
毎月支払う電気代ですが、明細をしっかりチェックしていますか。エアコンや暖房器具を頻繁に使う季節は高めになることもありますが、それ以外の季節で普段日中は家に殆どいないにも関わらず、急に電気代が高くなったように感じる場合には漏電の可能性があります。
この漏電ですが色々な原因が考えられますし、火災の危険性もあります。しっかり調査することが大切です。
分電盤の不具合が電気代に影響することも
分電盤は住宅の屋内に取り付けられているスイッチが沢山ついた箱のような形をしています。この中には配線用遮断器や漏電遮断器などのブレーカーや電力メーターが収納されており、容量を超えて電気を使ったときにはブレーカーを自動で落として電気を遮断してくれます。さらに、屋内のケーブルが劣化してショートしたときも事故を察知して電気を遮断します。分電盤にはこのように配線を自動的に遮断してくれる配線用遮断器と、漏電が発生しているときに自動的に電気を遮断する漏電遮断器がついているタイプがあります。
この分電盤に故障があると感電や漏電による火災などの原因になることもあり、注意が必要です。電気代が高いなと思ったら、安全性を考慮することも踏まえて、分電盤に不具合がないかどうかチェックしてみるとよいでしょう。
漏電を引き起こすその他の症状
もし、分電盤に問題がない場合はとりあえず漏電遮断器が正常に作動しているはずですので、漏電はしていない可能性が高いでしょう。しかし、それ以外にも身近な理由で漏電が発生することがあります。ブレーカーが頻繁に落ちるときには、単純に瞬間的に契約電力をオーバーして電気を使ってしまっているか、家の中のどこかで漏電がおきているということになります。単なる電気の使いすぎか、漏電かを判断するには分電盤の漏電ブレーカーを確認しましょう。
このブレーカーが落ちていたら漏電が原因の可能性があります。さらに、部屋の中の湿度が高かったり、窓の結露がひどかったりするときには、それが漏電の原因になることもあります。湿気が普段から使っているコンセントの中に入ってしまうと、漏電している箇所のブレーカーはショートして落ちてしまうことになります。
分電盤が正常に機能しているのにそれでも電気代が高い
分電盤がしっかり機能していれば、漏電遮断器が漏電を察知して自動的に電気を遮断してくれますので、漏電箇所を特定し適切な修理を行えば電気代は正常に戻ることになります。しかし、それ以外にも電気代が高くなることもあるのをご存知ですか。漏電が電気代に影響していないという確認をしても、それでも電気代が高いというときにはいくつかの理由が考えられます。
まず、電気メーターの故障です。この電気メーターは毎月検針員が電気使用料を確認してくれます。このメーターは家の外についているので見かけたことはあるのではないでしょうか。メーターの故障が原因で電気代が間違って算出される可能性もあります。次に単純に電気を使いすぎていることが考えられます。さらに、他人が自分の家の電気を盗んで使っていることで電気代が高くなっていることもあります。
まとめ
電気代は毎月請求されるものです。急に請求額が高くなったと感じたときには、早めに対策を考えることをおすすめします。金額の問題だけでなく、漏電などが原因である場合には住宅の安全性を確保するうえでも大切なことです。
まずは分電盤に異常がないかを確認し、電気は使いすぎていないか、家の中で窓ガラスに結露がないかチェックしてみましょう。もし、原因がよくわからないというときには、専門の会社に相談してみるとよいでしょう。診断は無料で行ってくれるところも多くあります。
もし電気代が異常に高いなと思ったら、「生活110番」の「漏電改修」をご利用ください。
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