実はコンセントの交換には資格が必要ということを聞いて驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。コンセントは大きな機器でもないし交換には特別な資格は必要ないと思い込んでいませんか?
今回はコンセントの交換に必要な資格と交換方法をコンセントプラグの場合とあわせてご紹介します。
目次
コンセントの交換には電気工事士の資格が必要
コンセントの交換には資格が必要です。その資格は電気工事士というものですが、いったいどのような資格なのでしょうか。
電気工事士の資格について
電気工事士というのは自家用の電気工作物や一般の電気工作物をあつかうときに必要な資格で、それらの工事に関する知識や技術をもっている人に与えられます。都道府県知事から与えられるもので、第一種電気工事士と第二種電気工事士があります。ブレーカーを切ってからの作業が必要なときにこの資格をもっていることが必須となります。
コンセントは資格必要
コンセントは建物内に設置されているもので電化製品に電流を供給するための受け口です。コンセントを使用するときはコンセントの穴にプラグを差し込みます。
一般的に電気工事や配線工事は資格がないとできない工事です。コンセント工事はそれにあてはまり、また電流が流れているところということもあり危険がともなうため知識のない人が作業をするのは禁止されています。
漏電事故や感電事故、転落事故などを防ぐためにもコンセントの交換は電気工事士の資格が必要となります。
コンセントプラグに資格は必要ない
電気工事士がおこなう電気工事は以下のようなものです。
・600V以下で使用する電気機器や接続器にケーブルを接続する作業
・小型変圧器の配線工事
・電柱の設置や除去
・地中電線の設置や除去
このなかにはコンセントプラグは含まれておらず、コンセント工事といっても直接電流に触れる危険性がないコンセントプラグの交換などには資格は必要ありません。
コンセントの交換手順
コンセントの交換には資格が必要ですが、その作業の手順をご紹介します。
(1)ブレーカーを切る
交換しようとしているブレーカーを特定してその箇所のブレーカーを切ります。安全のためにそのブレーカーは作業が終了するまで入れてはいけません。
(2)コンセントプレートを取り外す
2枚重なっているプレートの間にマイナスドライバーを挿しこみ取り外します。このときに力を入れすぎると破損してしまうので注意しましょう。受け側のプレートはプラスドライバーで開けることができます。
(3)コンセントを引き出す
コンセントをつけたまま連用枠ごと取り出します。
(4)電線を引き出す
先端幅の狭いマイナスドライバーを使って電線を抜き出します。
(5)コンセントを取り外す
埋め込み連用枠からコンセントを取り外します。埋め込み連用枠とコンセントとの隙間にマイナスドライバーを挿しこみ、交換するものだけ取り外します。
(6)新しいコンセントを取り付ける
マイナスドライバーを使い、埋め込み連用枠との隙間の外側から当ててねじります。スイッチがぐらついている場合は右側のつめを強く押します。
(7)元の場所に収める
コンセントの裏の剥きしろゲージに電線をあわせて奥まで押し込みます。必ず元の場所にもどすようにしましょう。
コンセントプラグ修理に使われる道具
コンセントプラグ交換には資格が必要ありません。コンセントプラグの修理方法には使用する工具の種類や耐久性の違いによって3つのやり方があります。工具には手の届くものから価格の高いものまでさまざまです。
ドライバー
一番手軽に修理をおこなうことができます。耐久性はほかの方法と比べて低くなっています。
半田ごて
耐久性が一番いい修理工具です。ホームセンターで購入でき、価格は1,000円~1,500円となっています。
電工ペンチ
耐久性は並以上となっています。電線の皮をむくのが苦手な方には扱いやすいものです。
コンセントプラグの修理方法
コンセントプラグ交換は資格が無くても作業をおこなうことができます。ドライバーを使って修理をするのが一番手軽で取り組みやすい修理方法なので、以下でご紹介します。
(1)プラグ部分から2~3センチメートルを切断
熱くなる部分を余分にカットします
(2)電線を2本に分ける
(3)被覆をとる
3センチメートルほどの長さの被覆を電線が傷つけないように2本とも取ります。
(4)交換するプラグにとりつける
新しいプラグを開けて、内部のネジに電線をまきつけます。内部の2本の電線が接触していないことを確認して閉めます。
コンセント修理 | |
項目 | 料金 |
カバー交換 | 2.000~3,000円 |
本体交換 | 5,000~12,000円 |
まとめ
コンセントの交換には資格が必要ですが、コンセントプラグの交換には資格は必要ありません。必要に応じてプラグをL字型のものや角度を自由に調節できるものに変えるのもよいかもしれません。
コンセントは電流の流れるところであり、扱いを誤ってしまうと漏電事故の可能性もあります。身近なコンセントですが、ご自身で交換などの作業をおこなうと危険です。実際に修理中での漏電事故も起こっており、コンセントを交換したいというときは業者にまかせた方が安心です。
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