「蛍光灯の電気がつかない」「電気の一部がつかない」などのトラブルが発生したら、まずはどの箇所が原因で電気がつかないのか順番に調べてみましょう。
このようなトラブルが起きる原因には、蛍光灯・電球自体に問題がある場合や照明器具に問題がある場合などさまざまな原因が考えられるため、ひとつずつ調べていく必要があるのです。
電気がつかないあらゆるトラブルの原因と対処法についてご紹介しますので、順番に確認してみてください。また、部屋の電気や家全体の電気がつかない場合はブレーカーを確認することで解決する場合もあるので、照明自体に問題がない場合は確認しておくとよいでしょう。
賃貸のアパートやマンションにお住まいの方で部屋の電気がつかないといったトラブルは、基本的に蛍光灯や電球の交換で解決する場合は自分でおこなわなければいけません。しかし、どうしても直らない場合は大家さんや管理会社に連絡をするようにしましょう。
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目次
蛍光灯がつかない5つの原因と対処法
蛍光灯がつかない場合に考えられる原因についていくつかご紹介しますので、順番に見ていきましょう。
原因①蛍光灯の寿命がきている
まず、電気がつかないことで疑うのは蛍光灯の寿命です。蛍光灯の寿命は約6,000~1万3千時間といわれ、年数で数えると約2~4年です。【参照:次世代エコライト株式会社】しかし蛍光灯を使う場所や使う時間によっては、これよりも早く寿命を迎えてしまうこともあります。たとえば蛍光灯を湿気の多い台所や浴槽に設置している場合などです。
目安として、蛍光灯の両端が黒くなっていたら、新しい蛍光灯へ交換しましょう。蛍光灯は寿命がくる前に「スイッチを入れてから点灯する前に時間がかかる」「明るさが弱くなる」などの症状が現れます。このような症状が現れたら早めに交換しておきましょう。
以下では蛍光灯の種類ごとの外し方をご紹介します。新しく取り付ける場合は、外したときと逆の手順でおこないましょう。蛍光灯の交換作業をおこなうときは、下記の点に注意してください。
・感電
蛍光灯を交換するとき最も気をつけたいのが感電です。蛍光灯のスイッチがオフになっていることを確認してから作業しましょう。ブレーカーを落として作業するとより安全です。
・やけど
長時間点灯している蛍光灯は熱をもっています。やけどを防ぐために、電気を消してしばらく待ち、蛍光灯が完全に冷めてから作業しましょう。
原因②:点灯管の寿命がきている
「点灯管」というものをご存知でしょうか。点灯管は照明器具についている小さくて丸い電球のようなもので、「グロー球」や「グローランプ」と呼ばれることもあります。この点灯管は、蛍光灯の明かりをつける一瞬だけ使われるものです。
これが古くなると、「新しい蛍光灯に交換しても電気がつかない」「蛍光灯はつかないのに豆電球はつく」といった症状が現れることがあります。このような症状が見られる場合は、点灯管が寿命を迎えている可能性があり、交換が必要です。蛍光灯の交換と一緒に点灯管も交換することをおすすめします。
点灯管の交換・対処法は2つあり、使っている照明器具によって型やメーカーが異なるので確認する必要があります。
●ねじ込み式タイプの外し方
ガラスや樹脂のような白い点灯管に当てはまる外し方であり、本体を進行方法にねじり外します。
●点灯管に足が2本ついているタイプの外し方
取り付ける際に照明器具の差し込み口に2つの穴があり、その点灯管の足をねじって取り付けるものです。そのタイプは、本体を45度に回すと外せます。
原因③:安定器が故障している
安定器とは、蛍光灯の電流と電圧を制御するパーツのことをいいます。安定器の寿命は約10年といわれており【参照:GS YUASA「照明器具・安定器の寿命とリニューアルのおすすめ」】、故障すると蛍光灯の電気がつかないといった症状が現れることがあります。
安定器が故障している場合は、安定器の交換をおこないましょう。ただし、安定器の交換をするには電気工事士の資格が必要になります。「安定器に問題があるか確認してほしい」「安定器を交換したい」といった場合は電気工事業者に依頼をするようにしましょう。
原因④:照明器具が劣化している
これまでの原因が当てはまらない場合、照明器具自体が劣化しているのかもしれません。国税庁が定める「主な減価償却資産の耐用年数」によると、照明器具を含む電気設備の耐用年数は15年となっています。耐用年数はそのものを問題なく使用できる期間のことです。
また、一般社団法人日本照明工業会は、この法定耐用年数もふまえて、照明器具の寿命を以下のように定義しています。
【引用:減価償却資産となる建築付帯設備のうち照明器具を含む電気設備の法定耐用年数は15年と決められていますが(国税庁)、電気用品安全法では、照明器具等の電気絶縁物の寿命を40,000時間としています。またJIS C 8105-1の解説では適正交換の目安は通常使用で10年としています。(一社)日本照明器具工業会ガイド111では 耐用年限を「適正交換時期」と「耐用の限度」に規定しており、「適正交換時期」を8~10年、「耐用の限度」を15年としています。業界としては「適正交換時期」を器具の寿命と考えています。】
つまり10年を超えると、内部の破損による漏電や火災の事故が起こるおそれが高くなるということです。使用から約10年経過した照明器具は、早めに新しいものに交換するようにしましょう。
製造年は、照明のカバーを外したところに貼ってあります。どれくらいたっているのか分からない場合はいちど確認してみてください。
一部の電気がつかない場合は?
複数ある電球のうち、一部分しか電球がつかないときに考えられる原因は「電球自体に問題があるケース」と「照明器具に問題があるケース」によって異なります。まずはどちらに問題があるのか確認し、それぞれ適切な対処をするようにしましょう。
まずは問題のある個所を確認!
まずは問題なくついている電球を外し、つかなかった箇所に取り付けてみましょう。問題なくついた場合は電球に問題があることになります。反対に電気がつかなかった場合は、照明器具に問題があるということになります。
電球に問題があった場合の対処法
電球に問題があった場合は、新しい電球を購入するようにしましょう。電球には種類がありますので、間違えないように注意してください。心配であれば切れた電球を持っていき、店員さんに聞いてみるとよいでしょう。
照明器具に問題があった場合の対処法
照明器具に問題があった場合は、接触不良が原因であることが多いです。電球を何回か抜き差ししてみましょう。改善されない場合は照明器具の交換をおすすめします。
蛍光灯が片方一本だけつかないときの対処法
蛍光灯を2本使うタイプのもので、片側一本だけしかつかない場合は、つかないほうの蛍光灯もしくは点灯管が先に寿命を迎えていると考えられます。先にご紹介した方法で蛍光灯と点灯管を交換してください。
ちなみに、2本を同じタイミングでセットした場合は、片方が先に寿命を迎えると、もう一本も近いうちに寿命を迎えることが多いです。
まとめ
電気がつかない原因についていくつかご紹介しました。しかし、「原因がわからなかった」といった方もいらっしゃるでしょう。そのような場合はまず電気工事業者に点検を依頼してみてはいかがでしょうか。
弊社では電気工事に関するあらゆるトラブルに対応できるスタッフを揃えております。ご連絡いただければお客様の条件に合う業者をすぐにお探します。「原因がわからないので点検を依頼したい」「修理や交換をしてもらいたい」といったご相談があれば、お気軽にご連絡ください。
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