
日常的にも身近で誰でも使ったことがあるもののひとつが、文房具ではないでしょうか。近年、文房具でも機能性やデザイン性が重視され、さまざまなものが発売されています。昔使っていた身近な文房具でも進化し、より使いやすいものになっていることもあります。
さまざまな文房具が発展しているなか、使うことが多いのが接着剤ではないでしょうか。接着剤とひとことでいっても、たくさんの種類があります。セロハンテープやのりだけでなく、両面テープなど用途によって種類を選ぶことができます。また、持ち運びに便利なコンパクトサイズやデザイン性にとんだものまで、たくさんの接着剤があります。
そんなたくさんある接着剤のなかで、今回注目するのはグルーガンです。一度は聞いたことがあるかたもいるかもしれません。便利そうで、使いかたも簡単だと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、グルーガンはよく知らないまま使うと怪我をしてしまうおそれがあります。しっかり注意点も知ったうえで、効率的に使う方法やおすすめのグルーガンをご紹介していきます。
目次
グルーガンってなに?仕組みと使い方
接着剤は、たくさんの種類が販売されています。そのなかでも近年注目されているのが、グルーガンです。ハンドメイドなどで作品を作ったことがあるかたには、なじみがあるかもしれません。しかし、グルーガンを詳しく知っているかたは少ないのではないでしょうか。
一般的によく見かけるグルーガンは、銃のような形をしています。おもちゃのように見える形ではありますが、主電源は電気のため使用方法をしっかり知らないとやけどや漏電の危険性があるかもしれません。
グルーガンは、樹脂でできた専用のグルースティックを使います。グルーガンに電気を通すことで、グルースティックを熱で溶かすことができます。グルースティックは、冷えると固まるため短時間で接着させることができるのです。
グルーガンは、使用方法はとても簡単です。一般的に販売されているグルーガンの使いかたは以下の手順です。
- グルーガンを電源につけ、温めていきます
- 十分に温まったら、グルースティックをグルーガンに差し込みます
- 熱によってグルーガンスティックが溶けていきます
- グルーガンのトリガーを引くと溶けたグルーガンスティックがでてきます
グルーガンは、木材や紙だけでなく、ガラスや金属まで接着することができます。ほかにも布や皮などに使うことができるため、学校での工作でも使われるようになりました。
また、使用用途がたくさんあるグルーガンは、低温タイプと高温タイプに分かれています。
低温タイプ・・・・・・学校などでも使われることが多いのが、低温タイプです。130℃前後でグルーガンスティックを溶かすことができるので、やけどがしにくいのが特徴です。布や紙などを接着するときにおすすめです。
高温タイプ・・・・・・200℃近くでグルーガンスティックを溶かしていくため、細心の注意を払う必要があります。低温タイプで、接着不十分だったガラスなどにも使うことができます。
このほかにも、両方を使い分けることができる切り替えタイプなどさまざまなものがあります。自分がなににグルーガンを使うのかを理解したうえで、選ぶことが重要です。
グルーガンを使用する際の注意点
家電量販店だけでなく、100円均一やホームセンターなどでも販売されているのがグルーガンです。一度は販売されているのは見たことがある人も多く、比較的簡単に入手しやすいものではないでしょうか。
グルーガンは使いかたも簡単なため、安易に扱ってしまいがちです。しかし、正しい使い方を知っていないと怪我をしてしまうおそれもあります。そのため、しっかりと注意点を知っておく必要があるのです。
温度
グルーガンで一番注意しないといけないのが、温度です。グルースティックを溶かすために、グルーガンの先端は高温になっていることがほとんどです。それだけでなく、グルーガンからでてきた直後のグルースティックも高温になっていることがあります。
いくら低温タイプのグルーガンといっても、その温度は100度を超えることがあります。大人でも触るとやけどするおそれがあるため、子供やペットがいるご家庭はとくに注意が必要となってきます。
グルーガンは、高温だけでなく低温にも注意しなければなりません。電気を使い、熱に変えてグルースティックを溶かしています。しっかりとグルースティックを溶かすには、それなりの熱が必要になってきます。
