エアコンの室外機が動かないときは、まずはこれからご紹介する5つの対処法を試してみてください。
エアコンも機械なので、ちょっとだけ動作がにぶっているだけかもしれません。
わたしたちが、ほんの少しだけコンセントやリモコン設定を変えてあげるだけで、あんがいすぐに直ることもあるんですよ。
もちろん、残念ながら故障してしまい修理が必要なレベルのときもあります。
室外機が動かないと、夏の暑い日や冬の寒い日に冷房・暖房に支障が出ると困りますよね。業者を呼ぶだけでも、出張費(数千円)がかかります。慌てて業者を呼ぶ前に、5分でできる簡単な対処法をぜひチェックしてみてください。
◆簡単な解決方法を試し、直すことができる
◆室外機が動かない原因がわかるので、今後気を付けることができる
◆自分で対処できるのか、業者に修理依頼をするのか判断ができる
目次
【4つの対処法】)エアコンの室外機が動かないとき
「室外機が動かない!故障かも!?」
そんなときは、とりあえず落ち着いて以下のことをお試しください。
①リモコンのエラーコードを確認
エアコンの機種によって、リモコンにエラーコードが表示されます。いつもと見慣れない文字が出ていたら、各ホームページや取り扱い説明書で確認してみましょう。
メーカー推奨の対処法を試してみても直らないときは、リモコンの誤作動である可能性もあります。
次に紹介する「②コンセントの抜き差しでリセット」をお試しください。
リモコンに何も文字が映らないときは、電池切れかもしれません。新しい電池に交換してみましょう。
リモコンに何も文字が映らないときは、電池切れかもしれません。新しい電池に交換してみましょう。
②コンセントの抜き差しでリセット
エアコン内部の信号を一度、リセットすることで直ることがあります。
1)電源を切る
2)コンセントプラグを抜く
3)30秒~1分ほど待つ
4)コンセントプラグを挿す
5)電源を入れる
6)5分ほど待ってみる
エラーコードが消え、室外機が動いているか確認してみましょう。
③設定温度を変える
室温が設定温度になっていると、省エネ運転をする機種が多いです。
設定温度を最大温度、もしくは最低温度にまで変更してみてください。
冷房の場合 最低温度で風量最大
暖房の場合 最高温度で風量最大
そのまま5分ほど待って、室外機が動くか確認してみましょう。
④室外機のまわりをチェック
室外機のまわりに物が置いてあると、うまく熱交換ができません。目の前1メートルは何もないのが望ましいです。
物を片付けて、スッキリさせるだけで室外機が作動することがあります。
⑤寒い時期は凍っている?!
冬に起こりやすいトラブルです。室外機が凍ってしまうことで動かなくなります。
電源をつけ暖房にすると、「霜降り運転」を開始し溶かしていきます。凍結が解消されれば通常通りに動くはずです。
また、凍っていなくても気温が低い日は霜降り運転はおこなわれるので、そのまま運転が終わるまで待ちましょう。
エアコンが凍結したときの対処法
あわせて読みたい
それでも動かないときは業者かメーカーへご相談ください
室外機の中は精密機器です。知識のない者が中を開けることはやめておきましょう。そのため、一般の人ができることは限られています。
上記でお伝えした5つの対処法でも動かないときは、大きな故障が考えられます。
エアコン修理に強い業者や、エアコンメーカーの受付サポートへ相談することをおすすめします。
エアコンの室外機が回らない原因
第一章で、簡単な対処法をご紹介しましたが「やっぱり直らない!動かない!」という方は、もっと大きな原因があるのかもしれません。
室外機には大切な役割がある
故障の多くが、室内機よりも室外機に原因があります。それだけ室外機は、エアコンを使うとき大きな力を発揮してくれるのです。
エアコンとは室内機と室外機がセットで動く製品です。
冷房の場合、部屋の暑い空気を取り込み、熱だけを冷媒に乗せて外に放出し、冷たい空気だけを部屋に送ります。
暖房の場合、冷房と反対で室内の冷たい空気を取り込み、室外機で高温にしてから冷媒で室内へ送り出します。
このように室外機は重要な役割があります。そのため下記3つの箇所が故障すると、室外機が動かなくなり、修理が必要です。
基盤
エアコンには『電源基板』と『制御基板』といった2つの基板があります。
電源基板とは、室外機のファン、コンプレッサーや室内機のファンなど、電力の供給をする場所となっています。
制御基板は、温度を感知し、コンプレッサーに指示をするような働きがあるのです。
これらの基板は、いわば信号を出す役割があります。そのため、信号が正常に出なければ室外機は回らなくなってしまうのです。
コンプレッサー
エアコンは、冷媒ガスに熱をのせて移動させることで部屋の温度を調整します。熱を部屋から出し、コンプレッサーがその熱を圧縮して高温にし、液体に変える仕組みとなっているのです。
