
家電の中にはアース線が付いているものが多くあります。アース線はつけていなくても正常に動くので、アース線を繋いでいない人もいるのではないでしょうか。一見つけなくても問題ないように見えます。しかし、アース線がついていないことで取り返しのつかないことになるかもしれません。ここでは、アース線の重要性についてご紹介していきます。
目次
アースって電気の何なの?アースの必要性について
アース線とは万が一漏電したときに電気を大地に流してくれる役割があります。すなわちアース線は万が一のことがあった場合の備えです。日本の家電は大変安全にできています。しかし、漏電する可能性はゼロとはいえません。毎年感電事故で死亡事故がおきており、最も件数が多いのが漏電によるものです。普段はなくても全く問題ないですが、いざというときに必要になってきます。漏電はいつ起こるかはわかりません。なので、アース線がついているものは必ずアース線をつけるようにしましょう。
アース線がついている主な電気製品を知っておきましょう。
■冷蔵庫
冷蔵庫は水を使うところに置いてあるので、故障や漏電を防ぐため必ずアース線が付けられています。
■ウォシュレット
近年はご家庭においてもウォシュレット機能付きのトイレがほとんどではないでしょうか。ウォシュレット機能付きのトイレは、水と一緒に電気を使うので他の電気製品より感電する確率が高いといえます。このようなトイレの室内にはアース線を付ける為のボックスがつけられていることが多いので確認しましょう。
■洗濯機
洗濯機も同様に水と一緒に電気を使います。洗濯層の水が漏電電流を流すことがあるので、感電する可能性もあるので、アース線がついています。
■電子レンジ
他の電気製品と同様に故障や漏電を防ぐためアース線がついてます。
このように身近な電気製品についていることが多いアース線は、家電が壊れることを防ぐためでもあり、自分たちの命を守ってくれるでしょう。
アース線の取り付け場所は法律で定められている?
アース線には法律でつていい場所とダメな場所が決められています。
■取り付けることが決められている場所
湿気の多い場所の設置が決められています。飲食店の厨房や生鮮食品を取り扱うお店、貯蔵庫やコンク―ト床などが該当します。
■逆に取り付けてはいけない場所とは
ガス管は爆発やガス漏れが火事に繋がる場合があるのでつけてはいけません。また水道感は、アースの役割を果たすことができないためつけません。ほかにも電話のアースや避雷針なども落雷したときに危険になるのでつけることはできません。
アース線が切れた?ちぎれた!知っていて安心の取り付け方法
アース線が何かの拍子でちぎれたり、切れていたなんてこともあります。そういったときは、繋ぎあせて使うと引火や過電流の危険がるため大変危険です。
アース線子付コンセントの場合、簡単に取り付けることができます。
まずアース線を約20cm、電源コードより長いところで切断します。切断したら、先端を約2cmむき出し、アース端子に固定します。最後にカバーをつけておしまいです。アース端子にはいくつかタイプがあるので自分の家のタイプを確認してから取り付けましょう。
アースがもともとない!そんな物件での対処法
アースをつける場所が見当たらなかったら、コンセントをまず探しましょう。もし、付属のアース線が短くて届かない場合は、長いアース線に交換します。無理にひっぱって持ってくることは決してしてはいけません。
家電からでているアース線は簡単に外すことができるので、はずして持っていきホームセンターの店員さんなどに見せるとよいでしょう。
では、そもそもアース接続口が無かった場合はどうしたらよいのでしょうか。そういった時は家によってはアース線を引きこめる場合があります。しかし、これには資格のある電気工事士に頼まないといけません。自分ではできないため、必ずプロに相談しましょう。
他にもコンセントに差し込むだけで漏電対策ができる、びりびりガードという商品ができます。アース線と同じような役割をはたしてくれ、安全を守ってくれます。自分の安全を守るなら購入を考えた方がいいでしょう。
まとめ
もしかしたら、漏電しているのはアース線が繋いでないからかもしれません。漏電については過去コラム「漏電してる?雨漏りのせいかも。こんな症状は漏電を疑って危険を回避 」に記載してあります。あわせてご覧ください。
漏電にならないためにも、安全面を考えると必ずアース線をつないでおいたほうがいいでしょう。アースの接続口が無い場合には接続口をつくることができるかもしれないので、一度プロの方に相談してみてもいいかもしれません。しっかりとアース線を活用することで、自分の身の安全を守ることができます。
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