早くグルーガンを使いたいからといって、予熱をしっかりしないとグルースティックが完全に溶けないことがあります。グルースティックが完全に溶けないままで使うと、グルーガンに詰まってしまう原因になります。いくらトリガーを引いてもでてこなくなったら、グルースティックが詰まってしまったおそれがあります。
そうすると、グルーガンが使えなくってしまいます。無理に取り除こうと思っても、分解するとなかなか元に戻ることも難しいのではないでしょうか。そのため、しっかりと予熱をしてからグルーガンは使うようにしましょう。
電源コード
グルーガンは、種類がたくさん販売されていますが、それぞれの違いのひとつが、電源コードです。種類によって、電源コードの長さにばらつきがあります。
実際、安価で売っているグルーガンは、電源コードが短いことが多いです。そうなると、どうしてもコンセントと作業したい場所との距離が遠くなってしまいがちです。コンセントとの距離が遠いことで作業がやりにくいだけでなく、タコ足配線になってしまうことも考えられます。タコ足配線になると、家電にも影響がでてしまうことも考えられます。
コンセントがしっかり挿していないと、電源コードが傷がついてしまうことおそれがあるのです。コンセントに傷がついてしまうと、漏電の危険性があり、最悪の場合感電してしまうおそれがあります。
そうならないようにするためには、グルーガンを買うまえにしっかりと電源コードの長さにも注意して選ぶことが重要なのです。
どうしてもコンセントとの距離が足りない場合は、コードレスタイプのグルーガンをおすすめします。コードレスタイプにすると、上記のような危険性を回避できるだけでなく、コンセントの位置によって作業効率が低下することも少なくなります。充電や電池に変えるだけで、場所を選ばずにグルーガンを使うことができるのです。
LEDライト
種類が豊富なのがグルーガンの特徴でもあります。そんなグルーガンのなかには、LEDライトがついているものもあります。そういったものをアウトドアなどで使うと、懐中電灯の変わりなり暗いなかでの作業を快適にすることができるのではないでしょうか。
うまくひっつかない…。グルースティックを無駄にしない方法とは
いくらグルーガンが優秀でも、接着があまいとすぐに接着部分が取れてしまうことがあります。さまざまな原因が考えられるので、一度確認してみることをおすすめします。
ひっつかない原因
グルーガンは接着剤といっても、ひっつかないことも少なくありません。そういったときは、グルーガンの故障ではなく、素材や使い方が原因かもしれません。
素材の表面
接着したい素材の表面に汚れがあるかもしれません。まずは、素材の表面をきれいにするところから始めてみましょう。汚れや傷がついてないか事前に確認し、素材をきれいにしてからグルーガンが使うことも大切です。
素材の種類
接着したい素材が、グルースティックではくっつきにくいかもしれません。そういったときには、少し力を加えるか、重しを置くなどしてみることをおすすめします。また、素材にあわせてグルースティックを強力なものに変えてみるのもひとつの方法です。
しかし、アルミやプラスチックなどの素材は、グルーガンでは接着しにくいこともあります。そういったときは、瞬間接着剤などを使うようにしましょう。グルーガンは、瞬間接着剤より、接着が強くないのです。しっかり接着したいときや落下しては困るものなどのときは、グルーガン以外の接着剤を使うことをおすすめします。
グルースティックの量
接着したい場所にたいして、グルースティックが足りてないこともあります。あまりにも少ないと接着が不十分になってしまうことがあります。これくらいの量で接着できるだろうと思わずに、グルーガンは多めに使うようにしましょう。
グルースティックがはみ出た部分は、やすりなどを使うことで削りとることができます。
グルースティックを無駄にしない方法
熱で溶けるグルースティックは、すぐに垂れてくるのが難点でもあります。そうすると、気がつかないうちにグルーガンから大量に垂れていて、グルースティックが無駄になってしまうことも少なくありません。
グルーガンは、ついつい床に放置してしまいがちです。知らない間に、床に大量に溶けたグルースティックがついていることもあります。まだグルースティックが柔らかいうちは、すぐに取り除くことができるかもしれません。しかし、一度固まってしまうと片づけるのも大変になってしまうのではないでしょうか。
