スイッチ配線の外し方や取り付け方を学べば、自力でスイッチの交換を行うことは可能です。しかし、スイッチの交換には、電気工事士の資格が必要になります。違反すれば罰金や罰則を課せられることもありますし、何より感電などの事故に遭うおそれも否定できません。
そこでこの記事では、スイッチ交換の具体的な方法と、それに伴う危険性についてご説明させていただきたいと思います。
スイッチ配線の工事には資格が必要
この記事をお読みの方の中には、「家のスイッチが故障したので、スイッチ配線の外し方を学んで、自分で修理や交換をしたい」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。しかし、スイッチの修理、交換には「電気工事士」の資格が必要ということはご存じでしょうか?もし電気工事士の資格を持たずにスイッチの工事を行ってしまうと、罰金や罰則を課せられることもあります。
また、スイッチ交換のような電気工事には危険がつきものです。作業中の感電をはじめ、漏電による火災や高所作業による転落事故が起きた事例もあります。安全の面からいっても、無資格での作業は絶対にやめておいたほうがよいでしょう。
スイッチが故障したあとで電気工事士の資格を取ろうとすると、取得するまでの間は当然スイッチは故障したままです。さらに、作業を開始して、初めてスイッチ交換以外の対処が必要だと分かるケースも考えられます。これらのことを考慮すると、スイッチの交換をしたい場合は、業者に作業を依頼するのがベストだと言えるでしょう。
スイッチ配線の外し方
上記の通り、スイッチの交換を行う場合、電気工事士の資格が必要になります。それでは次は、スイッチ交換を行う際に、具体的にどのようなスイッチ配線の外し方をするのかを見ていきましょう。
①ブレーカーを切る
作業中の感電を防ぐために、まずブレーカー(配線用遮断器)を切ります。また、安全に配慮して作業が完了するまではブレーカーを入れないようにしましょう。
②古いスイッチのプレートを外す
スイッチの周りにあるプレート(フェイスプレート、化粧カバー)のネジを、ドライバーを使って外します。カバー自体は、カバーと壁の間にマイナスドライバーを差し込むと簡単に外すことが可能です。
③古いスイッチを取り出す
取り付け枠(スイッチが取り付けられた枠)を取り出すため、まず取り付け枠にかかった邪魔な壁紙をカットします。そのあとで取り付け枠を取り出してください。
④古いスイッチから電線を外す
外し穴にマイナスドライバーを差し込んで、スイッチについた電線を外しましょう。
これでスイッチ配線を外す作業は完了となります。
スイッチ配線の取り付け方
スイッチ配線の外し方は以上の通りです。次はスイッチ配線の取り付け方を見ていきましょう。
①新しいスイッチを用意する
購入した新しいスイッチからプレートを外し、スイッチと取り付け枠だけの状態にします。
②電線を研磨する
古いスイッチから外した電線が変色していた場合は、紙やすりを使って研磨してください。こうすることによって、通電性が回復します。
③電線を差し込む
新しいスイッチに電線を差し込みます。必要ならあらかじめ新しいスイッチの大きさに合わせて電線をカットしておきましょう。なお、電線には白と黒の2本がありますが、「片切りスイッチ」と呼ばれる種類のスイッチにつなぐ場合は、2本を逆に差しても問題ありません。
③新しいスイッチにプレートを取り付ける
電線を壁の中にしまって、取り付け枠をネジで止めます。そのあと、更に上からプレートを取り付けてください。
④スイッチがつくか確かめる
安全確認のあとブレーカーを上げ、スイッチを入れます。照明が点灯すれば、新しいスイッチの取り付けは成功です。
ほたるスイッチがオススメ!
ここまで記事を読んでくださった方には、スイッチ配線の外し方/取り付け方をご理解していただけたのではないかと思います。しかし、スイッチを交換する場合、一体どのような基準で新しいスイッチを選べばいいのでしょうか。
スイッチには大きく分けて「パイロットスイッチ」と「ほたるスイッチ」の2種類があります。これはスイッチに付いているランプがいつ点灯するかによって、スイッチを分類したものです。
パイロットスイッチは、スイッチが入っているときに、ランプが点灯するもののことを指します。スイッチが光ることで、電源の切り忘れを防止できるので、換気扇などに利用されることが多いです。
ほたるスイッチは、スイッチが入っていないときに、ランプが点灯するもののことを指します。暗い場所でもランプによってスイッチの位置がわかるので、廊下や階段などに利用されることが多いです。
ご家庭のスイッチを交換する場合、多くは廊下や階段のものを交換することが多いと思われます。そのようなときには、暗くてもスイッチを見つけやすいほたるスイッチへの交換をおすすめします。
まとめ
スイッチ配線の外し方/取り付け方を知っていても、実際にスイッチの修理や交換を行うには、電気工事士の資格が必要です。感電などの危険もあるため、資格を持っていない場合は必ず業者に作業を依頼しましょう。
スイッチ配線を外す際は、感電防止のためにまずブレーカーを切り、そのあとドライバーを使って作業を行います。危険ですので、作業が完了して照明がつくかどうか確かめるときまでは、ブレーカーは上げないでください。
スイッチには、ほたるスイッチとパイロットスイッチの2種類があります。ほたるスイッチはスイッチを切った状態になるとランプが点灯するので、廊下や階段のスイッチを交換するときはこちらを使用することをおすすめします。
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