
「エアコンをつけたのに、部屋が中々冷えない」と感じたことはありませんか?それはあなたの気のせいではなく、エアコンが壊れる前の予兆かも知れません。エアコンが完全に壊れれば、莫大な修理費用が掛かってしまいます。そんな出費を防ぐために、エアコンの故障を知らせる予兆を確認しておきましょう。
壊れる前に知っておきたいエアコン故障の予兆まとめ
目次
エアコンは動いているのに、なかなか冷えない
エアコンのスイッチをつけたのに、なかなか部屋が冷えないという時に、主に疑うべき点は「ガス漏れ」「フィルター汚れ」「室外機の不良」の3つです。
1.「ガス漏れ」のため、空気を冷やす冷媒ガスが十分に放出されていない
最大の理由の一つが、フロンガスなど空気を冷却する冷媒ガスが不足していることです。配管の亀裂、エアコン移設時の設置ミス、初期不良などが原因となります。
冷媒ガスが不足している場合は、補充する以外に解決する方法はありません。機種によって料金は異なりますが、業者に委託した際の代金は、15,000円近くが相場でしょう。
2.「フィルター汚れ」のため、十分な冷風が部屋に届かない
吸気口や送風口が塞がって十分な量の冷風が送られなくなり、室内温度が十分に下がらなくなってしまいます。また、冷却フィンにゴミが付着した場合も、フィルター汚れ同様に冷暖房の効率を下げ、電気代がかかってしまいます。
フィルターの汚れを放置し続けると、フィルターを取り替えないといけなくなってしまいます。その場合、メーカーに修理を依頼した場合、修理費は7,000円ほどを見積もっておくとよいでしょう。
3.「室外機の不良」のため、室内機から冷風が出ない
熱風を外に排出する室外機の動きが悪くなると、室内に設置されたエアコンの冷風を送る動きも悪くなってしまいます。室内のエアコンだけでなく、室外機にも注目する必要があります。
室外機の異変を放置し、基板が壊れてしまった場合には、メーカーの修理費は最大で100,000円近くになるそうです。
エアコンが途中で止まる
リモコンのスイッチを押せば起動するものの、運転ランプやタイマーランプが点滅したり、途中で電源が切れたりしてしまうことも注意すべき予兆の一つです。エアコンが止まってしまう原因は様々ですが、3つの故障の可能性を見ていきましょう。
1.「マイコンの異常」が原因で、エアコンの制御が上手くいかない
エアコンの制御装置である「マイコン」が誤作動し、エアコンが止まってしまうことがあります。スイッチを入れて3秒程でエアコンが止まってしまう場合、マイコンの故障が疑われます。マイコンの故障の場合、コンセントを一定時間抜くことで直ることもあるのでまずは試してみましょう。
マイコンが壊れ、室内基板の交換をメーカーにお願いした際の修理代は、20,000円以上を見込んでおいた方が良いでしょう。
2.「室内ファンモーターの異常」が原因で、エアコンが廻らない
通常運転時に室内機のファンが廻っていなく、かつ送風運転でも風が出ていない際は、「室内ファンモーター」が故障している恐れがあります。ファンをボールペンなどで軽く回すと、モーターが動き出す可能性もあります。
しかし、ファンを傷つけると高額な修理代が掛かってしまうので、メーカーや業者に修理を依頼した方がよろしいでしょう。メーカーの見積もりでは、室内ファンモーターの修理費は20,000円〜が相場となっているそうです。
3.「コンプレッサーの異常」が原因で、エアコンが機能しない
3分程動いた後、エアコンが止まってしまう場合は「コンプレッサー」の故障を疑う必要があります。コンプレッサーは圧縮機のことであり、エアコンの要となる大切な部品です。コンプレッサー本体やその制御装置であるプリント基板が故障している場合、室外機のファンモーターが廻っていても室内機は止まってしまいます。
エアコンの心臓部の一つであるコンプレッサーの修理をメーカーにお願いすると、50,000円以上の費用がかかる場合もあるとのことです。
エアコンから水が漏れている
フロンガスを圧縮して冷気を作る際に、エアコン内部に水が発生します。この水を外に放出する仕組みがエアコンには備えられています。パワフル運転など強い風量で室温を一気に下げようとした場合や低い設定温度で長時間冷房をつけた場合など結露することがありますがそれらはエアコンの故障ではありません。エアコンの故障の場合、以下のような原因で水を外に出せなくなり、水漏れは発生してしまいます。