そういったことにならないためには、グルーガンにスタンドがついているものを選ぶことをおすすめします。スタンドがついているだけで、グルーガンをそのまま床に置くのではなく、立てておくことができます。グルースティックが垂れてしまう箇所を保護しておけば、床に直接ついてしまうことも少なくなります。
また、グルーガンにスイッチがついているものもおすすめします。スイッチがあれば、すぐにオンオフを切り替えることができるので、十分にグルーガンが温まってから使うことができます。グルーガンを使うときにスイッチをオンにするので、グルースティックが垂れる心配も減らすことができるのではないでしょうか。
グルーガンの意外な活用方法
素材同士を接着するだけが、グルーガンの活用方法ではありません。グルーガンをうまく使うとさまざまなものを作成することができます。DIYやハンドメイドではグルーガンの使用は多く見られます。一例をご紹介しますので、自分の作品を作るときの参考にしてみてはいかがでしょうか。
グルーガンを使うと、スタンプ台も作ることができます。グルーガンが完全に固まるまえに、好みの型をとっていきます。グルースティックが柔らかいうちは、すきな模様にすることができます。
グルーガンは、子供でも使うことができます。そのため、この作品のように親子で楽しむことができます。お子さんが書いたイラストなど、簡単に立体化することもできるのです。
グルーガンでベースを作り、柄を色付けすることでかわいらしく仕上げることができます。また、基本的にはグルーガンは樹脂なので加工もしやすく、オーナメントだけでなくアクセサリーにもすることができます。
正しいグルーガンの片づけ方
使いやすく便利なグルーガンですが、片づけ方法を正しく知ることが必要です。正しい片づけ方法をしないと次にグルーガンを使うときに、先端が詰まってしまい使えないことがあります。
また、使ってすぐに片づけをするとまだグルースティックが溶けているかもしれません。溶けているグルースティックに気がつかないままだと収納先でくっついていることも少なくありません。
そうならないためには、完全にグルーガンが冷めてから片づけるようにしましょう。冷めてからしまうことで、長くグルーガンを使うことができるかもしれません。
しかし、注意しなといけないのがグルースティックの処理です。グルーガンにグルースティックが刺さったままが多いかと思います。
その途中のグルースティックを無理に抜くことは、おすすめできません。使いかけのグルースティックを抜こうとすると、故障する原因になってしまいます。使いかけのグルースティックは、すでに樹脂が溶けている状態です。
そのため、無理に抜こうとするとグルーガンの内部に付着してしまいます。そうすると、次に使おうとグルースティックを入れるときに、正しく入れることができなくなり、故障してしまう原因となるのです。
ほかにも、グルーガンは接着に失敗してしまうことも少なくありません。接着に失敗したときは、ついつい焦ってしまいがちです。そうすると、すでにくっついている素材同士を無理やり外すこともあるかもしれません。無理に外そうとすると、素材が傷ついてしまい、グルーガンだけでなく、素材も台無しになってしまうのです。
そういったことを防ぐには、どうしたらいいのでしょうか。もしグルーガンを間違ってつけてしまったときは、ドライヤーを使うことをおすすめします。グルーガンはそもそもグルースティックを温めて使います。そのため、もう一度温め直すことで、固まったグルースティックも柔らかくすることができるのです。少し柔らかくなることで、一度くっついた素材も外すことができます。
おすすめグルーガン2選
グルーガンは、種類がたくさんあります。そこでいくつかおすすめの商品を紹介します。自分にあったグルーガンがどれなのか、検討してみてはいかがでしょうか。
ピタガン Beeway® 20W グルーガン 収納ケース付き グルースティック付 50本 7mm x 150mm ご家庭 オフィス 学校 手芸 アート DIY 修復など適応
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グルーガンは、どうしても収納場所に困ります。正しく収納しないと、収納場所が汚れてしまうおそれもあるのです。この商品には、ケースが付属しているのでそういった心配もなく、使ったあとにしっかりと収納することができます。しっかりとケースにしまうことができ、お子さんがいたずらなどしないよう、手が届かないところに収納することもできます。
