居留守を使うなら、インターホンにこだわりましょう!
一人暮らしの部屋に誰かが訪問してくるケースはあまり多くはありません。ときには新聞勧誘やセールスといった、招かれざる客に遭遇することもあるでしょう。しかし、安易にインターホンを無視して居留守を使っていると、思わぬトラブルに発展してしまうことがあります。
本コラムでは、居留守によって起こりうるトラブルや、防犯性を重視した一人暮らし向けのインターホンについてご紹介します。お住まいの安全を守るためにも、一度インターホンの見直しを考えてみてください。
目次
一人暮らしの場合はインターホンが鳴ったら出るべき?
一人暮らしを始めて最初に戸惑いやすいのが、「インターホンが鳴ったら出るべきかどうか」ではないでしょうか。家族と共に暮らしていたり、ご近所づきあいが活発といった場合を除いて、一人暮らしの部屋に誰かが訪問してくるケースはあまり多くはありません。
ときには強引な新聞勧誘や悪質なセールスといった、トラブルの種になる訪問者が来ることもあるのです。そのため、迂闊に応対したくないと考えている方も多いかと思われます。ついつい居留守を使ってしまうというのも仕方ないところでしょう。
実際のところ、一人暮らしの家のインターホンを鳴らすのは、どんな人が多いのでしょうか。まずは一人暮らしで遭遇しやすい訪問者を以下にまとめました。
出たほうがいい訪問者
●警察の訪問調査
「家に警察が来る」というと物々しいイメージがありますが、心配することはありません。交番勤務の巡査(おまわりさん)はときおり担当地区を巡回して、住民から相談や要望を聞き取る「訪問調査」(巡回連絡)をおこなうことがあるのです。
●ご近所さん
アパートやマンションのお隣さんなどが挨拶に来ることもあります。逆に自分が挨拶に行くこともあるでしょうから、よほど不審な素振りをしていない限りは応対しても問題はないでしょう。ご近所さんと日ごろから信頼関係を築いておくことで、いざというときに助けてもらえるケースもあります。
●配送業者
ネット通販や定期購買、新聞の購読などを活用しているなら、配送業者が荷物をもって訪ねてくることは多いです。自分が呼んだ相手なので当然応対しましょう。
居留守も考えるべき訪問者
●新聞勧誘
新聞販売所によっては、販売員ごとに決められた地区を回って新聞契約の営業をおこなっていることがあります。契約するつもりがないのであれば居留守を使ってしまう手もありますが、はっきりと断らないと何度でも訪問されるかもしれません。
また、販売員のなかには強引に契約を迫る悪質なものもいます。そうした相手に営業の足掛かりを与えないためにも、インターホン越しに拒絶することは重要です。
●宗教勧誘
これも新聞勧誘と同じく、勧誘員が担当地区を巡回して勧誘をおこなっていることがあるようです。入信する予定がないなら居留守を使うか、一度しっかり断っておくのがよいでしょう。
●訪問販売
化粧品や家具などを売り歩く、いわゆる「訪問セールス」です。強引に押し売りしてくる場合もあるため、興味がないのであればドアを開けずにインターホン越しに断りましょう。
●不審者
上記の訪問者に比べると数は少ない傾向にありますが、訪問意図の不明な不審者がインターホンを鳴らすことがあります。関わらないようにするのがベストではありますが、対応次第では犯罪に巻き込まれてしまうケースもあるため要注意です。
不審者相手に居留守を使ってトラブルに発展してしまった事例については、次項で詳しく解説していきます。
上で挙げたとおり、一人暮らしの家のインターホンを鳴らすのは、招かれざる客ばかりというわけではありません。出るべき相手とそうでない相手を判断するには、モニター付きのインターホンなど相手の様子が確認できる設備が重要になります。
居留守を使うかどうかを考えるためにも、一人暮らしの家にインターホンは必須なのです。
居留守を使って恐ろしいことになった事例も!
一人暮らしの家でインターホンを鳴らされた場合、相手の身元が確かでない限りは、うかつに応対しない方がいいかもしれません。しかし、居留守を使うことで逆にトラブルに巻き込まれてしまうといったケースもあります。
空き巣は不在確認のためにインターホンを鳴らす?
留守を狙う空き巣は、家の中に住人がいるかをインターホンで確認します。もし、インターホンにでなければ、「この家には今住人がいない」と思われ、空き巣に入られてしまいます。
そうすると家の中で鉢合わせとなり、最悪の場合襲われて命を落とすおそれもあります。
身の安全のための居留守が、逆に自分自身を危険な目に合わせることになるのです。
そうならないためにも、居留守ではなく必ずインターホンには反応することが大切なのです。玄関をわざわざ開ける必要はないので、声だけでも応答するようにすると、人がいることが十分にわかります。どういったときにも居留守を使うのではなく、自分の身を守るためにも反応することが大切です。
夜間のインターホンは出ておくべき?
一般的に、夜9時以降は就寝している人が増えていく時間帯です。普通の常識があれば、そうした夜間にインターホンを鳴らすことはまずあり得ません。逆に言えばこれは、夜間にも関わらずインターホンが鳴った場合、相応の緊急性があるということを意味しています。
例えば近くで火事があったり、事件が起きていたりすれば、急いで身支度を整えたり警戒を強めなければいけません。身に迫る危険をいち早く察知するためにも、鳴らされたインターホンに応対しておいたほうがよいでしょう。
一方で、本当にただ非常識なだけの訪問者だったり、夜間の空き巣を狙った不審者である可能性もあるのが悩みどころです。こうした場合に適切に対応するためにも、やはりモニター付きのインターホンが役に立つことでしょう。
一人暮らしの人にお勧めのインターホンとは
一人暮らしでインターホンを設置するなら、やはりモニター付きで訪問者の姿が確認できるタイプのものがおすすめです。通話状態にしなくてもモニターに表示できる機種であれば、居留守を使う際にも相手に気取られることなく確認ができます。
インターホンを取り付けるには配線などの工事が大変……という場合には、無線と電池で動く工事不要タイプのものを選ぶのがよいでしょう。配線が必要ないので、好きな位置に簡単に取り付けたり取り外したりすることができます。
インターホンの詳しい種類については過去コラム「住宅用インターホンの種類と特徴、選び方のコツ」も、あわせて参考にしてみてください。
賃貸住宅のインターホンは交換できる?
アパートや賃貸などで一人暮らしの場合インターホンを安易に取り付けることができないかもしれません。きちんと大家さんや管理人さんに許可をとってからではないと、契約違反になってしまい、トラブルのもとになりかねません。
多くの場合は工事させてくれるかと思いますが、退去するときには元に戻すことが必要になるかもしれません。取り外さないといけないのかの確認も必要となります。
まとめ
一人暮らしの家のインターホンを鳴らすのは、おまわりさんや配送業者、近所の人だけでなく、新聞や宗教の勧誘、訪問セールスに空き巣狙いの不審者など実に多種多様です。
招かれざる客に対して居留守は便利な対応ではありますが、場合によっては犯罪に巻き込まれる可能性があるなど、居留守特有のリスクに気を付けなければいけません。
モニター付きのインターホンなど、訪問者の様子を確認できる設備を使って、居留守を使ってもよいかどうかを判断できるようにするのがおすすめです。インターホン選びや取り付けに不安のある場合は、電気工事のプロに相談してみてもよいかもしれません。
インターホン工事・取替を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「インターホン工事・取替」をご覧ください。
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