暑い夏場の冷房。冬の寒さを凌ぐ暖房。ご家庭でエアコンがある方は、室内環境に合わせて使いたいときにエアコンの電源を入れると思います。しかし、久しぶりに、もしくはいつものように電源をつけると「エアコンの電源が入らない」そんな困ったトラブルが起こったことはありませんか?
この記事では、そんな困ったトラブルの対処方法をご紹介していきたいと思います。
目次
エアコンの電源が入らないときにはここを確認
エアコンの電源が入らないと「故障かな?」と不安になってしまいますよね。ですが案外、些細なことが原因であることが多くあります。
まずは慌てずに、原因になりそうな箇所を一つずつ確認していきましょう。
エアコンの電源が入らない原因はおもに以下の三つが考えられます。
- エアコン本体の不具合
- リモコンの不具合
- ブレーカーが落ちている
まずは電源の確認をしよう
春や秋などエアコンを使わない時期は、節約のためにエアコンの電源プラグを抜いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。いざエアコンを使おうと思ったとき、電源プラグを抜いていることを忘れて「あれ?つかない」なんてこともあるかもしれません。
まずは電源プラグがちゃんと挿さっているかを確認してみてください。
もしも電源プラグと一緒にアース線も抜いてしまっている場合は、安全のためにアース線も取り付けておきましょう。その際、先にアース線から接続し、その後電源プラグを挿し込んでください。
リモコンの動作確認
エアコンはリモコンで操作するのが基本だと思いますが、エアコンの電源が入らないのは単にリモコンの電池切れやリモコンの故障の場合も多いです。
「最近リモコンの液晶の文字が薄く見えにくい」、「リモコンを遠くから押しても反応しなくなった」などの不具合を感じたらリモコンの電池切れかもしれません。
以下の手順でリモコンの動作確認をしてみましょう。
動作確認の手順
①リモコンのスイッチを入れて、液晶に温度表示などがちゃんと表示されているか確認します。
①リモコンのスイッチを入れて、液晶に温度表示などがちゃんと表示されているか確認します。
②リモコンの電池を交換します。このとき、もともと入っていた電池が液漏れを起こしている場合は正常に作動しないことがあります。液漏れして錆びてしまったところをカッターナイフや紙やすりで磨いてから新しい電池を入れましょう。
液は直接、手で触らないようにしましょう。強いアルカリ性でヤケドする危険性があります。ゴム手袋をして、保護メガネをすることをおすすめします。
③リモコンの「リセットボタン」を押しましょう。ほとんどのリモコンでリセットボタンは爪楊枝などの先の細いもので押さないと押せないようになっています。リセットすることでリモコンの不具合が解消される可能性がありますので試してみてください。
④電池を交換してもエアコンが反応しない場合は、リモコンから赤外線がちゃんと出ているか、携帯電話などのカメラ機能を使って確認してみましょう。リモコンは赤外線信号を使いエアコンに命令を送っています。もしかしたらホコリや油汚れなどの汚れで赤外線を妨げているおそれがあるので、その場合はリモコンをきれいにしましょう。
これでエアコンが動き出せば原因はリモコンということになります。
もしもこれらを試してもエアコンが反応しない場合は、リモコンの故障かもしれません。
ブレーカーが落ちている可能性も
エアコンの電源プラグもリモコンも問題ない場合、エアコンのブレーカーが落ちてしまっている可能性があります。分電盤には「エアコン専用回路」がありますので確認してみましょう。
分電盤を見ると右側に小さなスイッチがたくさん並んでいると思いますが、その中に「エアコン」と書いてあるスイッチを探してください。スイッチが「入」になっていなければブレーカーが落ちているということになりますので、「入」に戻して、再度エアコンの電源を入れてみましょう。
エアコンの電源が入らないときの対処法
色々確認して試してみたけれど「それでも電源が入らない!」というときは、次にご紹介する対処方法を行ってみてください。
エアコンの応急運転を試す
エアコンにはリモコンが使えない場合に、エアコンを応急運転させるボタンがついています。リモコンが原因なのか、エアコン本体に不具合があるのか判断することができますので応急運転を試してみましょう。
