天気や気候の関係で、どうしても部屋干しをしなくてはいけないときもあります。しかし、洗濯物は速く乾かさないと、あの生乾きのいやなニオイが衣類についてしまうおそれがあります。
そこで私たちを助けてくれるのが、エアコンです。今回は、エアコンを使った効率のよい部屋干し方法をご紹介していきます。
目次
エアコンで洗濯物を乾かすと臭くなる?その原因
部屋干しすると洗濯物が乾きにくく、タオルなどの厚い生地のものにはとくに臭くなりやすいです。
寒い冬はエアコンの暖房機能を使うことが多いので、エアコンをかけた部屋でそのまま部屋干しをしている人が多いはずです。ですが、エアコンもうまく使わないと余計に乾きにくくなったり、部屋の中にカビが発生する原因にもなってしまうのです。
部屋干しをすると、洗濯物から出た水分は室内に溜まるので、室内の湿度は約10%~20%も上がると言われています。
暖房を使えば部屋の温度が上がるので、洗濯物は若干乾きやすくなります。しかし閉めきった部屋で暖房をつけたところで、洗濯物から出た水蒸気の逃げ場がなくなり、部屋に溜まる一方となります。これにより、完全に洗濯物が乾ききるには時間がかかってしまうのです。
また、暖房を使うことで温度が上がり、さらに湿度もある状態ということは、ますますカビが発生しやすい環境になっているということです。
除湿機能を使おう
そこで、エアコンの除湿機能が有効なのです。除湿機能を使えば室内の水分を外に逃がすことができ、乾いた空気を室内に取り込むことができるので、洗濯物が乾きやすくなります。
しかし、冬の寒い中、除湿機能を使うのは厳しいと思います。その場合、エアコンで洗濯物を乾かすためには、暖房と扇風機を併用します。
暖房だけを使うと、前述したように洗濯物がなかなか乾きません。扇風機の力を借りることにより、洗濯物の周囲の湿った空気を飛ばすので、洗濯物を早く乾かすことができるのです。
エアコンで洗濯物を室内で効率的に乾かすには
エアコンで洗濯物を乾かす際、除湿機能を使えば、暖房のみを使ったときよりは乾きやすいです。ですが、除湿機能はある程度湿度がなくなると、下げすぎないようにパワーを弱めてしまいます。これではなかなか洗濯物を乾かすことができません。
ここでまたおすすめなのが、エアコンの除湿機能と扇風機の併用です。
風を起こす扇風機を使うことにより部屋の中に空気の流れができるので、水分がたまりにくく洗濯物が乾きやすくなるのです。これは、暖房を使うときでも同じことです。このときも扇風機の風ができるだけ洗濯物に直接当たるようにしましょう。
部屋干し後は換気を忘れずに
閉めきった部屋で部屋干しを続けると、たとえ扇風機を使ったとしても、生乾きのニオイが残ったり、部屋にカビが発生する可能性があります。そうなってしまう前に、部屋干しした後は換気をしっかりしましょう。
前述したように、部屋の中に洗濯物を干すと湿度が10%~20%ほど上がります。夏ならまだしも冬は寒いので、なかなか窓を開けられないかもしれませんが、洗濯物が乾いたら10分ほど換気して、乾いた空気を室内に取り入れましょう。
窓を開け放したままの部屋にじっとしているだけでは体も冷えてしまいますので、部屋の換気をしている間に他の家事を済ませるなど、体を動かすことをおすすめします。
それでも洗濯物が臭いときは、洗濯のやり方に問題があるのかもしれません。洗濯機の中に洗濯物をぎゅうぎゅうにつめて洗ったり、洗い終わったものをすぐに干さず、洗濯機の中に放置していると臭くなってしまうので注意です。
生乾きの臭い対策につきましては「生乾きの臭いを対策する方法!洗濯物から原因となる細菌を撃退しよう」にて詳しくご紹介しています。
エアコンで洗濯物を乾かすなら、エアコンの機能を見直そう!
エアコンの除湿機能について説明しましたが、除湿機能を使うことによる電気代の変化も気になるところです。
最近のエアコンには除湿機能にも種類があり、その中の「再熱除湿運転」を使うと、冷房運転を使ったときよりも電気代が高くなります。従来からある通常の除湿機能は「弱冷房除湿」と呼ばれます。
違いとしては、再熱除湿機能は部屋の温度を下げずに湿度だけを下げる機能です。湿度を下げるために冷やされた空気を、再度温めるという働きをします。
弱冷房除湿機能は、部屋の温度も湿度も下げる機能です。つまり、空気を冷やすことで空気中の水分を取り除くという働きはどちらも同じです。
夏にエアコンを使って洗濯物を乾かすなら、涼しくなる弱冷房除湿機能を使い、暑い季節以外は再熱除湿機能を使うことをおすすめします。
エアコンで洗濯物が乾きづらいときは、故障?修理か買い換えか
エアコンで洗濯物が乾きづらくなったら、冷房や除湿機能が低下しているのかもしれません。長く使っているエアコンの場合、もしかすると寿命かもしれませんが、そうでない場合はほこりによってフィルタが目詰まりを起こしている可能性があります。
エアコンは、空気を吸ったり吐いたりすることで、部屋を暖めたり冷やしたりする機械です。なので、使えば使うほど汚れやほこりは溜まります。
エアコンの中のフィルタが目詰まりを起こしていると空気が通りにくくなるので、お部屋を掃除する機会があったらそのついでにエアコンのフィルタ掃除もしてみましょう。掃除機でほこりを吸い込んでから、お風呂場に持っていき、シャワーでほこりを洗い流して乾かせばOKです。
それでも改善されない場合は、内部の目に見えない部分に原因があるのかもしれません。
素人だけでなんとかしようとすると、エアコンの破損だけでなく漏電や感電の恐れもあり危険です。「故障かな?」と感じたら、無理せずプロに相談してみることをおすすめします。
まとめ
洗濯物は乾燥機を使って乾かすのが一番手っ取り早いかもしれませんが、乾燥機が家にないというご家庭も多いです。
そんな方にはぜひ、エアコンを使った部屋干し方法を試していただきたいです。じめじめした梅雨時期の部屋干しも、寒くてなかなか乾かない冬の部屋干しも、エアコンや扇風機の力を借りれば乗り越えられるはずです。
エアコンで洗濯物を効率よく乾かして、生乾きの嫌なニオイとおさらばしましょう。
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