インターホンの設置をDIYで!施工方法や工事依頼する際の注意点

2021.4.30

インターホンの設置をDIYで!施工方法や工事依頼する際の注意点

「家のインターホンが古い」「インターホンが故障している」という方は、インターホンの買い替えを検討していることでしょう。新しくインターホンを設置する前に、今使っているインターホンの種類を確認してみてください。

既存のインターホンの種類によって、取り付けられるインターホンの種類やDIYが可能かどうか決まってくるのです。そこで、この記事ではインターホンの買い替えを検討している方のためにDIYで交換できるインターホンの種類や設置方法について紹介します。

また、新しく購入するインターホンの選び方についても紹介しますので、参考にしてみてください。

「電源プラグ式」「乾電池式」のインターホンの設置はDIYでできる!

「電源プラグ式」「乾電池式」のインターホンの設置はDIYでできる!

インターホンを新しくする前に、既存のインターホンの種類を確認しておくとよいでしょう。なぜなら、インターホンの種類によっては自分で交換することができるからです。DIYでの交換が可能であれば、工事費用を抑えることができるでしょう。

自分で交換できるインターホンであれば、配線工事が不要となっています。たとえば、インターホンに電源コードが付いている「電源プラグ式」や乾電池から電気を供給されている「乾電池式」であれば、DIYでの交換が可能です。

そのため、既存のインターホンに電源コードが付いているか、乾電池が交換できるタイプかを確認してみましょう。もしDIYでの交換ができるようなら、次の【インターホンの設置をDIYで!必要な道具から取り付け方法まで】を参考にして自分で交換してみてください。

DIYでの設置ができないインターホンの種類

インターホンの中には、自分で交換できないものがあります。もし以下のようなインターホンが付いている場合は、業者依頼が必要です。

【自分で交換できないインターホンの種類】

・壁の中の配線から電源を取っているもの:配線工事が必要になるため、電気工事士の資格が必須。
・熱感知器やガス感知器と連動しているもの:熱感知器などの規格に合ったものを取り付けなくてはならないため。
・アパートやマンションのオートロックと連動しているもの:オートロック専用のインターホンがあるため、管理者への確認が必要になる。
・特殊なインターホン:壁に埋め込まれて設置されているタイプなどは配線工事が必要になるため、電気工事士の資格が必須。
・チャイム:電気プラグをつなぐためのコンセントと配線を伸ばす工事が必要となるため、電気工事士の資格が必須。
・インターホンと電話がつながっているもの:インターホンを交換すると電話での応対はできなくなる。配線工事やコンセントが必要であるため、電気工事士の資格が必須。

既存のインターホンが上記のような種類に当てはまる場合は、ほとんど電気工事士の資格が必要になるので自分で交換するのは難しいでしょう。しかし、業者に依頼するとなると、どれくらい費用がかかるのか気になる方も多いかもしれません。

そこで【信頼できる業者を選ぶときのポイントは「資格」「経験豊富」「親切な対応」】では、インターホンの設置費用相場や優良な業者の選び方について紹介させていただきました。ぜひ参考にしてみてください。

インターホンの設置をDIYで!必要な道具から取り付け方法まで

家に付いている既存のインターホンが電源プラグ式や乾電池式である場合は、DIYでの交換、設置が可能です。この項目では、インターホンの設置をDIYでおこなう方法について紹介しますので、自分で取り付けてみましょう。まだ新しいインターホンを購入していないという方は、次の【インターホンを選ぶときはテレビ付きのものを選ぼう】でインターホンの選び方をご覧ください。

設置に必要な道具

設置に必要な道具

インターホンの設置作業をおこなう前には、きちんと準備をして取り掛かるとよいでしょう。近くに必要なものがそろっていえれば、作業もスムーズにはかどるはずです。インターホンの設置に必要な道具は、以下の通りになります。

【インターホンの設置に必要な道具】

・インターホン本体(ACコード、ACプラグ込)
・プラスドライバー
・水平器

インターホンを交換する際、壁紙の剥がれなどが気になる方は、補修用のクロスやパテも用意しておくと安心です。

インターホンの設置場所

インターホンを取り付ける際は、設置場所がとても重要になります。インターホンの役割を果たすためには大前提として、来客が出入りする玄関でなくてはなりません。また、インターホンを押しやすい110~135cmほどの高さに取り付けるとよいでしょう。

インターホンが高い位置にあると、身長によっては非常に使いづらくなってしまいます。また、カメラ付きインターホンでは、顔がしっかりと映る高さに設置しなくては意味がありません。

