
カフェの照明はおしゃれでつい、自宅でもマネしたくなるようなものが多いですよね。空間の雰囲気に合った照明の色や形など、照明を考える際には様々なことを考慮する必要があります。今回は、カフェの照明プランをご紹介しつつ、自宅でもできる照明のワザもご紹介します。
目次
カフェの大まかな照明プラン
カフェの照明では、単におしゃれな照明を取り付けているだけでなく、より居心地の良い空間になるような工夫をしています。
明暗をつける
手元に光を集めたいという場合は、集光タイプの照明が良いでしょう。部屋全体を暗くしてテーブル付近にスポットが当たるようにすると、明るさと暗さの差ができ、趣が生まれます。
壁面用などの使い分け
場所によって照明を使い分けるということも大切なテクニックです。主となる照明に加え、壁面を照らすペンダント、また観葉植物に当てるライトなど様々な照明が必要となります。
壁に絵などを飾っている場合はそれらが暗くならないようにすれば、お客さんも目を向けてくれるでしょう。
長いテーブルには多灯使い
カウンター席や長いテーブルには、大きな照明を1つ配置するよりも上から小さめのライトを下げて、手元に必要な光を届けることが大切になってきます。とくにカウンターはコーヒーを出すスペースやお客さんにコーヒー豆を見せるスペースなど、用途が分かれています。空間を照らすものと手元を照らすものを併用すると良いかもしれません。
照明器具を考える
カフェの照明器具にもたくさんの種類があり、用途に合ったものを選ぶ必要があります。
シーリングスポットライト
シーリングスポットライトは照明用のシーリングがあれば設置可能なスポットライトです。4つ灯りがついているものがあり、カフェのカウンターに最適です。通常のスポットライトが設置できないという場合はこれを使用すると良いでしょう。
ペンダントライト
メイン照明として使えるものもあり、LEDを使用したものや和風デザインのもの、レトロデザインのものもありアクセントとしても効果的です。やわらかな空間を演出したい場合は和紙を張ったものも良いでしょう。また模様が壁に写し出されるものもあり、インテリアとして取りつけることも一つの手です。またペンダントライトは階段灯にも最適です。
スタンドライト
壁の端の方は光が届きにくくなります。壁の角が暗いと感じたときは、スタンドライトがおすすめです。壁に光が反射し置くだけで周囲も明るくなります。スタンドライトは機能性の重視するほかに、デザイン性も考えてみてはどうでしょうか。スタンドライトはデザインが幅広く、観葉植物の代わりに設置することも可能です。
シーリングファン
シーリングファンは天井付近の空気をかくはんしてくれるため、室内の温度を一定に保つ効果があります。冷暖房効果を向上させ、省エネ性にも長けるものです。
天井にアクセントがほしいという場合にはとくに向いているといえるでしょう。インテリアとしての効果があるのはもちろん、照明もついており、効果的に空間を演出するには良いかもしれません。
照度と色温度を考える
カフェの照明では明るさも大切な条件のひとつです。料理をおいしそうに見せる明るさのものや、近年では女性の肌の色も美しく見せる波長のLEDも登場しています。カフェにおいて明るい開放的な空間にするか、あたたかな空間にするかで照明の明るさや色も変わります。開放的な空間だと昼光色で明るく、あたたかなゆったりした空間だと暖色で少し暗くした方が良いでしょう。
また、時間帯によって照度や色を変えるのも効果的です。午前中は昼光色でさわやかで活気のある演出、お昼時は控えめに色温度をあげてゆったりした空間を演出し、お客さんの多い夕方には再び色温度を上げ、かつ照度は100%にし、夜は少し暗めにします。
照明の明るさと色は見た目に大きく影響するので、それらを変えるだけで時間に合った空間を演出することができます。
カフェの照明を自宅に再現することも
簡単には真似できないと思いがちなカフェの照明ですが、自宅でも再現することができます。
その1つにダクトレール照明というものがあります。ダクトレールとは照明器具を取りつける照明のことで、レールの全体に電流が流れており、そのレール上にはどの位置でも取り付けが可能という優れものです。近年では、シーリングにも設置できるものが販売されています。レールの長さは好みで変えられるほか、好きな形で配置することも可能です。
これを使用したら、スポットライトを複数設置することもでき、ペンダントライトと併用したらカフェのような空間を演出することができます。
まとめ
このようにカフェの照明は、配置や照明器具、明るさや色によって、多種多様に演出することが可能です。どのような空間を演出するのかという目的によってそれらを選んで、より空間に合った照明を考えることが雰囲気作りに大切かもしれません。しかし、シーリングの数には限りがある場合があります。設置にお困りの際は業者に相談すると良いかもしれません。
照明工事を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「照明工事」をご覧ください。
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