
蛍光灯シーリングライトをLEDシーリングライトに交換する際は、まず配線器具を確認しましょう。配線器具がついていない場合や、配線器具の種類によっては自分で交換できないものもあります。
この記事では、配線器具の確認方法や、蛍光灯シーリングライトをLEDシーリングライトに交換する方法をご紹介します。ご家庭のライトをLEDシーリングライトにしたい方は、この記事を参考にして交換してみてください。
目次
LEDシーリングライトに交換するには配線器具を確認しましょう
LEDシーリングライトに交換する際、まず古いライトを外して配線器具を確認しましょう。配線器具とは、天井とシーリングライトをつなぐ器具のことで、シーリングライトに電気を流す役割をしています。
配線器具がない場合は、シーリングライトの交換には電気工事士の資格が必要です。また、配線器具の種類によっても資格が必要となるため、資格をお持ちでない方は業者に依頼しなければなりません。そこで、まずはシーリングライトの取り外し方や、配線器具の確認方法をご紹介します。
【1】作業前の準備
シーリングライトを取り外す際は、ライトの電源を切る必要があります。なぜなら、電源をつけたまま作業をおこなうと、感電してしまうおそれがあるからです。そのため、ライトの電源を切っても手元が見える昼間におこなうとよいでしょう。
また、シーリングライトの交換の際は高所での作業となります。そのため、脚立を使うことになる場合も多いですが、足場に気をつけてください。足場が安定しない場合は、落下しないためにも、ほかの人に脚立を支えてもらいながら作業をおこなうとよいでしょう。
【2】古いシーリングライトを取り外す
作業前の準備が終わったら、古いシーリングライトを外してください。古いシーリングライトの外し方は、以下のとおりです。
1.シーリングライトのカバーを外す
一般的な丸型のシーリングライトのカバーは、左に回すと外すことができます。
2.蛍光灯を外す
蛍光灯についているフックとコネクタ(蛍光灯につながるケーブル)を外し、蛍光灯を外してください。
3.シーリングライトを外す
シーリングライトは、コネクタを引き抜いたあと、アダプタ(配線器具とシーリングライトをつなぐ器具)のロックを解除すれば取り外すことができます。
コネクタは、外側にあるツメを押しながら引き抜いてください。アダプタは、矢印が書かれている向きにレバーを動かせばロックが解除されて外れます。
アダプタを外すときは、シーリングライトをしっかりと持っておこないましょう。アダプタのロックを解除するとシーリングライトが外れるため、押さえていないと落としてしまうおそれがあるのです。
また、ここでは一般的な方法をご紹介しましたが、シーリングライトの種類によっては外し方が異なる場合があります。外し方がわからない方は、一度取扱説明書をご確認ください。
【3】配線器具の種類を確認
シーリングライトを外したら、配線器具が自分で取り付けられる種類かどうかを確認してください。LEDシーリングライトを自分で取り付けられる配線器具の種類は「角型シーリング(長方形の配線器具)」、「丸型引掛シーリング(円形の配線器具)」、「引掛埋込ローゼット(円形のシーリングの横に金具がついた配線器具)」のいずれかです。
これ以外の配線器具がついている場合は、電気工事をおこなわなければならず、電気工事士の資格が必要となります。資格をお持ちでない方は、照明器具取り付けの業者に依頼しましょう。
生活110番では、照明工事をおこなう業者をご紹介します。24時間年中無休で電話相談に対応しているので、いつでもご相談いただけます。LEDシーリングライトの取り付けにお悩みの方は、ぜひ生活110番までご連絡ください。
LED照明は寿命の長さがメリット!商品を選ぶ際のポイントとは
LEDシーリングライトは、寿命が長いのが特徴です。LEDシーリングライトの寿命は、40,000~50,000時間だといわれています。1日ライトをつけている時間が8時間だとすると、10年前後は使えることになります。
寿命が6,000~12,000時間程度だといわれている蛍光灯と比較すると、2倍以上の寿命を持つことがわかるでしょう。
LEDシーリングライトは自分自身で交換をおこなうことができませんが、寿命が長いので長期間交換せずに使うことができます。
また、LEDシーリングライトは電気代の節約にもなるといわれています。蛍光灯に比べて、LEDの消費電力は半分程度で済むといわれているのです。
寿命が長い・電気代の節約になるというメリットから、シーリングライトは人気があり、さまざまな種類があります。ここからは、LEDシーリングライトの選び方をご紹介します。「たくさん種類があってどれを選べばよいかわからない……」という方は、以下の内容を参考にしてご自身にあったものを見つけてみてください。
