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「テレビにB-CASカードのエラーが出てきたけど、B-CASカードって何のこと?」
B-CASカードは、テレビを見るのになくてはならないカードです。
テレビは、B-CASカードを差し込むことで地デジやBS/CS放送が見られる仕組みになっているため、B-CASカードに不具合が起きると、エラーが出てテレビが見られなくなってしまうのです。
この記事では、主に以下の内容を解説していきます。
- B-CASカードとは何か
- B-CASカードのエラーが出たときの対処法
- B-CASカードを買い替えたときの取り扱い方法
- 最近の4KテレビはB-CASカードがない
この記事を読めば、テレビ画面のB-CASカードのエラーがすぐになくなり、テレビ番組を再び見られるようになりますよ。
目次
B-CASカードは地デジやBS/CS放送を見るのに必要なカード
B-CASカードは、地デジ放送やBS/CS放送を見るのに必要なカードです。
B-CASカードには、地デジやBS/CS放送の著作権保護を処理する(暗号化された映像を視聴可能にする)機能があり、B-CASカードがないとテレビが見られない仕組みになっています。
B-CASカードは、テレビやレコーダーを購入したときに同封されます。

購入した受信機器によって、同封されているB-CASカードの種類は異なります。
赤色 …… BS・CS・地上 共用カード
青色 …… 地上デジタル専用カード
黄色 …… CATV専用カード など
このように、B-CASカードはテレビを見るのに欠かせないカードです。受信機器を購入したら、B-CASカードは差し込んだままにしておきましょう。
B-CASカードのエラーはカードの抜き差しで直る可能性がある
テレビには、以下のようなエラーが表示されることがあります。
エラーコード | エラーメッセージ |
---|---|
E101 | B-CASカードが未挿入です。 |
E101/EC01 | B-CASカードが読み取れません。 |
E102 | このカードは使用できません。 正しいICカードを装着してください。 |
このようなエラーが表示されたら、B-CASカードを抜き差ししてみてください。
B-CASカードのエラーの原因は接触不良であることが多いため、抜き差しで簡単に直る可能性があります。
以下の手順で、B-CASカードに接触不良が起きていないか確認しましょう。
- テレビからB-CASカードを抜く
- B-CASカードのICチップを掃除する
- B-CASカードをテレビに正しく差し込む
順番に解説していきます。
テレビからB-CASカードを抜く
まずは、テレビ本体の電源を切ってから、B-CASカードを抜きましょう。
B-CASカードが差し込まれている位置は、テレビのメーカーや機種によって異なります。
大体は、テレビの「上部・左側・右側」に差し込まれていますので、確認してみてください。

もしB-CASカードが差し込まれていなかったら、新しく発行する必要があります。詳しくは別章「中古のテレビを購入したらB-CASカードを再発行する」をご確認ください。
B-CASカードのICチップを掃除する
B-CASカードを抜いたら、裏側にある金色の端子部分(ICチップ)をやわらかい布で拭きとりましょう。

この部分に汚れや皮脂がついていると、情報を読み取れなくなることがあります。
B-CASカードをテレビに正しく差し込む
ICチップを掃除したら、B-CASカードを正しく差し込みましょう。