グルースティックも収納するスペースがあるため、バラバラになることも少なくなるのではないでしょうか。
電源コードも約140CMと長めになっているので、使う場所を選ぶことができるかもしれません。このグルーガンのノズルは、アルミ製で細長いため細かいところで使用することができます。
BOSCH(ボッシュ) バッテリーグルーガン GLUEPEN
液垂れ防止などがついており、独自の技術が使われているグルーガンです。グルーガンが残るとノズルが詰まってしまいがちです。しかし、このグルーガンはグルースティックが溶けて固まっても残らない独自の技術を使っています。
スティックタイプになっているため、手におさまりやすく使いやすくなっています。この商品の最大の魅力は、予熱時間です。たった15秒ですぐにグルーガンを使うことができるのです。海外の商品ですが、使いかたはほかのグルーガンとかわりないので、お手軽に使うことができるかもしれません。
おすすめグルースティック3選
グルーガンを使うときに必ず必要になってくるのが、グルースティックです。どれも同じように見えるグルースティックにも、たくさんの種類があります。
そこでここでは、おすすめグルースティックをご紹介します。ハンドメイドやDIYを行っているかたは、自分好みの物を見つけることができるかもしれません。
グルースティック 7 x 200mm 50本セット ホットスティック ホットメルト グルーガン ボンドガン ピタガン替え用 高温タイプ 接着剤 強力 デントリペア 透明 DIY 手工
一般的によく使われている、グルースティックです。50本セットで1,000円以下とお得な商品です。グルーガンでも、多く使われている7mmのグルースティックになります。グルースティック自体は少し白い作りになっていますが、使うときには透明になるのでさまざまなところで使うことができます。
グルースティック透明材質ホットメルトかつ強力粘着 7mm*100mm 高温ボンドガン/グルーガン/ピタガン替え用 大容量100本入(クリア)
強力なグルーガンスティックになります。そのため、プラスチックなどの素材によっては溶けてしまったり変形してしまうおそれがあるので、注意が必要です。
こちらの商品はグルースティックが100本もあり、お得に使うことができます。グルースティックが溶けるときには、においが気になる方も多いです。しかし、このグルースティックはにおいの原因となる溶剤を含んでいないため、無臭に近いのです。
R-STYLE 色々なものを簡単に接着できる 電子工作の絶縁にも ホットメルト グルースティック 20cm長 (11mm 50本)
グルースティックの太さによって、値段も違ってきます。長さは20cmと長いため、途中で足すことも少なくなります。木材や紙だけじゃなく、皮やプラスチックにも接着することができます。
まとめ
文房具は日々、新しいものがでています。より使いやすくなっており、その発展はまだまだ期待できるかもしれません。グルーガンは使いやすく、比較的入手しやすい商品のひとつです。たくさんの種類が販売されているため、自分の好みで選ぶこともできるのではないでしょうか。
文房具が新しくなっているだけでなく、グルーガンが新しい接着剤として、当たり前になってくるかもしれません。
また、文房具だけでなく、日々進化をしているのが家電製品です。家電製品はみるみるうちに新しくなり、より使いやすくなっています。そのため、すぐに家電製品を買い替えないといつの間にか最新家電だと思っていたものが、古い家電になっていることがあります。
しかし、新しい家電ばかりに気をとられていると家のなかではコンセント不足に陥ることが多いです。無理にコンセントをつなげようとすると、足にコンセントが引っかかって怪我をしたり、タコ足配線になります。ついついやってしまいがちなタコ足配線ですが、危険性は高く、最悪の場合家が火事になってしまうおそれもあります。
そうならないためにも、コンセントの増設や移設を考えてみてはいかがでしょうか。今まで使いづらかったコンセントは位置をずらすだけで、変わるかもしれません。また、増設するだけ、今まで使えなかった家電を使うことも少なくありません。
家電製品が使いづらいと思ったり、コンセントが遠いなと感じたら一度業者に相談してみてはいかがでしょうか。
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