ポイント1:明るさ
まずは、ライトの明るさを選びましょう。その際、商品の明るさを表す「○○ルーメン」と書かれた部分を確認してみてください。適度な明るさは、「部屋の畳数×400ルーメン」だといわれています。ご家庭の部屋の広さから、適度な明るさを計算してください。
ポイント2:光の色
次に、以下の中から光の色を選びましょう。
・電球色
電球色は、温かみの強い光で、落ち着いた空間にすることができます。寝室などのリラックスしたい場所に取り入れるのがおすすめです。
・昼白色
昼白色は、自然光にマッチする白い光です。普段の生活の中で取り入れやすいので、長時間滞在する時間が長いリビングに取り入れるとよいでしょう。
・昼光色
昼光色は、青白い光です。室内をさわやかな印象にすることができます。また、青系の色は集中力を高める効果もあるといわれているので、仕事部屋などに取り入れるのもよいでしょう。
ポイント3:デザイン
シーリングライトは、一般的な丸形のほかにも、薄型タイプ、四角形のものや側面に柄がついたものなど、さまざまなデザインのものが売られています。ご自身の部屋の雰囲気やインテリアに合ったものを選ぶとよいでしょう。
ポイント4:機能
最後に、シーリングライトの機能を選びましょう。シーリングライトの機能には、光の色を調節できる「調色機能」や光の明るさを調節できる「調光機能」がついたもの、リモコン操作のできるものなどがあります。
古い照明器具の処分方法
シーリングライトは、不燃物として処分するのが一般的です。不燃物として出すときには、蛍光灯などの取り外せる部品を外してから出しましょう。照明器具の処分方法は、自治体によって細かなルールが異なるので、自治体に確認してみてください。
手順は簡単!LEDシーリングライトの取り付け方法
LEDシーリングライトの交換の際は、先ほどご説明した方法で古いシーリングライトを外してから、新しいものを取り付けていきます。ここでは、LEDシーリングライトを取り付ける方法をご紹介します。細かな取り付け方は商品によって異なりますが、一般的な方法は以下のとおりです。
【1】アダプタを取り付ける
まずは、シーリングライトのアダプタを配線器具に取り付けます。アダプタの金具を配線器具の穴の開いた部分に差し込み、矢印の方向に回せば、取り付けることができます。
【2】シーリングライト本体を取り付ける
次に、シーリングライトの本体を取り付けましょう。本体の取り付けは、アダプタにシーリングライト中央部の穴を合わせたあと、カチッと音がするまで押し上げれば完了です。
また、このとき、ロックレバーをロック位置に合わせてスライドさせ、本体をロックしておきましょう。
【3】コネクタ端子をつなぐ
アダプタについているコネクタ端子(ケーブル)を、シーリングライト本体の差し込み口に差し込んでください。
【4】カバーを取り付ける
最後に、カバーを右に回して取り付ければ作業完了です。
自分で取り付けるのが難しい方は
ここまで、シーリングライトの交換方法をご紹介してきました。中には、「シーリングライトを自分で取り付けるのが難しそう」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
自分での取り付けが難しい方は、業者に依頼して代わりに取り付けてもらう手段もあります。業者に依頼すれば、手間をかけずに確実に取り付けてもらうことが可能です。
ちなみに、シーリングライトの取り付けにかかる費用は、3,000円~10,000円程度が相場です。正確な費用は業者によって異なるため、一度見積りを取るとよいでしょう。
生活110番では、照明器具の取り付けをおこなう業者をご紹介します。生活110番の加盟店では、見積りは無料でおこないます。「とりあえず費用だけ知りたい」という方でも、お気軽にご相談ください。
まとめ
シーリングライトを交換する際は、まず古いシーリングライトを外し、配線器具の種類を確認してください。
また、シーリングライトには、さまざまな種類のものが売られています。明るさ・光の色・デザイン・機能に着目し、自分に合ったものを選んでください。
また、LEDのシーリングライトを取り付ける際は、アダプタの取り付け・シーリングライト本体の取り付け・コネクタをつなぐ・カバーを取り付けるといった手順でおこないます。
自分で取り付けるのが難しい方は、照明器具取り付けの業者に依頼するとよいでしょう。生活110番では、ご自宅から近い照明器具業者をご紹介します。LEDシーリングライトの取り付けにお困りの方は、生活110番にご相談ください。
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