最近では照明機器も様々なタイプのものがあり、明るさや値段だけでなくデザインや機能も照明を選ぶ上で重要な要素となってきました。特にLEDライトの商品が増え人気となっています。シーリングライトもLEDのものが多くなり、デザインや光の色合い、光の質などにこだわった様々なものが登場しています。
自宅の照明器具を新しくしたい!そう思ってもどのようなものを選べばいいのかわからない。自分で取り付けを行えるのか心配。など、不安に思うことはあるでしょう。
今回はLEDシーリングライトの選び方や取り付け方についてご紹介していきます。
目次
LEDシーリングライトの特徴
LEDライトといえば最近では使っている人も多く、身近なものになってきました。シーリングライトにもLEDライトのものが多くなりましたが、なぜLEDライトが選ばれているのでしょうか。LEDライトと蛍光灯はどのような違いがあるのでしょう。
LEDライトは長寿命なのが最大の特徴です。蛍光灯と比べると3倍ほど寿命が長いと言われています。そのため長期間ランプの交換が不要になります。
蛍光灯は1回の点滅につき1時間ずつ寿命が短くなると言われています。点滅頻度が高くなればそれだけ寿命が短くなってしまうのです。LEDライト点滅するごとに寿命が短くなることがほとんどないため、照明器具の寿命を最大限に期待できます。
LEDライトは他にも、点灯の応答性がいい・発熱が少ない・消費電力が少ない・明るさや色を変えられるなどの特徴があります。最近ではLEDライトの価格が低下して購入しやすくなったこともLEDライトが選ばれる理由でしょう。
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LEDライトの用語と色を理解しておこう!
LED照明を選ぶとき様々な用語が書かれていると思います。
この用語は明るさや照明の色などを現したもので照明を選ぶ基準ともなるので知っておくといいでしょう。
照明に使われている用語にはこのようなものがあります。
・定格光束
・高演色LED
・配光
・電球色、昼白色、昼光色
・色温度
定格高束
定格高束とはLED照明器具から放出される初光束のことで、器具光束に相当します。簡単に言えば照明器具から放たれる光の量のことです。
高演出LED
高演出LEDはものの色がより忠実に見えるように配慮したLEDのことです。太陽光に近い自然な光でものの本来の色を再現します。
配光
配光は光の広がり方を現したものです。同じ光の量でも全体的に明るくなるもの(拡散配光)とメリハリのある光で、中心の明るさが高いもの(狭角配光)など光の広がり方には違いがあります。
電球色・昼白色・昼光色
電球色、昼白色、昼光色は光の色合いを表す言葉です。電球色は白熱電球のような赤みがかった色合い。昼白色は電球よりも明るく太陽の自然光に近い色合い。昼光色は青みがかった色合いです。
色温度
色温度は電球色、昼白色、昼光色など色合いの別の表し方です。一般的に3,000K以下は電球色、5,000K以上はやや青みがかった白昼色、6,500K以上は昼光色となります。
照明を設置する場所によって適した明るさ、色合い、光の当たり方などは違います。この用語を理解することで場所やシーンに合った照明を選ぶことができるでしょう。
LEDシーリングライトの取り付けに必要なチェック!
シーリングライトは自分で取り付けることができます。ですが、LEDシーリングライトの取り付けにはいくつか注意しなければいけないことがあります。購入したのに取り付けられなかったということにならないためにも、購入前に確認しておきましょう。
まずは配線器具をチェック
LEDシーリングライトを取り付けるためには天井に引掛シーリング(丸型フル引掛シーリング・丸型引掛シーリング・角型引掛シーリング)もしくは引掛ローゼット(フル引掛けローゼット・引掛埋込ローゼット・引掛露出ローゼット)が必要です。この配線器具があれば自分でも簡単に取り付けることができますが、器具がついていない場合電気工事が必要になります。
天井の作り・配線をチェック
また、天井の作りによっても取り付けられない場合があります。シーリングライトは基本、平らな天井に取り付けます。傾斜のある天井や桟のある天井、凹凸のある天井は取り付けできません。埋込ローゼット・丸型引掛シーリングを外部配線している場合も取り付けることはできないので配線の確認もしておきましょう。
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自分でLEDシーリングライトを取り付けてみよう!
配線器具がついていればLEDシーリングライトは簡単に取り付けることができます。
天井への取り付け方
LEDシーリングライトを購入すると本体と付属アダプタがついてきます。
まず、付属アダプタを天井の配線器具にはめ込みます。そのアダプタにシーリングライト本体を合わせて押し上げます。最後にアダプタから出ているコネクタ端子を本体の差込口に差し込んでカバーをつければ完了です。
一般的なシーリングライトの重量は2~5㎏ほどです。大きな部屋用のものほど重量も増えます。自分で取り付ける場合は小型で軽量なものを選ぶと取り付けやすいでしょう。
こんな時は業者に依頼しよう!
大型の重たいシーリングライトを天井に取り付けるのは大変です。重さでバランスを崩し脚立から落ちてケガをしたり、シーリングライトを落として破損させてしまうこともあります。
配線器具がついていない場合は業者に頼みましょう。一般の人の電気工事は法律で禁止されています。自分で配線機器を取り付けようと、配線をさわるのはとても危険です。過去コラム「ちょっと待って!」気軽にやってはいけない身近な電気工事の基礎知識 」にて詳しくご紹介しておりますので合わせてご覧ください。
また、大型で重量のあるシーリングライトを取り付ける場合や、取付けに自信がない場合も、無理をせず業者を頼ることをおすすめします。
まとめ
LEDシーリングライトは省エネ性能が高く、明るさや色調を変えられたりと、とても便利な照明器具です。LEDシーリングライトを取り付けることでより豊かな生活となるでしょう。取り付けの際は十分注意し、難しい場合はすぐにプロに相談することが大切です。
2017年10月2日追記
家庭用の蛍光灯照明器具発売の大手でも有るパナソニックは、2019年3月末で蛍光灯を使う照明機器の製造を終了すると発表しました。家庭用LED照明機器も充実してきた中で時代の流れともいえるのでしょうか?
すでに住宅市場向けの蛍光灯照明器具は製造が終了していますが、交換用の蛍光灯は使い続けている方も多いでしょう。次に照明器具を交換するときは、LED照明機器になりますので、早めにご検討されてはいかがでしょうか?
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