
「寒くなってきたからエアコンをつけよう」と思い電源を入れると、なにかおかしいということありませんか?それは故障かもしれません。
エアコンは頻繁に買い替えるものではないため、買った時期はいつだったかなんてこと覚えてないという人も少なくはないでしょう。エアコンを見上げてみるとシールが貼ってあり、そのシールに製造された年が書いてあるので一度見てみましょう。
調子が悪いのなら、そのエアコンはもう寿命が来ているかもしれません。買い替えるべきなのか、修理してもいいのか見極めましょう。
目次
エアコンの修理と買い替えを正しく見極めるには
エアコンの調子が悪くなったとき、修理したほうが安上がりになると思われるかもしれません。壊れ方によっては、新しいエアコンに買い替えた方がお得かもしれません。では、どんな症状が出たら直すより買い替えた方が良いのでしょうか?
エアコンが効かない
エアコンが寿命に近づくと起こりやすいトラブルです。エアコンをつけても全く涼しくならず、あったかくもならないという場合です。掃除してもダメだったというならば、ガス切れかもしれません。
修理することも可能なのですが工賃は高額になり、多少の改善程度にとどまり、ガスを入れたからといって再び新品同様に力を発揮するとは限りません。再発の可能性が高いので、こうなったら買い替えた方がいいでしょう。
エアコンから水が滴る
エアコン内部に汚れが溜まると起きる現象です。掃除して改善すればいいのですが、放置してしまうと更なる故障を呼び、直す箇所が増えて高額になることもあります。
入り組んだ場所が原因だと、すべて解体してからの掃除になり、解体・組み立ての費用が加算されるケースもあります。
エアコンをつけるとブレーカーが落ちる
エアコンだけではなく、多くの家電を長く使っていると漏電を起こしていることもあります。故障の度合いにもよりますが、コンプレッサー部が故障を起こしているとかなり高額な修理代になってしまうかもしれません。
リモコンによる操作ができない
リモコンの電池を替えても、リモコンセンサーの送受信部を掃除しても改善しない場合はエアコンの寿命なのかもしれません。暖房を押したはずなのに冷房の風が出てきたとなると、それは寿命の確率が上がります。早急に買い替えましょう。
エアコンを修理・買い替えるタイミング
では、いったいエアコンの寿命といわれてもいつが寿命なのでしょうか?
エアコンは使用期間として定められているのは10年ほどです。つまり、エアコンの寿命は「10年」となります。壊れたかな?と思った時に修理にするか、買い替えるかの判断基準として覚えておくことも重要です。
なぜかというと、10年を超えてしまうと修理を依頼したところでそのエアコンに使える部品が製造されておらず、適合しない部品しかないので、修理がそもそもできないというケースもあるようです。
そして旧型となってしまったエアコンは経年劣化により部品それぞれが劣化しているために、維持費も多くかかってしまいます。たとえば、ノズルが劣化で破けてしまっているからと替えてもらったすぐ後に、今度は風の向きを調節する可動部が劣化で欠けてしまったとなっては、また修理してもらわなくてはなりません。
そうなるとイタチごっこが始まってしまうので、エアコンの寿命である10年を節目として、エアコンは修理よりも買い替えた方が経済的です。
エアコンの寿命を延ばす使い方
エアコンは買い替えるのには高額なので、できれば今あるエアコンを使いたいということもあるかと思います。寿命を少しでも長くなるよう、大事に使っていきましょう。
月に1回は慣らし運転を
基本的に家電は使えば使うほど壊れやすくなるものですが、長い期間全く使わないというのも壊れる原因のひとつです。とくにエアコンは、本当に寒い日か暑い日しか使わないという家庭がほとんどです。冬はファンヒーターで暖をとるから冬は使わないという家庭も少なくありません。
しかし、エアコンの寿命を少しでも長くして使いたいのならば1ヵ月に1回慣らし運転をしてあげましょう。そうすることで内部にホコリが溜まることが防がれますし、カビも生えにくくなります。
そしてその時に軽く掃除してあげましょう。1ヶ月で溜まったホコリを取ってあげることでホコリ詰まりを防ぐことができ、結果的に故障を回避できます。
使わない期間はコンセントと電池は抜いておく
そして使わない期間はコンセントを抜いておくことも効果的です。コンセントを抜いておくと待機電力の削減ができるので節約にもなりますし、故障しにくくなるので一石二鳥ですね。
そして、リモコンの故障でよくある電池の液漏れを予防するために使わない時期はリモコンの電池を外しておくほうが良いでしょう。
扇風機などを効果的に使用する
扇風機と併用することで効率的にエアコンを使用できるので、設定温度になるまでの時間が短くなります。設定温度になるまではエアコンは頑張っている状態になるので、その時間を減らしてあげることで長く持つようになります。
つけたり消したりを繰り返さない
短時間でつけたり消したりを繰り返すのはよくありません。スイッチが入ったとき・消すときはエネルギーをたくさん必要とするためです。
たとえばコンビニにちょっと買い物に行ってくるから消してから行こう、ゴミ捨てに行ってくるからその間消しておくというのはあまりよい使い方ではないのです。
逆に壊れやすい使い方もご紹介していいます。以下のような状態になっていないか確認してみましょう。
壊れやすい使い方
・外と室内の温度差を5℃以上に設定してしまう。
・室外機の周りにものを大量に置く
・室外機を日当たりがよい場所に置いてしまう
心当たりがあるときは、そのような使い方はしないように改善しましょう。室外機がすでに日当たりがよい場所にあるときは、日よけを作っておくとよいでしょう。日よけを作る際空気の取り込み口の邪魔にならないように気をつけて設置しましょう。
エアコンの修理・メンテナンスは業者依頼がおすすめ
エアコンの寿命が来ていないのに故障してしまったというときは、エアコン修理の専門業者に依頼するのがよいでしょう。直すためにたくさんの部品を保管しています。
家電量販店などで修理を依頼すると、部品取り寄せに時間がかかってしまうことや、あまり新しくない商品だと知識もないこともありお手上げだと言われてしまうこともあります。そして定期メンテナンスも業者に依頼しておくと、部品の劣化をいち早く知らせてもらうことができます。
重大な故障になる前に手を打つことができるので、故障してからの修理よりかなり手軽になるかもしれません。
まとめ
エアコンには寿命があり、それは10年といわれていますが、使い方やメンテナンスでエアコンの寿命は伸ばすこともできます。しかし間違った使い方で寿命を縮めてしまうこともあるのです。エアコンを大切にできるだけ長く使いたいものです。
エアコンも日々進化しているので、新しいものに買い替えると電気代が安くなったりすることもあるようです。修理と買い替えのどちらが得であるかは見比べて検討してからでもおそくないでしょう。
故障してしまったから直したい、壊さないようにメンテナンスをしてほしいときは、業者に依頼して長く快適な暮らしを守りましょう
エアコン修理を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「エアコン修理」をご覧ください。
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