夜遅くに家に帰ってきたときは、我が家の電灯の明かりは頼もしいものです。しかし、その電気がつかないとなったら悲しいですよね。
家の電灯がつかないときは、ブレーカーやスイッチが原因となるケースがほとんどです。そのなかでもすぐに気づけず、放っておくとトラブルを引き起こすもののひとつが、スイッチの接触不良となっています。すぐに修理したいですが、スイッチの修理には思わぬ落とし穴があるのです。簡単にスイッチを修理できない理由をご紹介します。
目次
電気のスイッチがつかない原因について
電源を入れてもライトがつかない原因はさまざまです。ブレーカーが落ちていたり、スイッチの接触不良が起きていたりということを中心に、電気がつかない原因とそれぞれの対処法を知っておきましょう。
家全体の電気がつかない:アンペアブレーカーや漏電遮断器を確認
電気の使いすぎで電力会社と契約したアンペアを超えてしまうと、ブレーカーが作動して家全体の電気が消えてしまいます。落雷などで急に大きな電流が流れた場合も漏電遮断器が作動して家全体の電気がつかなくなることもあります。
アンペアブレーカーと漏電遮断器どちらの場合でも、配電盤を操作することで再通電が可能です。
家の一部の電気がつかない:配線用遮断器を確認
配線用遮断器が動作してしまっている場合、その部屋に電気が通らなくなってしまいます。原因を解明しないとまたすぐに遮断器が動作する可能性があります。
一度、その部屋のコンセントから電気機器を抜き、ブレーカーを戻した後にひとつずつコンセントを挿し直してみましょう。問題のある電気機器を接続すると、挿して数秒後にブレーカーが動作します。もし、すべてのコンセントを抜いてブレーカーを操作しても通電しない場合は、その部屋への配線が故障しているかもしれません。
ひとつだけ動作しない・つけっぱなしになる:部品交換が必要かも
家全体は問題なく電気が使えているのに、その電気機器だけが操作が効かないことがあります。そのようなときは、その電気機器が破損しているかもしれません。テスターなどを利用すれば、故障している部分を確認しやすいでしょう。
スイッチの陥没は接触不良になりやすい
スイッチは、ONにすると電源がつながり、OFFにすると電源が消えるという、シンプルな操作が可能なものです。なかでも押すスイッチは人気で、建物などの電源によく使われています。
しかし、押すスイッチは強く押し込みすぎて壁の中に入り込んでしまうことがあります。これは陥没といい、スイッチの接触不良につながります。陥没すると動作しづらくなったり、誤動作したりすることが頻繁に起きてしまうのです。
スイッチを押すと、ばねで浮いていた電線が端子にくっつき、端子の間の電流を流すといった仕組みになっています。しかし、ばねが働いてもスイッチを元の場所に戻せなくなることがあります。内部の金具に引っかかったり、ひび割れでゆがんだりしていることが原因です。ばねが十分に働かなくなってしまうと、スイッチが陥没してしまうのです。
スイッチの故障を自分で修理する方法
電気は日々に欠かせないものです。だからこそ、スイッチの接触不良が起きてしまったらすぐさま修理したいですよね。スイッチの修理には「電気工事士」という資格が必要ですが、資格がなくとも修理できる場合があります。
まずはマイナスとプラスドライバーを用意し、スイッチのカバーを外してみて、内部の様子を確認しましょう。コンセントのスイッチのカバーは、カバープレートと受け側のプレートに分けられます。
カバープレートは、受け側のプレートに爪をひっかけて固定しています。カバープレートの上下にマイナスドライバーを刺し込む場所があるので、そこにひっかけてカバープレートを外しましょう。このとき、力を入れすぎてカバーを割ってしまわないようにしましょう。爪を外すだけでいいので、力は軽くこめる程度に抑えておきます。
受け側のプレートは、プラスのネジで固定されています。プラスドライバーで外せますので、割れていたら交換しておきましょう。
さらにその内部には、はさみ金具という金属製の枠があります。スイッチはこの金具で壁と固定されているのですが、これを外すためには資格が必要となります。このはさみ金具が曲がっていたり、スイッチの自体の交換が必要だったりする場合は業者に相談するようにしましょう。
スイッチの故障について、資格なしでできる範囲はカバーの取外し・交換程度です。カバーが割れてスイッチが陥没している場合ならば自力での修理が可能なため、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、スイッチは電気機器のひとつなので、分解するまえにブレーカーを操作して電気を切っておきましょう。本来スイッチ自体やはさみ金具には電気が流れませんが、コードの劣化などが原因の場合、通電してしまっている可能性もあります。
故障したスイッチを交換するべき理由
スイッチの接触不良が起きても、同じ機器を操作できるリモコンや別のスイッチがある場合は、スイッチを交換せずに故障させたままにする方もいるかもしれません。しかし、故障したスイッチは使えないだけではなく、のちのち大きなトラブルを起こしてしまうことがあります。
火事のリスクが発生する
方故障したスイッチは配電盤を操作しない限り、電気が流れ続けます。その部屋で電気を使い続けるということは、故障した電気機器に電源を通し続けるということになるのです。ずっと通電させたままだと劣化も早まり、漏電による火花を発生させて火災につながるおそれがあります。
また、火花がでるような激しい漏電でなくても、熱が発生することがあり、周囲の壁の材質や壁紙を変色させてしまう可能性も否定できません。スイッチの場合、常に電気が通り温度が下がらないため、熱による自然発火も考えられてより危険です。
見栄えが悪い
スイッチが故障する原因は、人的なものがほとんどです。強く押しすぎたり、もたれかかっているうちに陥没してしまったりというケースが故障原因の多くを占めています。スイッチは操作しやすい目線の高さにあるもので、それが壊れているとどうしても気になってしまいます。
スイッチ交換を業者に頼むと、決して安くない値段がかかります。だからといって交換しないでいると、火災などを引き起こす可能性がありますので、リスクを抱えてしまう前に交換してしまうことをおすすめします。
まとめ
スイッチの接触不良が起きたといっても、原因はさまざまです。ブレーカーの作動や機器自体が壊れているという可能性もあります。別のスイッチなどで動作するのに作動しないというケースは、ほとんどの場合スイッチが故障しているかもしれません。
そんなスイッチの故障は、資格を持っていないとカバー交換までしかできません。スイッチの接触不良が起きた場合は、すぐさま原因をつきとめ、可能ならば自分で直してしまいましょう。もし、電気を扱うことに不安があったり、資格がなかったりする場合は自力で直そうとせずに、業者を頼ることが一番です。
もし、接触不良が起きたスイッチをそのまま放置してしまうとスイッチ修理にかかる値段よりも、大きな損害を受けてしまうかもしれません。そうなるまえに、早めに業者に連絡をし、修理依頼してみてはいかがでしょうか。
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