B-CASカードの向きは、基本的に「B-CASカード」の文字の面がテレビの背面側で、矢印が差し込む方向になります。
ただし、B-CASカードが2枚ある場合は、片側のB-CASカードの方向を逆にして差し込むパターンもあります。
例えば、赤色のカード(BS・CS・地上共用)と青色のカード(地上デジタル専用)を両方差し込む機器では、赤色のカードの文字の面をテレビの背面側、青色のカードの文字の面をテレビの前面側に向けて挿入することもあります。
差し込む方向は各メーカーや機種によって異なるため、詳しくは取り扱い説明書を確認してみましょう。
それでもB-CASカードのエラーが消えない場合の最終手段
B-CASカードを抜き差ししてもエラーが消えない場合、「B-CASカード」もしくは「テレビ本体」が故障しているおそれがあります。
他のテレビやレコーダーのB-CASカードを差し込み、テレビが映るかどうか確認してみてください。
他の機器のB-CASカードで映る→ B-CASカードを交換する
他の機器のB-CASカードを差し込んだときにテレビが映ったら、B-CASカードを交換してもらいましょう。
B-CASカードの故障で受信障害が起きているおそれがあります。
B-CASカードの交換手続きは、B-CAS(ビーキャス)のHP「カード故障交換の申請」からおこなってください。
B-CASカードの交換は基本的に無償ですが、不適切な取扱いによる故障や受信機器を購入してから3年以上経っている場合は、2,160円(税込)※かかります。
※2022年5月23日時点。
他の機器のB-CASカードでも映らない→テレビの修理を依頼する
他の機器のB-CASカードを差し込んだときにテレビが映らなかったら、テレビの修理を依頼しましょう。
テレビが故障していて、B-CASカードを認識できていないおそれがあります。
テレビの修理は、各メーカーのHPから依頼できます。
▼各メーカーのテレビの修理に関する相談ページ
メーカーの保証期間内でしたら、無償もしくは割引で修理してもらえます。
ただし、家電量販店で保証期間を延長していて保証期間内に当てはまる場合は、メーカーではなくテレビを購入した家電量販店に修理を依頼しましょう。
テレビを買い替えるときのB-CASカードの取り扱い方
テレビを買い替えることになった場合、B-CASカードはそのまま使えるのか、新しく購入する必要があるのか気になりますよね。
B-CASカードの取り扱いは、新品のテレビを購入したのか、中古のテレビを購入したのかによって異なります。
それぞれのB-CASカードの取り扱いについてご説明します。
新品のテレビを購入したら同封されているB-CASカードを使う
新品のテレビやレコーダーを購入したら、同封されている新しいB-CASカードを使いましょう。
古いB-CASカードを使うと、放送の受信ができなくなる※ことがあるようです。
使わなくなったB-CASカードは、自分で金色の端子部分(ICチップ)を切断して処分するもしくは、B-CAS社に返却してください。
B-CASカードの所有権はB-CAS社にあり、売却や譲渡ができません。自分で処分する際は、人に使われないように金色の端子部分(ICチップ)を切断してください。
ただし、有料放送と契約中のB-CASカードを処分する場合は、新しいB-CASカードの変更手続きをおこなってから処分しましょう。
※参考:B-CAS(ビーキャス)「受信機器を買い替えた場合、以前使用していたB-CASカードをそのまま継続して使用することはできますか?」
中古のテレビを購入したらB-CASカードを再発行する
中古のテレビやレコーダーを購入したら、B-CASカードを再発行しましょう。
中古のテレビやレコーダーには、B-CASカードが入っていないことが多いです。
B-CASカードの所有権はあくまでB-CAS社にあるため、中古のテレビやレコーダーはB-CASカードを抜いた状態で売らないといけません。(※ただし「使用者変更の申請」をした場合はB-CASカードをつけたまま売ることが可能です。)
もし、テレビやレコーダーにB-CASカードが入っていなかったら、B-CAS(ビーキャス)のHP「B-CASカード再発行のお申込み」で再発行の手続きをしましょう。
B-CASカードは2,160円(税込)※で再発行できます。
※2022年5月23日時点。
最近の4KテレビはB-CASカードが入っていない
最近の4Kテレビには、B-CASカードが入っていません。
4K・8K放送では、「ACAS方式」と呼ばれる新しい方式で著作権の保護がされているため、最近の4KテレビにはB-CASカードの代わりにACASチップが受信機器に内蔵されています。
ACASチップは、4K・8K以外にも従来の地デジやBS/CSも受信可能です。反対に、B-CASカードは4K・8Kの放送が受信できません。
ACASチップは自分で差し替えることができないため、もしACASチップが故障したら、受信機器のメーカーに修理を依頼しましょう。
まとめ
B-CASカードは、地デジやBS/CS放送を見るのに必要なカードです。B-CASカードがないと、テレビを見ることができません。
もし、テレビ画面にB-CASカードに関するエラーが出たら、B-CASカードの接触不良が考えられますので、抜き差ししてみましょう。
エラーが消えない場合は、B-CASカードの故障もしくはテレビ本体の故障が考えられます。
B-CASカードが故障していたら、B-CASを交換しましょう。テレビ本体の故障はメーカーもしくは受信機器を購入した家電量販店に修理を依頼してください。
テレビを買い替えることになったら、同封されているB-CASカードを使いましょう。中古のテレビを購入した場合、B-CASカードが入っていなかったら、再発行してください。
最近の4Kテレビは、B-CASカードではなくACASチップが受信機器に内蔵されています。もしACASチップが故障したら、受信機器のメーカーに修理を依頼しましょう。
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