1.水を放出する「ドレンホース」の異常で、水が漏れている
「ドレンホース」と呼ばれる放出ポンプの異常が、9割以上の確率で水漏れの原因です。梅雨明けや湿度の高い時期にエアコンで室内を冷やすとアルミフィンに結露した水が発生します。アルミフィンについた水滴がドレンパンと呼ばれる受け皿に溜まり、その水をドレンホースによって外に排出します。
水垢やホコリが溜まってそのドレンホースが詰まったり、ネズミがかじったりしてドレンホースが破れていると水漏れが起こってしまいます。
ドレン詰まりの解消をメーカーに依頼すると、修理費は10,000円ほど掛かるようです。
2.エアコン本体が傾き、水が放出されていない
室内機が傾いていると、水を放出する「ドレン穴」から水が流れなくなります。しばらくはドレンパンに溜まるのですが、傾きによって水がドレンホースから排出されず、そのうちドレンパンが許容できる以上の水が溜まってしまい水漏れが起こります。
傾きを直さずに水漏れが続き、ドレンホースの腐敗などが進行してしまった場合、ドレンホースの交換作業には、約15,000円のコストが掛かってしまうとのことです。
エアコンから変な音がする
エアコンから聞こえる変な音は、最も分かりやすい故障のシグナルです。音からエアコンの症状を理解し、故障を防いでいきましょう。
1.「カタカタ」と鳴ったら、フィルターの汚れを疑おう
「カタカタ」という大きな音が聞こえた際は、フィルターの汚れが主な原因です。フィルターの表面に汚れがたまり、エアコンは風を上手く送る事ができなくなります。定期的に掃除をして取り除かないと、エアコンは過剰に振動し、「カタカタ」という異常音を発するようになります。
前述した通り、フィルターを取り替えるためのコストは約10,000円になるそうです。
2.「ボコボコ」と鳴ったら、ドレンホースの異常を疑おう
室内と室外の気圧に差があるとき、先程説明したドレンホース(排水ホース)から空気が入り、「ボコボコ」という音が鳴ります。窓を開けて換気したり、吸気口を空けたりすることで一時的に対処することは可能ですが、根本的な解決には繋がりません。
根本的な解決をするためには、ドレンホースそのものにバルブを取り付ける必要がありますが、難易度が高いので業者に委託する方がよいでしょう。バルブ取り付けの価格は2,000円程度とのことです。
エアコンから異臭がする
エアコンから放たれる「臭い」も重要な予兆の一つです。今回は「カビ」と「タバコ」の二つに注目して、臭いから分かる故障の可能性を見ていきます。
1.嫌なカビ臭は、アレルギーの原因にも
水が発生するエアコンは、しっかりと管理をしないでいると「カビ」が発生します。カビの臭いを感じた時には、エアコンのクリーニングを行い、内部部品の故障などを防ぎましょう。エアコン内のカビは故障の原因になるだけではなく、部屋中に撒き散らされるカビ菌により、アレルギーの原因にもなります。
2.頑固なタバコ臭は、放置すると故障につながる
エアコンを稼働させたままタバコを吸うと、エアコンはタバコの煙を大量に吸い込みます。そして一度タバコを吸ったエアコンは、綺麗に掃除をしない限りタバコ臭を放出し続けます。また、故障の原因となるフィルターにこびりついたヤニを除去するのにも大変な労力がかかります。
エアコンクリーニングの予算は業者によって異なりますが、ハウスクリーニングメーカーに依頼すると、約10,000円が必要になりそうです。
節約したいならメンテナンスを
重大な故障になる前の小さな予兆に気付き、状況に応じた対策をとることができれば、エアコンの修理費用は大幅に抑えることができます。いつもと違うな、と感じることがあったら、そのまま使い続けるなんてずぼらな事はせずに、チェックしてみましょう。
専門業者による定期的な点検も、機械が故障し、修理する時に莫大な工事費用が掛かることを考えるとお得になることが多いです。真夏には必需品になる家電製品ですから、きちんとチェック、メンテナンスをして良い状態を保ちましょう。
エアコンのメンテナンスをご希望の方は「生活110番」の「エアコン修理」でお近くの専門業者を探してご依頼いただくことが可能です。ぜひ、ご利用ください。
エアコン修理を依頼できる業者や料金
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