ピアノの掃除をしてみよう!掃除に必要な道具と方法をご紹介します

2021.4.30

ピアノの掃除をしてみよう!掃除に必要な道具と方法をご紹介します

「ピアノの掃除をしたいけど、自分ではどう掃除したらいいのかわからない」という方が多いでしょう。たしかにピアノの内部の掃除は難しいかもしれませんが、家庭で掃除できる部分があります。

最初は掃除道具を揃えることが面倒かもしれませんが、一度揃えてしまえば定期的に艶出しなども行うことができるのです。今回はピアノの掃除方法と注意点などについてご紹介します。

ピアノの掃除に必要なもの

ピアノを掃除するには必要な道具を揃える必要があります。家にあるような道具も含まれるので、まずは家にあるものをチェックしましょう。ピアノの掃除に必要なものは以下のようなものになります。
 

・雑巾
・外側を磨くのに必要な、ピアノ用クリーナー
・ペダルを磨く研磨剤の入ったコンパウンド

 
ピアノクロスがある場合は表面を傷つけずに済むので、雑巾ではなくピアノクロスを使用しましょう。また外側を磨くためにピアノ用クリーナーも必要です。クリーナーは様々なものがありますが、ピアノ用のものを使用しましょう。ほかの洗剤を使用すると傷めてしまうことがあります。またコンパウンドは研磨剤のことで、ペダルの汚れを取り除くために使用します。

      ピアノの掃除に必要なもの

家庭でもできるピアノの掃除方法

デリケートな楽器であるピアノですが、家庭で掃除ができたら費用も抑えられるのでいいですよね。ここではピアノの場所別に掃除方法をご紹介します。

塗装面

ピアノで拭き取ることができるのが、塗装面です。塗装面はかたく絞った布であれば直接拭き取ることができます。水分に弱い楽器ですが、かたく絞ることによって水滴が表面に残ることはありませんし、手垢などの汚れがしっかり落ちます。

このときにピアノを磨く専用のピアノクロス(専用の布)を使うとよりきれいに落ちますし、傷もつきにくいです。後は艶出しのためにピアノ用クリーナーを使って全体を拭いて下さい。またコンパウンドを使用しペダルを拭き取っていくと、ペダルに当初のような光沢がでてきます。

鍵盤

ピアノの掃除には鍵盤のお手入れも必須になってきます。ピアノを演奏する際、鍵盤は一番触れることが多いため、手垢が付着しやすい場所となっています。ピアノを使用したあとはピアノクロスで鍵盤を軽く拭き取り、ピアノクロスを鍵盤の上に置いておくとホコリの侵入も防ぐことができます。

ただし、外装を拭いたピアノクロスで鍵盤を拭くのは避けて下さい。外装用のクリーナーが付着したピアノクロスを使用することによって鍵盤が傷んでしまいます。鍵盤上の汚れが気になる場合はキークリーナーという鍵盤専用のクリーナーを使用すると傷をつけずにきれいにすることができます。

キークリーナーを使用する際の注意点として象牙や人工象牙素材の鍵盤は乾拭き、もしくはかたく絞った柔らかいクロスで拭き取るということが挙げられます。鍵盤の素材によってはキークリーナーが使用できない場合があるので注意しましょう。キークリーナーは楽器ショップなどで購入できます。

      家庭でもできるピアノの掃除方法

普段からピアノをきれいに保つための工夫

ピアノは置かれている環境によって劣化してしまう場合があります。ピアノは掃除方法にも注意が必要ですが、設置場所にも気をつける必要があります。以下の点に注意しましょう。
 

・湿度
・温度
・直射日光
・設置場所

 
ピアノは湿度や温度に影響されやすい楽器です。湿度が高い場合は内部でカビが繁殖したり、ピアノの材料である木材が変形してしまうこともあります。湿度が低すぎても木材が乾燥して変形してしまうことがあるので注意しましょう。また急激な温度の変化もピアノの故障の原因になってしまうことがあります。温度は15~25度に保つようにしましょう。

直射日光が当たる場所は温度が高くなっています。急激な温度変化はピアノにも影響するため、窓際などに設置するのは避けましょう。
またキッチンは油などがはねる可能性があります。ピアノを汚さないためにもキッチン付近の設置は避けましょう。

こんなときは業者に依頼しよう

家庭でピアノ掃除できる箇所は限られています。外装や鍵盤などは掃除することができても、内部までは家庭で掃除するのは困難です。ピアノ内部の掃除が必要なときは業者に依頼することをおすすめします。

内部の汚れはひどい場合は、解体してクリーニングを行う場合もあるようです。自分でのピアノ掃除が難しい場合はピアノクリーニングのプロに依頼したほうが安心かもしれません。

      こんなときは業者に依頼しよう

まとめ

ピアノ掃除は外装や鍵盤の掃除は家庭でも行うことができます。ピアノ用クリーナーやキークリーナーを使用することで傷つけずに掃除を行うことが可能です。

またピアノはデリケートな楽器で、設置する環境や湿度、温度によって音がずれてくることがあります。「音が変だな」と感じたときには調律を行いましょう。またピアノ掃除をしたときに修理箇所を発見したら、業者に相談すると安心です。

ピアノ調律 ピアノ修理を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ピアノ調律 ピアノ修理」をご覧ください。

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