ほとんどの方が毎日使用しているのが電気スイッチではないでしょうか。リビングやトイレなど、使用頻度が高い場所なら、突然故障することもあるかもしれません。蛍光灯や電球、ブレーカーが故障していなければ、電気スイッチの故障も疑ってみてはいかがでしょうか。
「電気スイッチぐらいなら簡単に修理や交換をおこなえる。」と感じられるかもしれませんが、詳しく知らないまま作業をおこなうと、ときには命の危険につながります。
そこで、スイッチの種類やDIYの方法について解説するとともに、その危険性もみてきます。
目次
電気スイッチの種類
電気スイッチにも種類があります。そのため、ここでは一般的によく使われている種類を紹介します。電気スイッチの交換をするときには参考にしてみてください。
・片切りスイッチ
一般的にスイッチといわれて思いつくのが片切りスイッチです。片切りスイッチとは、1箇所で照明などの負荷を「入」「切」するスイッチです。ほとんどの家に付いていて、日本では一番使われています。
・ホタルスイッチ
暗闇の中でも、小さなパイロットランプがほんのり光っているスイッチです。家が真っ暗でもどこにスイッチがあるかがすぐにわかるようになっています。
・調光器付きスイッチ
部屋を明るくしたり、暗くしたり、そのときの用途に合わせて明るさを調節できる機能がついているスイッチです。ただし、照明に調光機能がついているとは限りません。調光器付きスイッチを導入することを検討する際は、照明が調光機能に対応しているかの確認があわせて必要でしょう。
・パイロットスイッチ
点灯しているときは赤、消灯すると緑になど、状態によって色が変化するスイッチです。外に取り付けている照明のスイッチに使用されていることが多く、消し忘れが多い場所では有効に使うことができます。
他にも、センサーがついていて自動的に点灯と消灯してくれるスイッチや、リモコン式のスイッチなど 様々な種類が存在します。
電気スイッチのデザイン
電気スイッチの種類もたくさんあれば、デザインもたくさんあります。
・ラウンド
パナソニックのコスモシリーズが多く普及していることから、この丸みを帯びたラウンド型をみたことある人が多いのではないでしょうか。
・スクエア
ラウンドと同様、コスモシリーズは四角い形をしたスクエア型もあります。ラウンド型よりデザイン性に優れています。
・ラフィーネアシリーズ
シンプルでスタイリッシュなデザインになっています。シルバーを基調としていますが、コンセント部分は白が使われています。
・トグルスイッチ
機械や商業施設などで使用していることが多いスイッチです。一見スイッチには見えなく個性あふれています。上下にレバーを動かすだけで簡単に使用できます。
他にも鉄製や木製などのデザイン、アンティーク調のものまで、種類は豊富に存在します。電気スイッチを交換するときは、家の壁紙などに合わせて選ぶこともできます。
電気スイッチの交換方法
電気スイッチの交換は簡単に施工することができそうに見えますが、知識を十分に持たないまま交換をおこなうと、作業ミスにより命の危険にもつながります。 電気スイッチ交換などの電源関連工事は必ずブレーカーを落として、電源が落ちていることを確認してから実施してください。
電源関連の工事は、電気工事士の資格もしくは資格保有者の監督が必要です。資格を持っていなければ、業者に頼みましょう。
準備するもの
スイッチ本体は、ネットショップやホームセンターで購入することができます。
道具は、プラスドライバー、マイナスドライバー、ベビーマイナスドライバーがあれば交換することができます。手順さえ間違えなければ簡単し施工できます。
電気スイッチの交換手順
1.ブレーカーを落とす
ブレーカーを必ず落としましょう。落とさないと感電する危険があります。
2.スイッチのカバーを外す
化粧カバーはネジを緩めると簡単に外すことができます。
3.スイッチを引き出す
取り付け枠はネジで固定されています。それを外すと壁の中から電気スイッチを取り出せます。取り付け枠が壁紙などに埋まっている場合はあらかじめ切っておく必要があります。
4.電線を外す
電気スイッチにきている電線を外しましょう。電線が差さっているところの隣に、マイナスドライバーを差し込むと取り外すことができます。もし外れない場合は手で電線を引っ張りながらドライバーで押すと外れやすいです。
5.新しいスイッチを取り付ける
本体を取り外すことができたら、新しい電気スイッチを付けていきます。化粧カバーを外し、電気スイッチと取り付け枠だけにし、電線をはめこんでいきます。電線をしっかり差し込むことができたら、壁の中に納まるように戻しましょう 。
6.完成
