手が汚れずにはがすことができます。
(6)乾かす
塗料が乾くまで線の上を歩かないようポールやコーンを立てておきましょう。
(7)完成
塗料を道路などにこぼしてしまったという場合は乾く前に拭き取るか水で塗料を流しましょう。
もし乾いてしまった場合は水をつけた金だわしなどでこすりましょう。
アスファルトのはつりや転圧作業は専用の道具が必要
アスファルトをDIYできてもはつりや転圧の作業には専用の道具が必要になります。
はつり
はつりとはアスファルトを砕いたり壊す作業をさします。
この作業にはコンクリートカッターや電動ピックなど専用の道具が必要になります。
コンクリートカッターをかけると、ものすごい量の粉塵が出ます。もしDIYをするという場合帽子とマスクは必須となります。
はつりの手順としてはコンクリートカッターでアスファルトを切ったあとに電動ピックを使います。電動ピックで切った箇所を壊していくというものですが、騒音と粉塵がすさまじいため近隣の方への配慮が必要です。
転圧
転圧とは、流したアスファルトを締めて固める作業です。
この転圧作業には手で道具を使う簡易的なものから、ロードローラーなどの機械をつかうなどさまざまな方法があります。
DIYで転圧を行う場合機械をレンタルするか簡易的な道具を使って行いましょう。
まとめ
アスファルトをDIYするのは市販のものを使えば比較的簡単にできますが、仕上がりは腕次第です。必ずきれいにできるという保証がないことは覚悟して挑戦してみてください。
また、施工する面積があまりに広い場合DIYでは限界があるのもたしかです。
アスファルト工事のプロに頼んだほうが費用面でも安くなることがあります。
自分の施工したい場所がどれほどの面積か把握した上でアスファルトの施DIY施工をしましょう。
アスファルト工事について依頼できる業者
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「アスファルト工事」をご覧ください。
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