普段の生活の中で、照明から得る光について気にかけたことはありますか?私たちは普段、多くの照明に触れています。照明からの光は知らず知らずのうちに、私たちに影響を与えているのです。
光の影響を一番受けるのは目です。目は光によってダメージを受け、その機能を低下させていきます。しかし、光がなければ私たちは生活していくことが困難です。そこで、目に優しい照明を選ぶことで機能低下を遅らせることもできます。
今回は目に優しい照明について、どういうものがあるか見ていきましょう。
目次
目の機能の低下に注意
普段から触れている光によって、私たちの目は日々ダメージを受けています。そしてその影響により、若年層であっても目の老化が始まります。
目が老化すると、様々な機能が低下していきます。すると日常生活をする上でもさまざまな問題が発生してくるでしょう。
最近目の調子がおかしいと異変を感じられている方はとくに注意が必要です。5つの症例と一緒に、目に優しい照明とはどんなものかを見ていきましょう。
近くのものが見えにくくなる視力低下
目のなかにはレンズの役割をする「水晶体」という部分があります。水晶体はピントを合わせるために厚さを変えられるよう、柔軟性に富んでいます。
この水晶体の弾力が失わると焦点調節機能が低下し、近くのものが見えにくくなります。これが老眼と呼ばれる状態です。
明るさを感じる機能の低下
水晶体が濁ってくることで、網膜に届く光の量が減ります。
光の透過率は年齢とともに低下しやすく、20歳と比較すると、40歳で1.4倍・60歳では2倍・75歳では3倍の光量を当てないと同じ明るさと感じることができないという調査結果もあります。
眩しく感じやすくなる
明るさを感じる機能が低下する一方で、同じ強さの光でも眩しく感じるようになります。
これは水晶体のタンパク質が変性してしまうことにより、光がこのタンパク質で乱反射するため眩しく感じるのです。
20歳に比べると30歳で半分の光量、50歳では3分の1程度の光量でも眩しく感じてしまうそうです。
暗闇で視力が戻りにくくなる
人間の目は明るいところから暗いところへ移ったときに、最初はなにも見えなくても徐々に見えるようになります。この調整を行っているのが、虹彩とよばれる部分です。しかし、この光量調節機能が低下すると、ものが見えるようになるまで時間が掛かるようになります。
これは、虹彩が衰えることによって、瞳孔が大きく開かなくなるためです。
色の見え方が変わる
人間の目は、1000万色もの色彩を見分けられるといわれています。通常だとこの色彩を見分ける機能は加齢とともに徐々に低下していくものですが、目のダメージが蓄積されていくと、加齢とは関係なく機能が低下していきます。とくに青、緑、紫のような寒色系を見分ける能力が落ちていきます。
青色の彩度(鮮やかさ)を見分ける能力の低下が症状に表れやすいため、青色の彩度の変化に気付かなくなったときは、ひょっとすると目の機能低下のはじまりかもしれません。
近年注目される『ブルーライト』とは?
「ブルーライト」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。近年、このブルーライトをカットする専用メガネが世に出たことで使用する人も増え、注目されています。
しかし、光をカットする専用メガネが出るほど目に与えるダメージが大きいというブルーライトとは、一体どのような光なのでしょうか。
ブルーライトとは、可視光を大きく3つに分けた「光の3原色」の中でも短波長に位置する青色光のことをいいます。
光の3原色は、それぞれ長波長の赤色光(赤、橙)、中波長の緑色光(黄、緑)、短波長の青色光(青、藍、紫)と分けられています。
青色光は私たち人間の網膜に到達する光の中で紫外線にもっとも近い波長で、かつ強いエネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されず網膜まで到達します。パソコンやスマートフォンなどのLEDをバックライトに使用した液晶ディスプレイや、LED照明にはこのブルーライトが多く含まれており、眼や身体に大きな負担をかけるといわれています。
近年、急速な省エネ化が進みLED照明が普及したことによって、私たちを取り巻く環境にはブルーライトが増え、そのダメージを受ける場面も増えたと考えられるでしょう。
なるべく目に優しい照明を選んで、受けるダメージを軽減させることをおすすめします。
目の老化を防ぐ照明対策
可能な限り目に優しい照明を選びたいものですが、目に優しいとは一体どういうことなのでしょうか。
目に優しいとは、目に与えるダメージが少ないということです。目に与えるダメージが少なければその分、目の老化を抑えることができます。
では目に優しい照明を選ぶ上でのポイントをみていきましょう。
ブルーライトのように青白い光は私たちの目を疲れやすくします。疲れやすいということは、それだけ目にダメージを与えているということです。なるべく青白い光ではなく、赤みを帯びた、色温度の低い光の照明を選ぶといいでしょう。
また照明は必要以上に部屋全体を明るく照らすのではなく、必要なところだけを必要な分だけ照らすようにすると、目の疲労が軽減されます。
LEDによる省電力化が急速に広がりを見せている中で、ブルーライトのある環境を避けて通ることは困難を極めます。そこで、LED照明と上手く付き合うポイントもご紹介します。
・LED照明を選ぶ際は、光のチラつきが目立たないものを選び、光源が目に入らない位置に設置しましょう。
・長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用はできるだけ避け、1時間に1度は遠くを見るなどして目を休憩させるといいでしょう。
・夜のパソコン作業やスマートフォン使用は避け、就寝前は目に優しい電球色の間接照明にしましょう。
・パソコンのモニターやスマホ画面はバックライトの輝度を下げてブルーライトを減らし、ブルーライトカットメガネなどを活用するようにしましょう。
LED照明を設置しなければいいというものではなく、蛍光灯であっても昼光色や昼白色のものにはブルーライトが多いので注意が必要です。
まとめ
加齢による目の機能低下は避けられませんが、それを加速させるブルーライトは可能な限り避けたいものです。しかし、これだけブルーライトが私たちの身の回りを囲む中で、ブルーライトのない生活を送ることは不可能に近いと思います。光の与える影響とその対策方法さえ理解していれば、目の老化を抑制させることができます。
まずは身近な照明から見直して、目に優しい照明のもとで健康的に暮らしましょう。
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