応急運転ボタンの位置は機種により異なりますので、取扱説明書を確認してください。
応急運転ボタンを押してエアコンが正常に動き出せば本体に異常はないと思われます。リモコンの方に原因がある可能性が高いですので、いま一度リモコンの使用環境など確認してみましょう。
エアコンを操作するときはエアコン本体の正面から7メートル以内でおこなってください。リモコンと受信部との間に遮蔽物がないか、ほかのリモコンと混信していないかも確認するとよいでしょう。
エアコン本体をリセットする
応急運転を試してもエアコンが動かない場合は、エアコンのコンセントが通電しているのを確認してからエアコン本体のリセットを試してみてください。リセットの方法は以下の通りです。
- 電源プラグを抜きます。(エアコン専用回路のブレーカーを落としてもOK)
- 3分ほど待ってから再度電源プラグを挿し込んでください。(ブレーカーを「入」にする)
- 再度「応急運転ボタン」を押してエアコン本体が動くか確認しましょう。
もし上記の方法、それ以外の適切な方法で電源が入らない場合は本体が故障している可能性があるので、業者に修理依頼をすることをおすすめします。
エアコン電源トラブルのよくある事例
エアコンが故障してしまう原因はさまざまあります。よくある事例をご紹介しますので、参考にしてみてください。
室内機、室外機の故障
エアコン故障の最たる原因といわれています。室内機、室外機の故障の主な原因はいくつかあります。
- 経年劣化などによる損傷
- エアコン内部の基盤、コンプレッサー(圧縮機)、熱交換器の故障や破損
特にエアコン内部の重要な部品の劣化や損傷はエアコン本体の重大な故障原因の一つで、不調を起こしてしまうと電源がつかなくなってしまいます。電源がつく場合でも重要な部品に不調があれば、異音や風が出なくなるなどといった不具合を引き起こします。
リモコン受光部の故障
エアコンの本体にあるリモコン受光部が故障すると、たとえリモコンを新しいものに買い替えたとしてもリモコンでエアコンを操作することはできません。故障原因は初期不良や経年劣化のほかに、エアコン掃除の際に水がかかってしまったなどが考えられます。
応急ボタンでしかエアコンが起動できない場合は、リモコン受光部の故障の可能性が高いため修理を依頼しましょう。
エアコンの性能不足
部屋の広さによって、エアコン性能の目安があります。もし部屋の広さに合わないエアコンを使用している場合は注意が必要です。
特に、部屋の広さに対して小さいサイズのエアコンを使用している場合は、エアコンが効きにくいためフルパワーで運転することになり電気代が増します。そして、エアコンの負担が大きくなり故障しやすくなります。部屋の広さに合ったエアコンを選ぶことが大切です。
ホコリの蓄積による故障
エアコンのフィルターやファンなどにホコリが蓄積されたまま使い続けると、故障の原因につながることがあります。特に、喫煙をしている家庭ではホコリや汚れがエアコンにたまりやすいので、こまめなメンテナンスを行うことが故障を防ぐ一つの手になります。
エアコンの掃除はプロへ依頼すると安心
エアコンを長く快適に使うためには、定期的なエアコンの掃除はとても大切です。しかしエアコンの内部の掃除は難しく、ご家庭でエアコンを掃除するとどうしても掃除しきれない箇所が出てくると思います。そんなときはエアコンの掃除をプロへ依頼してみてはいかがでしょうか。
しっかりとした分解洗浄をしてくれるのはもちろん、オプションがある業者によっては抗菌、カビ処理などのサービスを受けられるところもあります。忙しくてエアコン掃除ができてない、においが気になるという方はぜひプロに依頼してみてはいかがでしょうか。
まとめ
エアコンの電源が入らないときの対処方法などを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
エアコンを使いたいときに電源が入らないのはつらいと思います。そんなときだからこそ落ち着いて対処をしていくことが大切です。
また、エアコンを故障から守り長く持たせるために定期的な掃除やメンテナンスも欠かさずおこないましょう。
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