さらに、ワイヤレスインターホンならば、電波状況も設置する際のポイントとなってきます。必ずワイヤレスインターホンの電波がよい位置に取り付けるようにしましょう。

外側のインターホンの取り付け方

まずは、外側のインターホンから設置していきます。手順通りにおこなえば簡単に取り付けることができるはずです。まず、外側のインターホンの取り外し方は、解説していきます。

【外側のインターホンの取り外し方】

(1)ブレーカーを落とす。
(2)今付いているインターホンのネジを回して取り外す。
(3)取り外したインターホンの裏側につながっているチャイムコードをプラスドライバーで外す。
(4)壁に付いているインターホンの台座を外す。

インターホンの交換作業をおこなう前には、必ずブレーカーを落としましょう。ブレーカーが上がった状態で作業すれば、感電などの事故につながるおそれがあります。次に、インターホンの取り付け方は、以下の通りです。

【外側のインターホンの取り付け方】

(1)交換用のカメラが付いているインターホンの本体と台座を外す。
(2)新しい台座を取り付ける。この際、一旦仮止めして水平器で調節すれば、まっすぐ取り付けることができる。
(3)インターホン本体の裏側に付いているチャイムコード接続用のネジをゆるめる。
(4)チャイムコードをインターホンに接続して、ネジを締め直す。
(5)インターホン本体を台座に取り付ける。

室内側のインターホンの取り付け方

次に、室内側にあるインターホンを交換しましょう。室内のインターホンを交換する際も、ブレーカーは落としたまま、作業をおこなってください。まずは、元々付いている室内側のインターホンを取り外します。取り外し方は、以下の通りです。

【室内側のインターホンの取り外し方】

(1)室内側のインターホンを上に引き上げるようにして、取り外す。
(2)インターホンの裏側にチャイムコードが付いているので、ネジを回して取り外す。
(3)壁に付いているインターホンの留め具を取り外す。

次に、新しい室内インターホンを取り付けていきます。取り付け方は、以下の通りです。

【室内側のインターホンの取り付け方】

(1)新しいインターホン用の留め具を、壁に取り付ける。
(2)インターホン本体を裏返して、チャイムコードの接続口を確認する。
(3)インターホン本体のチャイムコード接続口に、チャイムコードを取り付ける。
(4)壁に取り付けた留め具にひっかけるように、インターホンを設置する。
(5)コンセントにインターホンの電源プラグを差し込む。

インターホンの設置が完了したら、再びブレーカーを上げましょう。インターホンの電源が入り、インターホンやモニターが正常にできれば設置完了です。

設置したインターホンの動作がおかしいとき確認すべきポイント

自分でインターホンを設置すると、音が鳴らない、モニターが映らないといったトラブルが発生することがあります。この場合、屋外もしくは室内のインターホンのチャイムコードの配線が間違っているかもしれません。また、チャイムコードの接続が甘いときもこのような不具合が出てしまうことがあるようです。

さらに、チャイムコードの芯線の周りにあるビニールを剥がしすぎて、2つの配線の芯線部分が当たっている場合もインターホンは上手く作動しません。インターホンの動作がおかしい場合は、屋外・室内両方のインターホンの配線を確認してみましょう。配線が間違っている場合はつなぎ直せば、正常に作動してくれるはずです。

インターホンを選ぶときはテレビ付きのものを選ぼう

インターホンを選ぶときはテレビ付きのものを選ぼう

自分でインターホンを設置するには、まず新しいインターホンを購入しなくてはなりません。インターホンにはさまざまな種類があり、機能も多種多様です。また、インターホン本体価格の相場も、数千円と手軽に購入できるものから、50,000円ほどと高額な商品まで幅広くなっています。

どんなインターホンを購入すればよいか悩んでしまう方には、テレビ付きインターホンがおすすめです。テレビ付きインターホンであれば玄関を開けることなく相手の顔を確認することができるので、防犯対策としても効果的でしょう。とくにカラー液晶で録画機能が付いているものであれば、不審者の映像を鮮明に録画しておくことができます。

家族構成や予算などによっても選ぶインターホンは異なってくるでしょう。この章では、適したインターホンの選び方について紹介します。ご家庭に合ったインターホンを選んでみてください。

価格の高いインターホンほど多機能になっていく

最近のインターホンは多機能かつ高性能な商品となっており、機能が多くなればなるほど価格も高くなる傾向があります。たとえば、スマートフォンと連動できることによって外出先でも来客応対ができたり、Bluetoothが搭載されていてワイヤレスで使用できたりするものもあるようです。

さらに、インターホンに付いたカメラも高機能になっており、広角レンズで広い範囲を映すことができたり、暗い映像を明るく補正してくれたりするものも発売されています。少々値段が高くても防犯性が高く機能にこだわりたい方は、付いている機能にこだわって選ぶとよいでしょう。

