電化製品のコンセントを使用していない間抜いておくことは、節電になるといわれています。また、コンセントを抜いておくことでほこりなどが原因となっておこるショートを防ぐことにもつながります。
しかし、エアコンのコンセントを抜くと故障の原因になってしまうことがありますので、注意が必要です。ここでは、なぜエアコンのコンセントを抜くと故障の原因となるのか、エアコンを経済的に使用する方法などについてご紹介していきます。
目次
エアコンのコンセントを抜くと故障の原因になる
エアコンを使用しない間、エアコンのコンセントを抜くこと自体にそれほど問題はありません。しかし、エアコンの使用を再開するからといってコンセントを挿してすぐに使用すると、エアコンの故障の原因となってしまうことがあります。
エアコンのコンプレッサー(圧縮機)は、摩擦や摩耗を防ぐために潤滑油が必要です。この潤滑油は熱が無いと粘度が高くなります。潤滑油の粘度が高くなるとコンプレッサーが摩耗してしまうので、エアコンは電源が入っていなくてもこの潤滑油に熱を与え続けています。
しかし、エアコンのコンセントを抜くと潤滑油に熱が行かなくなります。コンセントを挿してすぐに使用すると潤滑油の粘度がまだ高いままになっていますので、コンプレッサーに負担がかかります。そのためコンプレッサーが故障してしまうこともあります。
コンプレッサーに負荷がかかることを防ぐために、エアコンのコンセントを抜く場合は、コンセントを挿したあとしばらくエアコンを使用しないようにしましょう。エアコンを使用しない時間の目安は8時間となっています。また、エアコンを1年以上使用しない場合は、たまにコンセントを挿すようにしましょう。
エアコンのコンセントを抜いた時の節電効果
エアコンなどの電化製品は、電源が入っていなくても通電しており、わずかな電力を使用しています。この電力のことを、「待機電力」と呼びます。使用していない電化製品のコンセントを抜くことで、この待機電力分の電気を節約することができます。
エアコンの場合待機電力はほかの電化製品より大きいです。その待機電力は、2.4Wくらいだといわれています。半年間エアコンのコンセントを抜いておくと、250円ほど節約できる計算になります。
古いエアコンほど待機電力が大きくなるので、節約できる金額も大きくなります。反対に新しいエアコンは、コンセントを挿しっぱなしにしておいても待機電力を消費しないものもあるようです。その場合はエアコンのコンセントを抜く意味はないので、事前に確認しておきましょう。
待機電力に関しては「コンセントから電気代を節約してみませんか?誰でもできる簡単な節電」でもご紹介しています。あわせてご覧ください。
エアコンをつけっぱなしにしても問題はあまりない
エアコンのコンセントを抜くことは節電になります。同じようにエアコンの電源はこまめに消した方が節電になると思う方もいるかもしれません。しかし、必ずしもそうなるとは限りません。
エアコンの電気代がかかる主な動きは、エアコンを起動して部屋を暖めたり冷やしたりすることです。短時間で電源を消したりつけたりすると、エアコンが部屋を暖めたり冷やしたりする動きをする回数が増えます。そのため、消費する電力もつけっぱなしにしておくより多くなることがあります。
上記のように、エアコンをつけっぱなしにしておく方が節電になるケースもあります。ただエアコンをつけっぱなしにすると、負荷がかかってしまうと思う方が多いでしょう。しかし、エアコンをかけっぱなしにした場合、実際は特別大きな負荷がかかることは少ないそうです。
エアコンの経済的な使い方
エアコンは、コンセントを抜く以外にも経済的に使用する方法がいくつかあります。ここでは、その方法をご紹介していきます。
エアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルターが汚れていると、エアコンが空気を吸い込んだり出したりする際に電気を多く使用します。そのため、エアコンのフィルターを定期的に掃除し汚れを取ることが節電に繋がります。
扇風機やサーキュレーターを併用する
エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用することで、エアコンから出てくる温風や冷風を効率よく部屋中に行き渡らせることができます。エアコンのみで使用するより早く設定温度に達するので、エアコンの節電になります。
エアコンを買い替える
新しいエアコンは、どんどん省エネ性能が上がってきています。古いエアコンを使用している場合は、新しいものに替えることによって節電できることがあります。
まとめ
エアコンのコンセントを抜くことで節電することができます。しかし、エアコンは待機電力でコンプレッサーの潤滑油に熱を与えているので、挿してすぐに使用するとコンプレッサーに負担がかかります。エアコンのコンセントを抜く場合は、挿してからしばらく時間を置いて使用するようにしましょう。
エアコンはつけっぱなしにしておいた方が節電できることもあります。状況を見極めて電源のオンオフは行いましょう。他にもエアコンを経済的に使用する方法はいくつかありますので、実践してみるといいでしょう。
エアコンのコンプレッサーがもし故障してしまった場合は、個人で修理はできません。必ず業者へ修理を依頼するようにしましょう。
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