はじめに電気スイッチを外したときとは逆の手順で、ネジを締めていきます。最後に化粧カバーを取り付ければ完成です。あとは点灯テストで、電気スイッチが無事作動するが確認します。
簡単におこなえますが、手順をしっかりと理解しておきましょう。また、電線に傷がある場合には絶縁テープを巻いて補強しておくとより安全です。
電気工事士の資格を持たずに作業をした場合の罰則
電気スイッチの交換では配線などの取り扱いをともなうため、電気工事の資格を持った人しかおこなうことはできません。
電気工事の施工については以下の法律によって決められています。
電気工事士法 第3条1項
「第一種電気工事士免状の交付を受けている者(以下「第一種電気工事士」という。)でなければ、自家用電気工作物に係る電気工事(第3項に規定する電気工事を除く。第4項において同じ。)の作業(自家用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であって、経済産業省令で定めるものを除く。)に従事してはならない。」
電気工事士法 第3条2項
「第一種電気工事士又は第二種電気工事士免状の交付を受けている者(以下「第二種電気工事士」という。)でなければ、一般用電気工作物に係る電気工事の作業(一般用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であって、経済産業省令で定めるものを除く。以下同じ。)に従事してはならない。」
資格を持っていない人が工事をすると、3万円以下の罰金または3か月以下の懲役が科せられます。ベテランの方でも不注意によって死亡事故が起きているのが電気工事です。電気工事は感電事故だけでなく、漏電により火災事故の危険もあるのです。
もし資格を持っていないけどスイッチを交換したいということでしたら、プロの電気工事業者に依頼するようにしましょう。弊社では、スイッチの修理や交換がおこなえる業者をご紹介しています。24時間ご相談いただけますので、お気軽にお電話ください。
ちなみに、スイッチの交換は資格を持った人しかおこなうことができませんが、スイッチカバーの交換でしたら資格を持ってなくても簡単におこなうことができます。「スイッチカバーの汚れが気になる」「カバーをおしゃれにしたい」といった場合は、カバーだけ交換するのもおすすめです。
電気スイッチの交換費用の相場
電気スイッチの交換を業者に依頼したら、いくらするのでしょうか。スイッチ交換にかかる費用の相場をまとめましたので、参考にしてください。
スイッチ交換 | |
項目 | 料金 |
スイッチ取り換え | 3,000円~ |
スイッチ新規設置 | 8,000円~ |
センサー搭載 | 15,000円~ |
業者によってはこの他に出張費が別でかかる場合もあります。また、設置したいスイッチの種類や配線工事の有無によっても費用は変動しますので、詳しい費用を知りたい方は見積りを依頼するとよいでしょう。
不具合の状態によっては、交換ではなく修理で済む場合もあります。スイッチのバネが起きているなど、内部のトラブルによって故障していることもあるのです。
弊社では、業者による修理・交換費用の見積りをご依頼いただけます。まずはどれくらい費用がかかるのか知りたいという方はぜひお電話ください。見積りがおこなえる業者をご紹介させていただきます。
電気スイッチを修理・交換してくれる業者の選び方
業者にスイッチの修理や交換を依頼したいけど、どこに依頼をしたらよいのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。そんなときは以下のポイントを押さえている業者に依頼するのがおすすめです。
- 実績がある
- 資格を持っている人がいる
- 対応が丁寧である
- 見積りの内容が明確である
業者はホームページから探すことができますので、気になる業者を見つけたら口コミも確認してみましょう。実際に依頼した人の声を聞くことで、信頼できる業者に依頼することができます。
まとめ
突然電気がつかなくなったら誰でも焦ってしまいます。電気スイッチが原因であれば、どうすればいいのかわからない方がほとんどではないでしょうか。
電気スイッチの交換は簡単にできますが、よく理解しないまま施工してしまうと感電のおそれがあり大変危険です。他にも壁から無理に外そうとすると壁を傷つけてしまうかもしれません。電気スイッチの交換で取り返しがつかなくなる前に、業者の方に相談するのをおすすめします。
弊社では、全国の加盟店より最適な業者をご紹介させていただいております。どの業者を選んだらよいのかわからないという場合はぜひお電話ください。
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