そのためこのコンプレッサーが不良を起こしていると、室内の暑い空気を出すことができなくなるため、エアコンから涼しい風が来なくなります。また、外へ送風する機械のファンの手伝いをする役目もあります。このコンプレッサーに不具合を生じているとエアコンの室外機が回らないのです。
ファン
高温になった冷媒ガスは、外気よりも温度が高くなり、外へ熱が奪われます。エアコンではファンを使い、この熱を放出しているのです。
ファンモーターは、高温になった冷媒ガスを冷やし、外気に放出する役割があります。このように放熱して冷やされた冷媒ガスは、もう一度圧力を抜き、室内へ戻っていくのです。
そのため、このファンに不具合が生じると、ガスを冷やすことができなくなるので、エアコンからも冷たい空気が出てなくなり、室外機も回らなくなります。
エアコン室外機の故障予防には定期的な対策を
室外機が回らない原因は普段のお手入れ不足が原因のこともあります。
自分でできる掃除や、日ごろから気を付けるべき扱い方を知ってエアコンの寿命を延ばしましょう。
室外機の掃除方法
室内機と違い、雨やホコリにさらされる室外機は汚れやすいです。しかし、繊細な部品を多く使っているため、掃除をするには注意しなければいけません。
外側の汚れをふき取る
砂ボコリや、目に見える大きなゴミは手やホウキで落とします。
前面の格子状の網も、雑巾やブラシで汚れを取ります。
それから濡れた雑巾で、外観をふき取りましょう。
排水ホースの詰まりを取る
ドレンホースとも呼ばれます。室内機からの水を排出するため、詰まっているとうまく作動しません。虫が入り込んでいたり、ゴミが詰まっていたら割りばしや、ホース用のブラシで掻きだしましょう。
フィンを掃除する
室外機の裏面を見てください。薄い金属板があるはずです。
できればハンディタイプの掃除機で、ホコリを吸い取りましょう。掃除機が使えないときは、柔らかいブラシでササッと掃いてください。
エアコンの掃除方法について
あわせて読みたい
室外機を直射日光から守る
夏場などは、室外機が直射日光や地面からの照り返しにさらされることが多くなっています。直射日光などに当たっているとその付近はとても高い温度になってしまっています。そのため、熱を捨てる効率が低下してしまい、電力を余分に消費してしまうのです。
そのようなことにならないように、エアコンの室外機を日陰で覆うようにするだけでも、冷却効率がアップするかもしれません。室外機から1mほど離れたところに植木を植えたり、すだれを立てかけるなどで日影を作ってあげる事も故障予防のコツに一つです。
この時注意しなければいけないのが、室外機を囲ってしまい、空気の流れを遮断してしまわないことです。空気の流れを遮断してしまうと、故障の原因になってしまいます。
目で確認する室外機の簡易点検
エアコンの室外機が回らないなんてことになる前に簡易点検することをおすすめします。基本的に目視による外観点検を実施することが重要なポイントです。
まず室外機の外観や熱交換器に油のにじみがないかどうかを点検しましょう。また、同時に室外機の外観や熱交換器にキズや錆がないかなども確認する必要があります。
室外機の熱交換器に腐食や錆などがないか確認したときに、キズや腐食などを発見した場合は、すぐに業者の方に相談することをおすすめします。
まとめ
エアコンの室外機が動かなくても、故障とは限りません。機械なので誤作動を起こすこともあります。また繊細な機器なので、室外機まわりをきれいにするだけで通常運転することもあります。
それでも作動しないときは、業者に見てもらうことも検討しましょう。
弊社「生活110番」では、エアコン修理に詳しい専門のプロをご紹介しております。全国各地に多くの加盟店と提携しているので、お客様のご要望に沿った業者もすぐに見つけご案内が可能です。
相談、調査、見積り提示、すべて無料。また正式なご契約前でしたら、いつでもキャンセルできますのでお気軽にご活用いただけます。
みなさまからのお電話・メールをお待ちしております。
\ 完全無料 /
厳選した全国のエアコン修理業者を探せます!
×
関連記事カテゴリ一覧
エアコン修理の記事アクセスランキング
エアコン修理の最新記事
カテゴリ別記事⼀覧
- お庭の手入れ
- 害虫駆除
- 害獣駆除
- 電気工事
- 鍵開け・交換・修理
- 窓ガラス修理・ドアノブ修理
- 家の修理
- バッテリー上がり
- ハウスクリーニング
- ペット火葬・葬儀
- 家電修理
- パソコン修理・ネット回線
- 家具・雑貨の修理
- 外壁・屋根工事
- リフォーム
- 防犯カメラ設置
- 盗聴器・その他調査診断
- 便利屋・代行サービス
- 引越し・配送サービス
- オフィス・店舗向けサービス
- その他