
本格的にエアコンを使おうと思って起動すると、エアコンの効きが悪いと感じることがあります。エアコンが効かないと、すぐに買い替えと考えてしまう方も少なくありません。しかしもしかしたら、エアコンの効きが悪くなっているのは、ちょっとしたことが原因かもしれません。
そこで今回はエアコンが効かない原因について詳しくご紹介していきます。
目次
エアコンの効きが悪い原因
エアコンをいざ使おうと起動させてみても、効きが悪く感じることも少なくありません。そんなときはまず原因を確かめる必要があります。エアコンの効きが悪い主な原因は以下の3つのことが多いようです。
原因1:室外機
意外と見落としがちなのが、外に置いてある室外機です。この室外機の置かれている環境によって、エアコンの効きが悪くなっていることがあります。
例えば、日の向きがかわり、日中は直射日光が当たってなくても、夕方になると強い西日が当たっていることがあります。そうなると、室外機に直接日光が当たり、室外機そのものが熱くなってしまうため、エアコンの効きが悪くなってしまうのです。
また、ベランダが鉄製の造りであった場合も注意が必要です。直射日光が当たってなくても、ベランダ自体が熱くなってしまい、ベランダ部材から発する熱にさらされているかもしれません。室外機が熱くなってしまうと、エアコンの効きが格段に悪くなってしまいます。
対策
まずは、室外機に直射日光が当たっていないか確認することが重要です。もし直射日光が当たっていたのなら、日陰を作るようにしましょう。屋根や支柱をたてたり、植木鉢やすだれなどを使ってもいいかもしれません。このとき注意しなければならないのが、台風などに飛ばされないようにしっかりと固定することです。
また、室外機の周りを囲ってしまわないようにするのも重要です。室外機の空気の流れを遮ってしまうと、エアコンの効きが悪くなってしまいます。室外機のまわりの空気の流れが悪くならないように日陰をつくることが大切です。
空気の流れが悪くなっている原因はゴミが室外機の周りに溜まっていることも考えられます。室外機の周辺を一度見渡してみるのもいいかもしれません。
原因2:フィルター
エアコンについているフィルターは空気の出入り口となっています。そのため、このフィルターにホコリやゴミが溜まっていると、上手く部屋に空気を送り出すことができなくなるため、エアコンが正常に動かなくなる原因の一つとなります。
対策
フィルターは定期的に掃除してあげることが大切です。とくにペットを飼っている方は、知らない間に毛などを吸い込んでいる可能性があるため、しっかりと清掃することをおすすめします。
フィルターはエアコンの外カバーを開けたところについていることが多いです。簡単に掃除することができますので、しっかりと風の通り道を作ってあげることがエアコンの効きをよくするポイントと言えるのではないでしょうか。
原因3:ガス
エアコンは『冷媒ガス』を使用しています。この冷媒ガスとは、熱を運ぶ役割をしているガスで、エアコンを起動させる、室内機と室外機の間を循環していきます。冷房なら部屋の熱を外に出し、暖房なら外の熱を部屋に運んでくれる役割をしてくれています。
そのため、この冷媒ガスが漏れていたり、不足していると、エアコンの効きが悪くなってしまうのです。
この冷媒ガスが漏れてしまう原因はいくつか考えられます。
・配管
エアコンのパイプや熱交換機などは腐食していまします。腐食が進むと穴が開いてしまい、そこからガスが漏れてしまいます。
・霜
室外機と配管をつないでいる接続パイプに霜がついてしまっていると、ガスが不足しているということになります。本来金属である部分が白く染まっているようであれば、どこかでガス漏れしている可能性があります。
・取り付け
新たに取り付けを行うと作業時にミスが発生し、ガス漏れしてることもあります。ミスにより、隙間からガス漏れしてしまっているので、すぐにエアコンが効かなくなることもあります。
他にも、意外とボタンの押し間違えなども考えられます。まずはどうしてエアコンの効きが悪くなっているのかを確かめることが重要です。
エアコンが動かないときの原因
エアコンの効きが悪いだけでなく、急に動かなくなることもあります。操作しても本体が全く動かなく、反応しない場合は主な原因は2つあります。
エアコン本体の不具合
リモコンが正常と確認できたときは、エアコン本体が不具合を起こしている可能性があります。
エアコン本体の不具合は本体にあるスイッチを押すことで確認することができます。本体に運転ボタンや応急スイッチなどボタンやスイッチがある場合は一度押して、エアコンの電源を入れたり止めたりしてみましょう。本体に不具合があるなら、このスイッチなどを押しても電源を入れることができません。
また、リモコンとエアコン本体も繋ぐ受光部の不具合の可能性も考えられます。エアコン本体にはリモコンからの赤外線をキャッチするための受光部が必ずついています。もし、本体のスイッチを押して電源が入るなら、この受光部が不具合を起こしている可能性があります。
リモコン
エアコンが動かないと焦りますが、リモコンが不具合を起こしているだけとも考えられます。もしかしたら、リモコンの電池が切れているかもしれません。一度新しい電池を入れて試してみてもいいかもしれません。
電池を交換してもエアコンが動かないときは、何かしらの誤作動を起こしている場合も考えられます。そうなっていると、リモコンをリセットする必要があります。
この二つでも解決しない場合はリモコンが故障しているかもしれません。赤外線が正常に出ていない可能性があるのです。そうなるとリモコンを買い替える必要がでてくるのです。
エアコンが動かないときはリモコンかエアコン本体の不具合の可能性が高いと言えます。
エアコンの効きが悪い原因がわからないときは
エアコンの効きが悪いと感じても、意外と原因がわからないことは少なくありません。エアコンは電化製品のため、内部の電子部品などに異常があるなら、見た目ではわからないことが原因の可能性もあります。
内部の故障は素人にはわかりにくく、見つけにくいかと思います。もし、エアコンの不具合の原因がわからないときは、業者に相談してみるのをおすすめします。エアコンの修理か買い替えかは、故障の状態をみて判断してくれるかもしれません。
まとめ
エアコンの効きが悪い原因はいくつか考えられます。簡単に原因をつきとめ、排除することもありますが、内部の部品などが故障していまっていると、素人では簡単に判断することができなくなります。
まずは自分でチェックし、それでも効きが改善しないのであれば、しっかり業者に相談してみてはいかがでしょうか。エアコンを快適に使用するための、適切なアドバイスがもらえるかもしれません。
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