普段生活している中で、「この位置にコンセントがあれば!」と思うことはありませんか?必要ないと感じた場所にも「コンセントがあればよかったのに……」と感じるときもあるかもしれません。
コンセントは壁の下の方に取り付けるイメージがありますが、使用用途によって適した場所も違ってきます。そこでここでは、コンセントの設置位置について詳しくご紹介していきます。コンセントの位置や高さ次第でもっと快適で便利な生活ができるかもしれません。
目次
基本的なコンセント・設置場所
家庭で使用されているコンセントの位置は、どこにあるか知っていますか?コンセントを設置するときにどのようなポイントを考慮しているのか、いくつかご紹介していきます。
・キッチンの近くに、200Vに対応できる専用コンセントを設置する
・冷蔵庫・電話・テレビ・洗濯機などの配置に合わせて100Vコンセントを設置する
・各部屋にエアコン専用コンセントを設置する
・掃除機の取り回しなどを考え廊下にも設置する
・外部には防水コンセントを設置する
他にもトイレに設置したりすることもあるでしょう。基本的に必要なのは上記のものですが、必要最低限の物になるので、位置を考えながらコンセントを追加してくのが一般的となっています。
コンセントの高さは何cm?
コンセントの位置は使う用途によって、高さを検討する必要があります。よく使用する、電気機器を一例にコンセントの高さをご紹介していきます。
冷蔵庫
普段冷蔵庫のコンセントを抜き差しすることはないかと思います。そのため、長い間差しっぱなしになっていると、コンセントの隙間にほこりが積もり、そこに湿気が加わると火花が発生しやすくなります。この現象をトラッキング現象といい、これを予防するために高い位置にコンセントを設置するのをおすすめします。
一般的には床から170cm~180cmの場所になりますが、使用する冷蔵庫の高さを測ってから設置するようにした方がよいでしょう。
エアコン
エアコン専用コンセントは床から約185cm、天井から約50cmの位置に設置されているのが一般的です。エアコンの設置位置にこだわりがあるのなら、その位置に合わせる必要もあります。また、コンセントが目立たないようにエアコンの上に設置することも可能です。
洗濯機
洗濯機で使うコンセントは漏電防止をしなければいけません。そのため、洗濯機より高い位置、約110cmの位置にコンセントが設置されていることが一般的です。使用する洗濯機が決まっているのなら、邪魔にならない位置を測っておくことをおすすめします。
電気機器のほかにも、廊下や階段などやリビングなどにもコンセントの高さも違ってきます。それぞれのご家庭の使用用途にあったコンセントの設場所を選ぶことが大切となってくるのではないでしょうか。
設置しておくと以外にも便利な場所
上記で紹介した場所以外にも,家の中でコンセントがあったら便利な場所をいくつかご紹介していきます。
玄関
玄関にコンセントとは必要ないと思っている方もいるかもしれませんが、掃除機を使用する際に便利になることがあります。また、デジタルフォトフレームや水槽を置いたりと使用用途はさまざまですので、玄関にコンセントを設置しておくのもおすすめです。
収納の中
クローゼットなどに一つあると便利かもしれません。特に最近は充電式の掃除機が増えているので、クローゼットなどの収納の中に設置しておくと、充電ができるため、便利になります。
パソコンを使用する部屋
パソコンデスクやパソコンを使用する部屋には、パソコンだけでなく、プリンターや充電、外付けHDDなど多くの電気機器が集まります。コンセントの位置によっては、たこ足配線になってしまうおそれもあるため、あらかじめ多くコンセントを設置しておくことをおすすめします。
他にも、外部コンセントを多めに設置しておくと、後々イルミネーションや防犯カメラなどの設置のさいにも役立ってくれます。コンセントはどこにあっても困らないので、多めに設置することも考えてみてはいかがでしょうか。
コンセント設置・増設の失敗例
コンセントの位置をしっかり考えなかった方の中には、実際に使ってみると問題が起きていることがあります。
キッチン周辺のコンセント
各家庭によって違いはありますが、炊飯器だけでなく、電子レンジ、ポット、トースター、など多くの電気製品が集まるキッチンではコンセントが足りなくなることがあります。コンセントを付けたり外したり、大変になってきますので多めにコンセントを設置しておいた方がよいでしょう。
家具に隠れる
コンセントを目立たせなくするために、部屋の角ばかりに設置することも少なくありません。そうすると家具に隠れてしまい、コンセントを使用するのが難しくなります。家具の位置まで想定するのは難しいので、壁の中央にコンセントを設置することも必要です。
子供部屋
学習机、ベッドの枕元、携帯やゲームの充電、ヘアアイロンなど、子供が成長するにつれて電気製品も増えていきます。あらかじめ多めにコンセントを設置しといた方がよいかもしれません。
標準仕様のままコンセントを設置すると足りないこともあります。そういったときにはコンセントは増設も可能です。コンセント増設については過去コラム「コンセントを増設して快適度UP!各種コンセント工事の種類と費用」に詳しく記載してあります。あわせてご覧ください。
コンセントを設置するときは、あらかじめ各部屋で使う電気製品を考え、必要なコンセント数を確認することが重要となってきます。
まとめ
コンセントの設置はなかなか難しく、実際に使用してみないとわからないこともあります。自分の家庭ではどれだけの電気製品を必要としているのかを考えることで、コンセントの位置を決めることが大切です。よりよい家にするためには、じっくり考え、プロに相談するとコンセントで後悔することも少なくなるのではないでしょうか。
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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コンセント工事・取替・増設」をご覧ください。
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