とくにこだわりがないという方は、始めに紹介したテレビ付きインターホンを選んでみてはいかがでしょうか。できるならカラー液晶で録画機能が付いているものを選べば、防犯性も高く満足いく商品を選べるはずです。

インターホンが買える場所

インターホンは、インターネットや家電量販店、ホームセンターや近所の電気屋さんなどで購入することができます。より安い値段で購入したいという方は、インターネットで購入するとよいかもしれません。

実際実物を手に取って購入したい方は、お近くの家電量販店やホームセンター、電気や選で購入するとよいでしょう。

インターホンの寿命

インターホンの寿命は、およそ10~15年ほどとなっています。寿命が近くなると、経年劣化により不具合が発生してしまうこともあるようです。また、新しいインターホンの防犯性が高まると同時に、犯罪も常に進化しています。購入当初は防犯性が高いとされていたインターホンも、10年も過ぎれば防犯性が低いと判断されてしまうこともあるでしょう。

壊れてから交換するとしばらくインターホンが使えないなど不便な点もあります。そのため、10~15年を目安により機能が充実したものや防犯性の高いものに交換するのがおすすめです。

信頼できる業者を選ぶときのポイントは「資格」「経験豊富」「親切な対応」

自分で交換できないタイプのインターホンが取り付けられていた場合、業者に依頼しなくてはなりません。しかし、インターホンの設置工事をおこなっている業者はたくさんあります。どの業者を選んでよいかわからないときは、「資格の有無」「豊富な経験」「親切な対応」の3つをポイントに選んでみてください。

業者選びをする際は、電気工事士の資格があるかどうかも重要です。インターホンの設置には配線工事が必要であるため、電気工事に関する知識や技術を取得した有資格者がいることが前提となります。今後安全にインターホンを使用するためにも、電気工事士の資格があるかどうか確認しておきましょう。

また、インターホンの設置工事の経験が豊富かどうかも重要なポイントになります。設置工事を何度も経験していれば、インターホンの種類に応じた設置方法を的確に選び、スムーズに作業してくれるでしょう。

次に、親切な対応をしてくれるかも業者選びのポイントです。設置方法などをわかりやすく説明してくれたり、親身に相談に乗ってくれたりすれば信頼してまかせることができます。複数の業者を見比べてみて、よりよい業者を選びましょう。

また、迷ったときは料金が明確かどうかも業者選びのポイントとして入れてもよいかもしれません。インターホンの設置料金は、業者によって異なります。料金が適正かどうかやすべての料金が明確にされているかどうか判断するには、見積りを取るとよいでしょう。

見積りを取れば、業者間での料金の違いや詳しい内訳などを確認してから選ぶことができます。よりご自身の要望に合った業者を選んでみてください。

インターホン設置を業者に依頼したときの費用

インターホン設置を業者に依頼したときの費用

業者が提示する料金が適正かどうかを判断するには、相場を知っておくことが大切です。インターホンの設置工事を業者に依頼した場合の費用相場は、配線工事なしで5,000~16,000円ほどかかります。また、配線工事が必要な場合は26,000~36,000円ほどかかるでしょう。

この費用の内訳は、インターホンの設置費用、部材費、出張費となります。別途インターホンの購入費用がかかってくるので注意しましょう。ただし、これはあくまで相場であるため、一概にこの料金に当てはまるとは限りません。正確な料金を知るには、見積りを取ってみるとよいでしょう。

相場に比べて安い場合や高い場合は、どんな作業が含まれているのかいないのかも確認しておくと安心です。

迷ったときは弊社までご連絡ください

さきほどの3つのポイントを重視しても業者を決めきれないときは、生活110番を利用してみてはいかがでしょうか。生活110番は、お客様のご要望をしっかりとお伺いして、もっともよい業者をご紹介しています。

自分で業者を探す手間や複数の業者から見積りを取る過程を省くことができるため、すばやく設置工事に取り掛かることができるでしょう。また、設置工事の前に現地調査をおこない、見積りをお出しするので作業後の追加料金の心配もありません。どの業者にしようか悩んでいる方は、ぜひ生活110番をご利用ください。

まとめ

インターホンの設置は、自分でできるものとそうでないものがあります。まずは既存のインターホンの種類を確認してみましょう。電源プラグ式や乾電池式であれば、自分でも簡単に交換することができます。しかし、熱感知器やガス警報器と連動しているものなどは配線工事が必要になるため、電気工事士の資格が必要です。

資格がないと設置できないので、業者に依頼して設置してもらいましょう。よりよい業者を選ぶためには、資格の有無や豊富な経験、親切な対応がポイントとなります。ご自身の要望に合う業者を見極めて、インターホンの設置工事をまかせましょう。

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